この恋の行く末は未定

あま

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俺たち…

この恋の行く末は未定

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LINEを続けていたある日

和村「今日はお休みですか?私来週から2週間ほどおやすみしちゃうんですよ笑」

長浜「休みだよ!え、まじ!?なんで?」
「まじかよ」思わず心の声が漏れる

和村「テスト期間なんでバイトできないんですよしかも1位取らなきゃ続けさせてもらえないんです!」

長浜「まじかそれは頑張らなきゃだねまぁ和村頭いいし余裕じゃない?笑」

和村「そりゃーもー余裕ですよ笑」

和村「あ、でも油断大敵なんで応援しててください!」
応援?!なんで急にそんなこと言い出すんだ?

長浜「油断大敵なら応援しなきゃだな!」

長浜「それに来なくなったらつまらないからな笑」

和村「誰がつまらなくなっちゃいますか??笑笑」
この状況でそれを聞くか天然なのかわざとなのかどっちだろ

長浜「んー俺かな?笑」

和村「ほんとですか!!?それはめっちゃめっちゃ嬉しいです!!」

予想外の反応だこれは本音で言っているのだろうかだとしたら嬉しいな

長浜「本当だよ和村面白いからさ」

和村「嬉しいです長浜さんも面白いですよ!」

俺は嬉しかったLINEではあるが初めて名前を呼ばれた普段はあの、とかこれどうやるんですかって声かけられるだけだからな。

他愛もない話が毎日夜遅くまで続く、和村が居ないテスト期間中もだ。

和村がテスト期間で居ない期間に俺のメンタルをズタズタにする事件が起きた。

テスト期間に入って1週間の事だ
その日は朝からバイトで自分仕事を行っていたら急に声がした

白川「十月話があるんだちょっといいか」
白川店長だ店長から呼び出されて話があるって珍しいな俺なんかしたかな?
話というのは想像を超えるものだった、
なんと従業員と従業員の間でイジメというかいびりがあったらしいしかも、そのいびられてた子は俺が担当した子だその子も仕事はできるる子だイジメられる原因がわからない。
白川「塩野さんが川野辺に対して色々やってたみたいだ」
塩野 真理子 しおの まりこ朝の時間帯に入ってるパートのおばちゃんだ、

川野辺 愛 かわのべ あいは俺の教えた子だ。

長浜「いや、なんで川野辺が?」

白川「俺もその場を見たわけでないからなんとも言えないが使えないだのどいてと言って押されたと言われたららしい」

長浜「そんなわけないじゃないですか」
長浜「あの子はわからない事があればすぐ聞くし自分で行動する能力も持ってる」

白川「まぁ落ち着けそれは俺もわかってるお前が担当して教えてくれてる時点でそれはわかってる」

白川「まぁ俺からも時間合わせないようにしたりして十月を朝に入れて気が楽になるならとアプローチはしてみたが」

白川「俺からより教えてきた十月の方が話しやすいだろうから後で連絡してあげてほしい」

長浜「言われなくてもするつもりですよ」
俺はムカついた塩野にもムカついたが何よりそれをもっと深く考えなきゃいけない立場の店長がそれだけの事しかしてない事だ本人の気持ちを考えたのか?
本人が続けたいと思ってるかも分からないのに引き止めて何がしたい。

自分にもイライラするなぜ気づけなかったんだ。

俺は休憩中すぐに川野辺にLINEした。

長浜「最近来ないけどどうした?」

川野辺「お疲れ様です、バイトを辞めたいと思ってます。」

やっぱりだこんなことあって続けたいなんて思わないよな。

長浜「そっか何があったか教えてもらえたりするかな?」

川野辺「塩野さんが苦手でした!」
なぜだろう俺は顔が見えないのに川野辺がニコッとしながら打ってる表情が浮かんだきっと耐えながら打ってるのだろう。

川野辺「店長にも送ったやつです!」
と言って長文が送られてきた、そこには
使えない子だねぼーとしてないでよなど色々書かれていた、そんなはずがない
川野辺は仕事できる子だまたあいつが新人いびりをしてるだけだ。

長浜「気づけなくて本当にごめん」
長浜「ここでバイトするの嫌になってたりする?嫌じゃなければ全力で支えたいんだけど?」

川野辺「謝らないでください。」
川野辺「嫌になっちゃいましたねごめんなさい」

長浜「そっかそうだよなごめんな」
長浜「でもな送ってきてくれた事を川野辺がやってるとは俺は思えないんだ隣について教えてきた俺だから分かる」

川野辺「優しすぎる嬉しいですありがとうございます!」

長浜「川野辺と働けて楽しかったよ辛い思いさせてごめんな」

川野辺「色々と教えていただきありがとうございました!大丈夫ですよ!」


長浜「ありがとうね!頑張ってね!」

川野辺「はい!」

川野辺とのLINEはこれで終わった。
俺は川野辺のメンタルを少しでも回復させてあげられただろうか?

なんにせよマネージャー俺としては二度とこんな事が起きないように対策しなければ。

俺のメンタルはズタボロだ。

そんなメンタルを回復させてくれるのは和村だ。

和村「お疲れ様です!」

俺がUPする時間ピッタリにお疲れ様ですと送ってきてくれる。
俺のUP時間をわざわざ見てくれてるんだ

長浜「ありがとう」

和村「なんか元気ないですか?」
これはすごいなんでわかるんだ。

長浜「色々あってないかもしれない」

和村「長浜さんになんかあったら私が慰めます!なんでも言ってくださいね!」

長浜「ありがとう助かるよ」

和村「はい!」
和村「長浜さんて、いつマネージャーになるんですか?」

長浜「んー早ければ12月かな?」

和村「もうすぐですね!!」
和村「ワクワクですね!」

長浜「そうだね不安しかないけど」

和村「長浜さんなら大丈夫ですよ!」
和村「絶対!!」

長浜「もうまじ和村大好きだわ」
長浜「そう言ってくれると助かる」
俺は何言ってんだ勉強会の疲れもあってか大好きと送ってしまった。

和村「ドキッとさせないでくださいよ!照れますね。」
和村「はい!私が心の支えになります!なれるかわからないですけどね」

ドキッとしたそれは本当なのか?
照れてる姿の和村を想像したらにやけてしまったそれに、もうすでに心の支えだよ。

長浜「照れてるのか可愛いな笑」
長浜「もうすでになってる!」

和村「照れないわけがないです!」
和村「え、本当ですか?」

長浜「可愛い笑」
長浜「本当ですよ?」

和村「もうやめましょう!」
和村「やった、嬉しいこれからも支えになれたら光栄です!」

長浜「じゃあもっと言うね笑」
長浜「ちなみにねいまメンタル崩壊中だから慰めてくれてもいいんだよ!笑」

和村「もー」
和村「やっぱり勉強会大変ですか?慰めます!」

長浜「勉強会もそうなんだけどもー色々あり過ぎてメンタル崩壊中慰めてーー」

和村「長浜さんは本当に仕事が出来て周りの事見てすぐに助けてくれて私が仕事をやりやすいように的確なアドバイスをくださって、本当に助かっています!入った時に初めて教わったのは長浜さんです、たくさんたくさん色々なことを教えてくれたのも長浜さんで、誰よりもわかりやすく教えてくれたし優しかったです。私は長浜さんがいなかったらもっと今より仕事が全然できなかったと思うし、長浜さんがいてくれてすごい助かっています!たまに空き時間に困る事とかない?って聞いてくれたり話しかけたりしてくれて、長浜さんは私の心の支えです。マネージャーの勉強をしてて覚えることもたくさんあると思うのにこんな優しくLINEとかで話してくれて嬉しいです!こんな私ですが、心の支えになってあげたいのでメンタル崩壊しそうな原因がなにかわからないけど、辛い時とかどんどん言ってくれていいので、たまには弱音も吐いていいと思うので、辛かったらゆってください私が元気にします!疲れてるのにこんな長い文章書いてしまって申し訳ございません。」

これは実際に送られてきたLINEだ。
なんで俺なんかのためにこんな長文を書いてくれるんだ?優しすぎる。

長浜「ありがとう本当にありがとう」
俺は泣きそうになってしまった。

和村「ちゃんと支えになれてますかね?」
和村「辛かったら泣いてもいいんですよ」

俺はこの一言で泣いてしまった。

長浜「めちゃめちゃ支えになってます。」
長浜「少し泣いちゃったよ」

和村「良かったです本当は近くに居てあげたかったです笑」

長浜「まじで和村大好きだわ近くにいてほしい笑」

そう俺はこの時この子のことを本当に好きなんだなって確信した。

和村「嬉しいです、家近かったら全然行ったんですけどね」

長浜「遠いもんね笑」
長浜「まじずっとそばにいてほしいわ笑」
俺は冗談風に本音を言ってしまった。

和村「はい笑」
和村「なんかその言葉胸にきますね笑」
和村「そう言ってもらえて嬉しいです!」

長浜「まじか笑」
長浜「本当にありがとうね長文送ってきてくれて」

和村「はい笑」
和村「また頼ってください!」

長浜「ありがとうまた頼らせてもらうよ」
長浜「もうまじ和村の事大好きだ」

和村「はい!待ってますね!」
和村「私もですよー!!」

え、えぇそれは本気ですか?
俺は動揺してしまった、それが本当なら
どれだけ嬉しいことか。
俺たちもしかしていやそんなはずはない。

色々な事件があったがこうして和村に俺は助けられた。
そして和村の事が好きなんだと気づいた。

今後どうなっていくのだろうか。




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