17 / 40
16話
しおりを挟む
その後、先輩がもう一度遊びましょ!というのでまた滑る。
すると先輩がもう一回!と言う。
「せ、先輩!?またですか!?」
だめかしら…とすごく悲しそうな顔をする先輩。
よほど気に入ったのかなと思い、いいですよ!と言うと先輩が今度はすごく嬉しそうにする。
私は怖がったり、悲しそうにしたり、嬉しそうにしたり、いつもの生徒会で見る凛々しい先輩とは違った部分が見れて、なんだか嬉しかった。
そうして、何度目か滑り終えると先輩が満足したようなので、練習していた真白達の元へと向かった。
三人はまだ練習していたみたいで、こちらに気づくと練習を止めた。
「王子様…!楓先輩…!私少しだけど泳げるようになりました…!見てほしいです…!」
泳げるようになったのが相当嬉しかったのか、両手でガッツポーズをしながら言う真白さん。
「真白さんすごいねぇ!見せて見せてー!」
「ええ!是非見たいわ!」
私と先輩がそう言うと、嬉しそうに練習の成果を披露しようとしてくれた。
そんな真白さんを見守る。
「ゆっきーすっごい頑張ったんだよー!初めは潜るのも怖がっててね」
「そうそう!でもみんなと一緒に遊びたいからって!」
朝日と漆原さんが嬉しそうに言った。
それを聞き、私と先輩が真白さんがんばれ!と応援する。
真白さんが緊張しながら、はい…!がんばります…!と返事をすると、プールに顔をつけ泳ぎ出す。
手を前で重ね、バタ足で泳ぐ真白さん。
大体10Mほどを泳いだところで足を着き止まる。
全員で拍手をし、私はプールの中に入ると真白さんの近くに行き、頑張ったねと頭を撫でてあげた。
すると真白さんは頭を撫でられ嬉しそうにしていたのだけど、急にガクッと崩れそうになる。
私が咄嗟に支えてあげると真白さんが言う。
「ご、ごめんなさい…。安心したら力が抜けちゃって…」
「ううん。私が支えるから一緒に上がろ」
「あ、ありがとうございます…。やっぱり素敵です…」
そう言い私の腰に腕を回し、歩き出そうとしたのだけど…。
「お、王子様…。あの…ですね…」
どうしたのかなと思い、真白さんの方を向くと、なんだか恥ずかしそうにしている。
「その…ですね…」
どうしたんだろう…。
「王子様の手が…」
私の手がなんだろうと、見てみるとやっと気づいた…。
咄嗟に支えた私の手が、真白さんの…胸に置かれていることに…。
私はすぐに腰の辺りに手を移すと真っ赤になりながら謝った。
「い、いえ…気にしないでください…!それに王子様なら…いいですよ…」
真白さんが頬を赤く染めながら言った。
そんな真白さんの言葉に動揺しながらも、なんとかプールから上がると、三人が真白さん大丈夫!?と言う。
真白さんが少し疲れたみたいで…と言うと休憩することに決まった。
その後、朝日から二人共顔が赤いけど、どうしたの?と聞かれたけど、なんでもないです…としか答えられなかった…。
うぅ…。
気づかなかったんだもん…。
真白さんごめんね…。
でも、私より少し大きかったよ…。
うぅ…。
すると先輩がもう一回!と言う。
「せ、先輩!?またですか!?」
だめかしら…とすごく悲しそうな顔をする先輩。
よほど気に入ったのかなと思い、いいですよ!と言うと先輩が今度はすごく嬉しそうにする。
私は怖がったり、悲しそうにしたり、嬉しそうにしたり、いつもの生徒会で見る凛々しい先輩とは違った部分が見れて、なんだか嬉しかった。
そうして、何度目か滑り終えると先輩が満足したようなので、練習していた真白達の元へと向かった。
三人はまだ練習していたみたいで、こちらに気づくと練習を止めた。
「王子様…!楓先輩…!私少しだけど泳げるようになりました…!見てほしいです…!」
泳げるようになったのが相当嬉しかったのか、両手でガッツポーズをしながら言う真白さん。
「真白さんすごいねぇ!見せて見せてー!」
「ええ!是非見たいわ!」
私と先輩がそう言うと、嬉しそうに練習の成果を披露しようとしてくれた。
そんな真白さんを見守る。
「ゆっきーすっごい頑張ったんだよー!初めは潜るのも怖がっててね」
「そうそう!でもみんなと一緒に遊びたいからって!」
朝日と漆原さんが嬉しそうに言った。
それを聞き、私と先輩が真白さんがんばれ!と応援する。
真白さんが緊張しながら、はい…!がんばります…!と返事をすると、プールに顔をつけ泳ぎ出す。
手を前で重ね、バタ足で泳ぐ真白さん。
大体10Mほどを泳いだところで足を着き止まる。
全員で拍手をし、私はプールの中に入ると真白さんの近くに行き、頑張ったねと頭を撫でてあげた。
すると真白さんは頭を撫でられ嬉しそうにしていたのだけど、急にガクッと崩れそうになる。
私が咄嗟に支えてあげると真白さんが言う。
「ご、ごめんなさい…。安心したら力が抜けちゃって…」
「ううん。私が支えるから一緒に上がろ」
「あ、ありがとうございます…。やっぱり素敵です…」
そう言い私の腰に腕を回し、歩き出そうとしたのだけど…。
「お、王子様…。あの…ですね…」
どうしたのかなと思い、真白さんの方を向くと、なんだか恥ずかしそうにしている。
「その…ですね…」
どうしたんだろう…。
「王子様の手が…」
私の手がなんだろうと、見てみるとやっと気づいた…。
咄嗟に支えた私の手が、真白さんの…胸に置かれていることに…。
私はすぐに腰の辺りに手を移すと真っ赤になりながら謝った。
「い、いえ…気にしないでください…!それに王子様なら…いいですよ…」
真白さんが頬を赤く染めながら言った。
そんな真白さんの言葉に動揺しながらも、なんとかプールから上がると、三人が真白さん大丈夫!?と言う。
真白さんが少し疲れたみたいで…と言うと休憩することに決まった。
その後、朝日から二人共顔が赤いけど、どうしたの?と聞かれたけど、なんでもないです…としか答えられなかった…。
うぅ…。
気づかなかったんだもん…。
真白さんごめんね…。
でも、私より少し大きかったよ…。
うぅ…。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
【完結】【R18百合】会社のゆるふわ後輩女子に抱かれました
千鶴田ルト
恋愛
本編完結済み。細々と特別編を書いていくかもしれません。
レズビアンの月岡美波が起きると、会社の後輩女子の桜庭ハルナと共にベッドで寝ていた。
一体何があったのか? 桜庭ハルナはどういうつもりなのか? 月岡美波はどんな選択をするのか?
おすすめシチュエーション
・後輩に振り回される先輩
・先輩が大好きな後輩
続きは「会社のシゴデキ先輩女子と付き合っています」にて掲載しています。
だいぶ毛色が変わるのでシーズン2として別作品で登録することにしました。
読んでやってくれると幸いです。
「会社のシゴデキ先輩女子と付き合っています」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/759377035/615873195
※タイトル画像はAI生成です
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
【完結】【R18百合】女子寮ルームメイトに夜な夜なおっぱいを吸われています。
千鶴田ルト
恋愛
本編完結済み。細々と特別編を書いていくかもしれません。
風月学園女子寮。
私――舞鶴ミサが夜中に目を覚ますと、ルームメイトの藤咲ひなたが私の胸を…!
R-18ですが、いわゆる本番行為はなく、ひたすらおっぱいばかり攻めるガールズラブ小説です。
おすすめする人
・百合/GL/ガールズラブが好きな人
・ひたすらおっぱいを攻める描写が好きな人
・起きないように寝込みを襲うドキドキが好きな人
※タイトル画像はAI生成ですが、キャラクターデザインのイメージは合っています。
※私の小説に関しては誤字等あったら指摘してもらえると嬉しいです。(他の方の場合はわからないですが)
(R18) 女子水泳部の恋愛事情(水中エッチ)
花音
恋愛
この春、高校生になり水泳部に入部した1年生の岡田彩香(おかだあやか)
3年生で部長の天野佳澄(あまのかすみ)
水泳部に入部したことで出会った2人は日々濃密な時間を過ごしていくことになる。
登場人物
彩香(あやか)…おっとりした性格のゆるふわ系1年生。部活が終わった後の練習に参加し、部長の佳澄に指導してもらっている内にかっこよさに惹かれて告白して付き合い始める。
佳澄(かすみ)…3年生で水泳部の部長。長めの黒髪と凛とした佇まいが特徴。部活中は厳しいが面倒見はいい。普段からは想像できないが女の子が悶えている姿に興奮する。
絵里(えり)…彩香の幼馴染でショートカットの活発な女の子。身体能力が高く泳ぎが早くて肺活量も高い。女子にモテるが、自分と真逆の詩織のことが気になり、話しかけ続け最終的に付き合い始める。虐められるのが大好きなドM少女。
詩織(しおり)…おっとりとした性格で、水泳部内では大人しい1年生の少女。これといって特徴が無かった自分のことを好きと言ってくれた絵里に答え付き合い始める。大好きな絵里がドMだったため、それに付き合っている内にSに目覚める。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる