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15話
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水着審査が無事?終わり準備運動を済ませると、真白さんが申し訳なさそうに言う。
「あ、あの…実は私泳げなくて…」
それを聞いていた漆原さんと朝日が真白さんに言う。
「あ!それなら私がゆっきーに泳ぎ教えるよー!」
「私も教えるねー!」
「い、いいんですか…!?」
「うんうん!全然いいよー!」
「夏海先輩…朝日先輩…!よろしくお願いします…!」
それなら私も、と言おうとすると朝日が、かずきは楓先輩と先に遊んでてと言う。
そして、三人が先輩に、頑張ってください!と言うと練習へと向かった。
私は、これから頑張るのは三人の方じゃないの?と思ったけど先輩はわかったみたいで、あらあら…あの子達ったら…と言っていた。
先輩に聞いてみたけど、あの子達が優しい子だってことよ、と言ってはぐらかされる。
とりあえず今は気にせず先輩と遊ぼうと思う。
「それじゃあ先輩!どこから行きますか?」
「んーそうね。あ!あれにしましょうか!」
先輩が指差す方を見るとウォータースライダーがあった。
私はいいですね!と言い先輩と一緒にウォータースライダーへと向かった。
一番上まで着くと結構な高さがありお互い感想を言う。
「せ、先輩…結構高いですねぇ…」
「そうねぇ…わたくしも初めてだから…なかなか怖いわね」
「先輩も初めてなんですか?」
「そうなの。お父様のお仕事で一緒に見て回ったことはあるけど、このスパリゾートで遊ぶのは初めてなのよ」
「それじゃあ一緒に初めてを楽しめますね!」
「ええ!そうね!」
それから覚悟を決めると従業員の人が説明をしてくれる。
どうやら二人乗りで滑ることも出来るみたいなので先輩と一緒に滑ることにし、私が前に乗り、先輩が後ろにが座る。
そして、これからウォータースライダーのあまりの高さからドキドキする以上にドキドキすることになるのだった…。
「せ、先輩…あのぉ…」
「あら?どうしたの?」
後ろから私を抱きしめている先輩が不思議そうにする。
「先輩の胸が…」
「ふふ…気にしないでいいのよ?」
先輩の胸の感触が私の背中に直に伝わってくる。
「気にしないでいいと言われても…」
「あら?照れているの?」
そう言い先輩がさらに身体を密着させる。
すると、私はドキドキしていたのがさらに強くなる。
「せ、先輩…そんなに密着しないでくださいぃ…」
「そんなに意識しちゃって…ほんとえっちなんだからぁ」
「ち、違いますよぉ…いじわるしないでくださいよぉ」
ほんとかわいいのね、と耳元でささやかれ、ますますドキドキしてくる。
うぅ…恥ずかしいよぉ…。
柔らかいよぉ…。
「せ、先輩…そろそろスタートしましょ!」
私は耐えきれず提案するのだけど、先輩はなにも言わない。
あれ?先輩少し震えている?
「先輩?」
「え、えぇ…いいわよ…」
私は気になり一度先輩と立ち上がり乗り物から降りる。
「もしかして…怖いんですか…?」
「だ、大丈夫よ!こ、怖くなんてないわ!」
やっぱり怖いみたいで震えていた。
さっきのいじわるも怖さを誤魔化す為でもあったみたい。
そんな、先輩の手を握る。
すると、安心したみたいで少し震えが収まってきていたが、このままだと心配なので、やっぱりやめましょうと提案する。
「ううん。やめないわ。あなたと一緒に楽しみたいの」
真剣な顔で先輩が言った。
でも…と言いかけると、少しだけこうさせて…と先輩に抱きしめられた。
普段の私ならここで動揺するけど、先輩が安心出来ればと思い、私も先輩の腰に腕を回す。
そうして先輩と、しばらく抱き合う。
すると先輩の震えも収まり、覚悟も決まったようで、一緒に滑ることにした。
初めは怖かったけど滑っているうちに段々と楽しくなってきた。
そして、下まで滑り終わると先輩に感想を言う。
「先輩!怖かったけど楽しかったですね!」
「えぇ。あなたのおかげで楽しかったわ」
先輩がありがとう、と言い私の頬にキスをする。
突然のことで私は動揺したけど、先輩も楽しめて本当に良かったと思い、微笑んでいた。
「あ、あの…実は私泳げなくて…」
それを聞いていた漆原さんと朝日が真白さんに言う。
「あ!それなら私がゆっきーに泳ぎ教えるよー!」
「私も教えるねー!」
「い、いいんですか…!?」
「うんうん!全然いいよー!」
「夏海先輩…朝日先輩…!よろしくお願いします…!」
それなら私も、と言おうとすると朝日が、かずきは楓先輩と先に遊んでてと言う。
そして、三人が先輩に、頑張ってください!と言うと練習へと向かった。
私は、これから頑張るのは三人の方じゃないの?と思ったけど先輩はわかったみたいで、あらあら…あの子達ったら…と言っていた。
先輩に聞いてみたけど、あの子達が優しい子だってことよ、と言ってはぐらかされる。
とりあえず今は気にせず先輩と遊ぼうと思う。
「それじゃあ先輩!どこから行きますか?」
「んーそうね。あ!あれにしましょうか!」
先輩が指差す方を見るとウォータースライダーがあった。
私はいいですね!と言い先輩と一緒にウォータースライダーへと向かった。
一番上まで着くと結構な高さがありお互い感想を言う。
「せ、先輩…結構高いですねぇ…」
「そうねぇ…わたくしも初めてだから…なかなか怖いわね」
「先輩も初めてなんですか?」
「そうなの。お父様のお仕事で一緒に見て回ったことはあるけど、このスパリゾートで遊ぶのは初めてなのよ」
「それじゃあ一緒に初めてを楽しめますね!」
「ええ!そうね!」
それから覚悟を決めると従業員の人が説明をしてくれる。
どうやら二人乗りで滑ることも出来るみたいなので先輩と一緒に滑ることにし、私が前に乗り、先輩が後ろにが座る。
そして、これからウォータースライダーのあまりの高さからドキドキする以上にドキドキすることになるのだった…。
「せ、先輩…あのぉ…」
「あら?どうしたの?」
後ろから私を抱きしめている先輩が不思議そうにする。
「先輩の胸が…」
「ふふ…気にしないでいいのよ?」
先輩の胸の感触が私の背中に直に伝わってくる。
「気にしないでいいと言われても…」
「あら?照れているの?」
そう言い先輩がさらに身体を密着させる。
すると、私はドキドキしていたのがさらに強くなる。
「せ、先輩…そんなに密着しないでくださいぃ…」
「そんなに意識しちゃって…ほんとえっちなんだからぁ」
「ち、違いますよぉ…いじわるしないでくださいよぉ」
ほんとかわいいのね、と耳元でささやかれ、ますますドキドキしてくる。
うぅ…恥ずかしいよぉ…。
柔らかいよぉ…。
「せ、先輩…そろそろスタートしましょ!」
私は耐えきれず提案するのだけど、先輩はなにも言わない。
あれ?先輩少し震えている?
「先輩?」
「え、えぇ…いいわよ…」
私は気になり一度先輩と立ち上がり乗り物から降りる。
「もしかして…怖いんですか…?」
「だ、大丈夫よ!こ、怖くなんてないわ!」
やっぱり怖いみたいで震えていた。
さっきのいじわるも怖さを誤魔化す為でもあったみたい。
そんな、先輩の手を握る。
すると、安心したみたいで少し震えが収まってきていたが、このままだと心配なので、やっぱりやめましょうと提案する。
「ううん。やめないわ。あなたと一緒に楽しみたいの」
真剣な顔で先輩が言った。
でも…と言いかけると、少しだけこうさせて…と先輩に抱きしめられた。
普段の私ならここで動揺するけど、先輩が安心出来ればと思い、私も先輩の腰に腕を回す。
そうして先輩と、しばらく抱き合う。
すると先輩の震えも収まり、覚悟も決まったようで、一緒に滑ることにした。
初めは怖かったけど滑っているうちに段々と楽しくなってきた。
そして、下まで滑り終わると先輩に感想を言う。
「先輩!怖かったけど楽しかったですね!」
「えぇ。あなたのおかげで楽しかったわ」
先輩がありがとう、と言い私の頬にキスをする。
突然のことで私は動揺したけど、先輩も楽しめて本当に良かったと思い、微笑んでいた。
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