漆黒の復讐者 ―Dark Avenger―

PN.平綾真理

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Episode ― Ⅷ ― 【魔香の仙王】

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 また、夢を見ている――……

 いつも見る過去とは少し違った過去――……

 暗く冷たい地下室――……

 目の前には瀕死の母――……

 「――――――……」

 なにを言ってるか聞き取れない――……

 やがて、その目から光が消えていき――……

 †††

 目を覚ますと、涙が零れていた。
 母の最期……、なにを言ったか思い出せない……
 なにを言っていたんだろうか……?
 クロが思い巡らしていると、突然扉が開く音がした。
 クロは咄嗟に涙を拭い、扉の方を見やる。
 そこには道化師オーギュストの姿があった。
 オーギュストは、大慌てでクロに駆け寄ると、早口で捲し立てる。
 「クロ様!! 大丈夫でございますか!? どこか御怪我などはございませんか? 私、心配で心配で……」
 と、勢いよく捲し立てているオーギュストの赤鼻にクロは銃口を突きつけて、ひとこと言い放つ。
 「煩い、黙れ」
 オーギュストは自分の心配が杞憂だったことを知ると、安堵のため息をついた。
 そんなオーギュストを横目にクロは立ち上がり、コートの埃を軽く払う。
 そして、オーギュストが入ってきた扉から出て行こうとしたとき、オーギュストに呼び止められる。
 「クロ様、どちらに行かれるのですか?」
 クロはオーギュストの問いに答える。
 「残りの悪魔を倒しに行くんだよ」
 すると、オーギュストが告げる。
 「おこがましいですが、他の砦に行くことはできません」
 そんなオーギュストの発言に、クロは銃口をオーギュストに向けて訊ねる。
 「どういう意味だ?」
 すると、オーギュストは丁寧にクロに説明しだした。
 「まず初めに、クロ様がここで戦っている間に、外の霧が先刻よりも一層濃くなっておりまして、もはや地上からでは霧のせいで道に迷ってしまい他の場所に辿り着くことは困難になっております」
 「故に、この霧を発生させている悪魔レオナールの下に辿り着くことは、十発十中無理でございましょう」
 オーギュストの説明を聞いていて、クロは一つ疑問を抱き、オーギュストに訊ねる。
 「お前はどうやって辿?」
 その問いにオーギュストはニヤリと口の端を歪ませて答える。
 「その答えはにございます」
 そう言うとオーギュストの身体が風船のように膨らみだし、そして、破裂した。
 クロは急いで、北東の砦の外に出る。
 すると、1機の気球が止まっており、その脇にはオーギュストが一礼して待っていた。
 「お待ちしておりました」
 クロは得心が行くと同時に、理解した。
 「これで、北東の砦ここまで来たってことだな?」
 「そして、これで南西の砦まで行くって算段だな?」
 オーギュストは、またもやニヤリと口の端を歪ませて答える。
 「That’s exactly rightその通りでございます!!」
 そう言うと、オーギュストは気球を膨らませ、クロはそれに乗り込んだ。

 †††

 上空から島を見ると、濃霧が島を覆い尽くしていた。
 その光景はまさしく雲海、しかし、今のクロにそれを愉しむ余裕などはなかった。
 今のクロは、残り2体の悪魔を倒し、ヴァイスとの再戦しか考えていなかった。
 そんなクロにオーギュストが尋ねる。
 「失礼ながら、質問を一つしても宜しいでしょうか?」
 その問いに対して素っ気無くクロは「なんだ」と答える。
 オーギュストは軽くクロに一礼して、クロに質問する。
 「では、質問なのですが、貴方は、ヴァイス様を殺害したのち、どう生きていく御積もりなのでしょうか?」
 クロは質問の意味が分からず、聞き返す。
 「それは、どういう意味だ?」
 「いえですね。貴方が復讐したのち、その後なにを目的として生きていくのかな、と思いまして。ほんの興味心でございます故」
 クロは暫し考える。
 ヴァイスに復讐した後のことを考える。
 しかし、なにも思いつかない。
 十数年間ヴァイスに復讐することだけを目的に生きてきたが故、復讐した後のことを考えてはいなかった。
 それ故、クロはオーギュストの質問に答えることが出来ず、只々、思いを巡らすばかりであった。
 そんなクロにオーギュストは助言をする。
 「復讐を完遂するということは、その者の今までの人生の旅路の終わり……、目的の終着点。故に復讐を果たした者の末路は決まって悲惨なものです……」
 「ある者は堕落し、またある者は死を選ぶ……」
 「復讐を完遂した後にある未来は暗いものです……」
 そんなオーギュストの話を黙って聞いているうちに気球は目的地の南西の砦の上空に着いていた。
 クロはオーギュストに素っ気ない言葉で「ご忠告、どうも」と言うと、気球から飛び降りた。
 そんなクロにオーギュストは、「Good Luck……」と呟いた。

 †††

 気球から飛び降りたクロは濃霧の中を下降し、そして、無傷で南西の砦の入り口前へと着地した。
 砦の扉を開け中に入るも、中は真っ暗だったが、暫くすると、突如として壁に掛かっていた松明に点々と紫色の火が灯った。
 そして、その奥には、三本角の雄山羊の頭をもち、背には黒い翼を生やした。半獣人の悪魔が暗鬱な部屋の玉座に鎮座していた。
 クロは双銃を構えて雄山羊の半獣人の悪魔に問う。

 「お前がレオナール……」

 「如何にも小生がこの砦の主である。」

 クロは双銃をレオナールに向けながら、無愛想に告げる。

 「お前を殺しに来た」

 「カカ、カッカッカ、そうか、そうか、小生を殺しに来たか……。実に……実に面白い冗談だ」

 そう笑いながら言うと、玉座に座したまま、翼を広げた。
 クロはレオナールの余裕の態度に表情には出してないが、内心では警戒心で満ちていた。

 「カッカッカ、人の子よ、そうするでない」

 レオナールのその一言でクロは焦る。
 表情には出してないのにも拘らず、心の内を読まれたことに戸惑っていた。

 「カッカッカ、やはり人間は愉快だのぅ、一度考えを当てられたぐらいでそうでない」

 二度ふたたび、心の内を読まれ焦るクロ。
 それに対して余裕のレオナール。

 「また当てられて、?」

 三度みたび、心の内を読まれ疑惑が確信へと変わった。

 コイツは、

 そして、同時にクロは思う。拙いと……

 心を読まれると言うことは、自身の攻撃が総て読まれているということに違いない。とクロは考えていた。
 故に、クロは双銃を構えつつも攻撃に移れずにいた。
 対して、レオナールは相変わらず余裕な態度で玉座に座し、クロの出方を窺っていた。
 時間にして約1分ほどの膠着状態。
 そんな、膠着状態は唐突に破られた。
 それは、ほんの一瞬だった……。不意に目蓋まぶたが重くなりクロがまばたきをした一瞬だった。
 クロが目を開けたとき、驚愕した。
 そこには、目を閉じる前の暗鬱とした部屋ではなく、優しい日差しが降り注ぎ、色とりどりの草花が芽吹く風景が広がっていた。
 あまりにも唐突で衝撃的な展開に、クロは驚きを隠せずにいた。
 クロは、何が起きたのか判らず現状把握に努めていた。
 そんなときだった……。

 「……――クロ」

 背後から掛けられた声で、考えが吹っ飛び頭の中が真っ白になるクロ。
 恐る恐る声の主の方を振り向くクロ。
 そこに居たのは……、クロの母親マリアだった。
 その瞬間、10年前の記憶がクロの脳裏を駆け巡った。
 そして、クロは思った。

 これは……、幻だ……。

 クロは双銃を強く握るが、構えることが出来ないでいた。
 そう、金縛りにあったかのように動けないでいた。
 その様は、まるで蝋人形の如く、クロは固まったまま動けずにいた。
 幻だと判っているが、自身の母親に双銃を向けることが出来ないでいた。

 「……――クロ」

 その声が少しづつ近付く度に……、クロの身体から力が抜けていくのが分かった。
 だが、クロはなんとか気力を振り絞り、銃口をそれに向けた。
 しかし、いや、やはりというべきだろう、クロは幻の母親に銃口を向けるも引き金を引けないでいた。
 その微笑みを見る度に呼吸が乱れ、胸が軋むように痛み、身体が震え、目頭が熱くなる。
 そして……、それはクロの眼前まで来ると、クロの首に手を掛けた。

 「が……ッ!?」

 それに首を絞められるクロ。
 幻と分かっていても、母親を撃つことが出来ない。
 やがて、クロの意識は闇へと落ちかけていた。
 そんなとき、無意識にクロの脳裏に母の最期がよぎった。

 『――強く……生きて……』

 その瞬間、クロの落ちかけていた意識が戻った。

 「……ざけんてんじゃ……ねぇぞ! テメェエエエエ!!」

 そして、クロは叫ぶと自身の脚を撃ち抜いた。
 自身の脚を撃ち抜いたことにより幻が消えていく……、幻想が現実へと塗り替わっていく。
 そうして、我へと返ったクロは自身の首を絞めている幻想の母を突き飛ばした。

 「ハァ……、ハァ……、ざけるなよ……、ふざけてんじゃねぇぞ! テメェ!! なに、胸糞悪いもん見せやがって! ぶっ殺すぞ!!」

 いまだ、息も乱れながらもクロは怒り任せに叫んだ。
 そして、レオナールに言い放つ。

 「来いよ! 三流悪魔!! テメェだけは塵も残さず焼き払ってやるよ!!」

 †††

 レオナールは、驚愕した。
 まさか、幻覚から目覚めるために自身の脚を撃つとは思わなかった。
 それ以上に驚いたのは、それがレオナールの術中に嵌っていたのにもかかわらず、土壇場で怒り、意識を取り戻したことに驚愕し、悲しんだ。

 「悲しいなぁ……、本当は、逝きたいんだろ……?」


 †††

 レオナールの声が響く暗鬱な空間でクロは憤怒していた。
 この悪魔だけは何があっても〝殺す〟と、そう心に決めた。
 クロは全神経を総動員させ、警戒する。
 後ろから靴音が聞こえ、振り返る。
 すると、そこに立っていたのは、クロ自身だった。
 クロが驚いているとレオナールの声が部屋中に響く。

 『本当は逝きたいのに、なぜ抗うのだ……?』

 クロは直ぐ様、双銃に、黒炎を纏わせると自身の幻影に斬りかかる。
 すると、幻影もまた、双銃に黒炎を纏わせるとクロの攻撃と一寸違わず、同じ速度でクロに斬りかかる。
 ガキンと、激しく打ちつけ合う金属の衝撃音。
 睨み合うクロと幻影。
 すると、幻影が口を開く。

 「本当は、母さんと一緒に逝きたかったんだろ?」

 幻影が力を込めてクロを後ろへ吹き飛ばし、さらに捲し立てる。

 「あのまま死を受け入れれば楽になれたのに!! おまえは、なぜ拒んだんだ!? 答えろ!!」

 クロは静かに、しかし、怒りを込めた声で答える。

 「そんなの決まってんだろ……、アイツに……、ヴァイスに……、あの世で母さんに、詫び入れさせるためだ、よッ!!」

 今度はクロが幻影を弾き飛ばす。

 「おまえなら分かるだろ、確かに母さんと一緒に逝きたかった……、だが……、それと同じぐらいアイツが……ヴァイスが許せないってことを!!」

 クロは渾身の一撃を放つとともに叫ぶ。
 自分自身に心の内を叫ぶ。

 その光景を見ていたレオナールは、酷く戸惑い、困惑し、悲しんだ。
 「なぜ、苦しみを選ぶのだ……? 本当は、母のもとに逝きたいんだろう……。それが、オマエの幸せだろう……? なのになぜ、怒りを抱いて生きようとする。辛いだろう、苦しいだろう、死んで楽になりたいだろうに、訳が分からない……」
 至極簡単なことだというのに。
 そう、想うだけで小生の幻術で、母の許に逝けるというのに。
 どのようにすれば、この人の子を〝生きる〟という苦しみから解放してやれるのかを魔香の仙王は考えている。

 その思念はクロのもとにも流れていた。
 
 「確かに、生きることは辛い」
 「だがな――」

 幻影の繰り出した斬撃を弾き返して、クロはレオナールに向けて言い放つ。

 「所詮はきりや煙の類だ。言葉に重さが無いんだよ。俺を苦しみから解放するっていうのなら、おまえみずから来い――レオナール!!」

 暗い空間の四方八方に怒声はむなしく響き渡るばかりで、レオナールには響かない。
 其ればかりか、幻影のクロの攻撃がより苛烈にクロを攻め立てる。

 「やっぱり、おまえは死にたがってるじゃないか! どんな啖呵を切ろうとも、どんな高尚な御題目を並べようとも、生きることが辛いんだろ? 苦しんだろ?」

 幻影の首を刈り取る勢いの回し蹴りがクロを襲う。
 クロはそれを両腕で防ぐが後ろに大きく吹き飛ばされる。
 吹き飛ばされながらもクロは叫ぶ。

 「否定してないからと言って、話を飛躍するな! 確かに死にたかったという気持ちに嘘はないし、今も僅かだが思っている……」 

 クロの言葉を聞いて、幻影がより苛烈に攻め立てる。 

 「だったら! なぜ、おまえは生きようと足掻いている!? 死にたいんだろ? 生きるのは辛いんだろ? じゃあ、俺がおまえ殺して救ってやるよ!!」

 幻影の攻撃をギリギリ、紙一重で防いでいるクロ。
 その身体には、幻影によって創られた無数の創傷が出来ていた。
 血飛沫が飛び、肉が抉れ、骨が軋んでいる。
 攻撃のほとんどがクロに集中していて今にも押し切られようとしてるのが分かる。
 幻影の攻撃を防ぎながら、クロはそれを冷静に受け止めていた。

 「それでも――」 

 だからこそ、今、ここでクロは自分自身に問い質した。

 「本当に死にたいのか、そう思っているのかおまえはッ!?」

 そうではないと、違うはずだと、何者よりもクロは自分を信じている。

 「確かに、母さんと逝きたかった……」

 クロ自身その気持ちに今も嘘はなく、今も優しかった母を想っている。
 今このときも死にたいと僅かばかりに思っている。その証明が目の前のクロおのれ自身。
 クロは分かっている。生きるのは辛く、苦しいものだと、どれほど足掻いても母は帰ってこないことなんて。

 「そうだ。俺は今もこの時も死にたいと思っている。だから俺がお前殺して救ってやるんだ」

 「違う――それは、おまえの本心じゃない!」

 双銃を弾き返し、額突き付け、叩きつけて至近距離から己を見る。
 死んだような眼。絶望に満ちた貌。これも間違いなく自分だと強く自分に言い聞かせ――

 「母さんの最期を思い出せ、『強く生きて』と! 確かに母さんはもう帰ってこない、だけど――想い、忘れなければ、母さんはいつもおまえの傍にいる! 詭弁じゃない! 気休めでもない……!」

 ましてや、幻想ではない真実。

 「だから俺は、生きようと思ったんだろう! 想い馳せれば寂しい、今歩んでいる道は辛く険しいかもしれない。だけど、それでも、おまえは、まだ前に進むことが出来るだろう」

 幻影に微笑み、手を差し出すクロ。

 「悲しいなぁ……」

 魔香の仙王レオナールは、その結末を許容することが出来なかった。
 故に――

 「オマエは救わるべきだ」

 レオナールが紫煙を吹きかけクロがそれに触れた瞬間。

 「がっ――!?」

 まるで、脳を直接鷲掴みにされたような、目の前が砂嵐にかき消される感覚が駆け巡り、意識を呑み込もうとした。

 「見つけたぞ、三流悪魔」

 だが、クロは笑みを浮かべ、虚空に銃口を突き付ける。

 「冥土の土産に教えといてやるよ。ド三流……、攻撃するときはなぁ……、基本、防御が疎かになるんだ……よッ!!」

 クロは極大の黒炎を双銃から放った。
 紫煙を裂き、霧を穿ち、地獄の業火が轟音を上げながら飛翔する。

 「――――」

 玉座に座していたレオナールは、ただ呆然としていた。
 自身に何が起きたのか理解できず、ただ燃え盛る身体を見ている。

 「……なんだ、これは?」

 限界を迎え、膝から崩れたクロは勝利を確信した声で告げた。

 「終わりだ、レオナール……これで……俺の、勝ち、だ」

 そして瞬間、レオナールは紫煙となって霧散していった。
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