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1章
*8の続き
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※R-18は読まなくてもストーリーには影響しません。苦手な方は飛ばしてください
反応した自身の昂りが信じられなく、魔王様は恥ずかしさで、顔は衣以上の赤さになった。
「レイリン、私もこんな風になってしまった」
青年は魔王様の手を自分の昂りへと導いた。他人のものに触れたこともない魔王様は、その熱さに火傷しそうになった。
「ランシュエ!」
羞恥で頭が一杯になり、手を勢いよく離した。
「大丈夫だよ、レイリンがして欲しくないことはしない。ただ、少し楽にしてあげるだけ」
楽にする?何をどうするんだ?魔王様は知識としてもちろん知っていたが、今まで色恋沙汰に全く関心がなかった為、試したこともなかった。
「1人で処理するので結構です」
「何故?私のせいで、こんなになったのだから、責任を持つべきだ」
青年は魔王様の腰帯を緩めて、ズボンの中に手を忍ばせてきた。
魔王様は僅かな好奇心で一瞬反応が遅れた。
「駄目です!」
両腕を使って青年を横へ跳ね除けた。
冷静になって落ち着けば元通りになるはずだと、魔王様は息を整えた。
「そう?残念。でも嫌じゃないんだ?」
青年は妖艶な笑みを浮かべた。
魔王様はその姿に胸が高鳴り、昂りは収まるどころか主張を強くした。
この青年は自分を弄び、楽しんでいる。そう思うと徐々に憎らしくも見えてきた。だがその青年の昂りも落ち着いてはいなかった。
そこで魔王様の、やられたらやり返す精神が発動してしまった。
「それなら私がします」
やったことも無いのに勢いだけで言ってしまったと、魔王様は直ぐに後悔した。
これには青年も驚き、嬉しそうに笑った。
「触ってくれるの?」
「………」
「レイリン?」
「その……どう触ったら良いんですか?」
自分で言ってしまったことは実行するべきだ、そして分からないのであれば恥を忍んで聞くしかなかった。
青年は笑いを堪えながら言った。
「良いよ。私が教えるから、レイリンも自分のを触ったら良い」
どういうことか分からなかったが、青年は魔王様を横向きに寝かせると、自分は自身のモノを露わにして、魔王様と向かい合わせで横になった。
魔王様の右手を自身のモノへ、左手を魔王様のモノへと導く。魔王様の右手の上から左手を重ね、上下に緩く扱いた。
魔王様はどうして良いか分からず、されるがままになってしまった。
「ほら、左手を動かして」
自分のを自分で上下に動かせと言うのか?魔王様は青年のを触っている右手同様に、左手も動かし始めた。
昂りへの刺激は今まで感じたことのない物で、魔王様の腰がピクリと跳ねた。
「気持ちいい?」
直接的な言葉に、魔王様はパッと瞼を上げて青年に言い返そうとしたが、青年の顔も火照り息を荒くしていた。
「ランシュエも、気持ちいいのですか?」
「もちろん」
2人の吐息が混じり合い、魔王様は夢中で両手を動かし続けた。魔王様はどこを見ていいのか分からず、そのまま青年の蒼玉を見つめ返した。
青年は腰を魔王様に当て、お互いの昂りが重なるようにした。魔王様は悔しいが、大きさで負けていた。
「少し強く握って、速く動かして」
右手の、青年をモノ握っている方の手が強くなった。魔王様は言われるがままに左手も強くして上下に動かし、速くした。
刺激が強くなり、魔王様は目をグッと閉じて込み上げてくる物を我慢しようとした。
「そのまま出して」
魔王様のモノに青年は手を伸ばし、一気に刺激を増やした。
「はっ……はぁっ!……っ!」
魔王様が果てたと時、青年も自分のモノを強く扱いて果てた。
「ん……っ」
青年も吐息を漏らし、肩を上下させていた。
数十秒、2人は何も言わず、気まずい空気の中どうするか悩んだ。
魔王様は快楽から解放され、恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだった。
「あの、ランシュエ……」
「何?」
「いえ、何でもありません」
魔王様は、どんな顔をして前の人を見たらいいのか全く分からず、くるっと背を向けて、近くの布団を頭からすっぽりと被って隠れてしまった。
「レイリン、可愛かったよ」
青年の微かな呟きは、布団を被った魔王様の耳には届かなかった。
反応した自身の昂りが信じられなく、魔王様は恥ずかしさで、顔は衣以上の赤さになった。
「レイリン、私もこんな風になってしまった」
青年は魔王様の手を自分の昂りへと導いた。他人のものに触れたこともない魔王様は、その熱さに火傷しそうになった。
「ランシュエ!」
羞恥で頭が一杯になり、手を勢いよく離した。
「大丈夫だよ、レイリンがして欲しくないことはしない。ただ、少し楽にしてあげるだけ」
楽にする?何をどうするんだ?魔王様は知識としてもちろん知っていたが、今まで色恋沙汰に全く関心がなかった為、試したこともなかった。
「1人で処理するので結構です」
「何故?私のせいで、こんなになったのだから、責任を持つべきだ」
青年は魔王様の腰帯を緩めて、ズボンの中に手を忍ばせてきた。
魔王様は僅かな好奇心で一瞬反応が遅れた。
「駄目です!」
両腕を使って青年を横へ跳ね除けた。
冷静になって落ち着けば元通りになるはずだと、魔王様は息を整えた。
「そう?残念。でも嫌じゃないんだ?」
青年は妖艶な笑みを浮かべた。
魔王様はその姿に胸が高鳴り、昂りは収まるどころか主張を強くした。
この青年は自分を弄び、楽しんでいる。そう思うと徐々に憎らしくも見えてきた。だがその青年の昂りも落ち着いてはいなかった。
そこで魔王様の、やられたらやり返す精神が発動してしまった。
「それなら私がします」
やったことも無いのに勢いだけで言ってしまったと、魔王様は直ぐに後悔した。
これには青年も驚き、嬉しそうに笑った。
「触ってくれるの?」
「………」
「レイリン?」
「その……どう触ったら良いんですか?」
自分で言ってしまったことは実行するべきだ、そして分からないのであれば恥を忍んで聞くしかなかった。
青年は笑いを堪えながら言った。
「良いよ。私が教えるから、レイリンも自分のを触ったら良い」
どういうことか分からなかったが、青年は魔王様を横向きに寝かせると、自分は自身のモノを露わにして、魔王様と向かい合わせで横になった。
魔王様の右手を自身のモノへ、左手を魔王様のモノへと導く。魔王様の右手の上から左手を重ね、上下に緩く扱いた。
魔王様はどうして良いか分からず、されるがままになってしまった。
「ほら、左手を動かして」
自分のを自分で上下に動かせと言うのか?魔王様は青年のを触っている右手同様に、左手も動かし始めた。
昂りへの刺激は今まで感じたことのない物で、魔王様の腰がピクリと跳ねた。
「気持ちいい?」
直接的な言葉に、魔王様はパッと瞼を上げて青年に言い返そうとしたが、青年の顔も火照り息を荒くしていた。
「ランシュエも、気持ちいいのですか?」
「もちろん」
2人の吐息が混じり合い、魔王様は夢中で両手を動かし続けた。魔王様はどこを見ていいのか分からず、そのまま青年の蒼玉を見つめ返した。
青年は腰を魔王様に当て、お互いの昂りが重なるようにした。魔王様は悔しいが、大きさで負けていた。
「少し強く握って、速く動かして」
右手の、青年をモノ握っている方の手が強くなった。魔王様は言われるがままに左手も強くして上下に動かし、速くした。
刺激が強くなり、魔王様は目をグッと閉じて込み上げてくる物を我慢しようとした。
「そのまま出して」
魔王様のモノに青年は手を伸ばし、一気に刺激を増やした。
「はっ……はぁっ!……っ!」
魔王様が果てたと時、青年も自分のモノを強く扱いて果てた。
「ん……っ」
青年も吐息を漏らし、肩を上下させていた。
数十秒、2人は何も言わず、気まずい空気の中どうするか悩んだ。
魔王様は快楽から解放され、恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだった。
「あの、ランシュエ……」
「何?」
「いえ、何でもありません」
魔王様は、どんな顔をして前の人を見たらいいのか全く分からず、くるっと背を向けて、近くの布団を頭からすっぽりと被って隠れてしまった。
「レイリン、可愛かったよ」
青年の微かな呟きは、布団を被った魔王様の耳には届かなかった。
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