【完結】人形と皇子

かずえ

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登場人物紹介

登場人物紹介 4

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九条くじょう利胤としたね
皇国九家の末席、九条家の当主。妻との間に子どもが出来ず、血縁も少なく問題があり、自身の代で九条家を断絶するつもりであった。豪快な強さを誇り、若い頃は戦場で大暴れしていた。長く「最強」の称号を持っていた男。現在も、実は常陸丸ひたちまるより強い。最愛の妻に先立たれ、退役した後、緋色ひいろの提案で医者の卵、生松いくまつを養子とする。共に暮らしたい、と生松いくまつを訪ねた先で成人なるひとを気に入る。そのまま、緋色ひいろの屋敷の住人となった。成人なるひとには自身を「じいじ」と呼ばせている。
現在は、生松いくまつの後に養子となった睦峯むつみねとその伴侶のさい、その二人の養子となった三郎さぶろうとの五人家族で、楽しく離宮暮らし。九条家は三郎が跡を継ぐことが決まっている。
誕生日は六月二十五日。
身長百八十二センチメートル。

九条くじょう睦峯むつみね
孤児院出身の医師。医師家系の薬師寺やくしじ家の援助で勉強して、医師見習いとなった所で、皇城所属の研究者、忍部しのぶべ昌治まさはるの助手として差し出される。そこで、敵国の戦闘人形ドールの研究をしていた。初めて生きた戦闘人形ドールを手に入れて研究しようとしたが、それが人間であったことに衝撃を受ける。その後は、生きた戦闘人形ドール成人なるひとを長生きさせる為に脳の研究を開始。医師免許取得のため、緋色ひいろの提案で九条家の養子となった。成人なるひとの長生きの為に自身の体を実験体として差し出そうとする帝国人、さい文明ぶんめいの体調管理も引き受けるうちに、徐々に惹かれ合う。家の事情なども絡んだ末、現在はさいを伴侶とし、三郎さぶろうが養子となっている。
登場時二十六歳。
誕生日は九月三日。
身長百七十三センチメートル。

九条くじょうさい
皇国と帝国が停戦協定を結ぶために派遣された帝国側の文官。登場時の名はさい文明ぶんめい。帝国のおかしさに気付き、皇国の大将、緋色ひいろに協力した。そのまま緋色ひいろの部下となる。帝国の、戦争反対派であった第一王子、蒼宗そうそうであるらしいが、本人に記憶はない。頭に取り付けられていた機械を手術で外したことで、頭痛持ちとなる。天候により体調を崩しがち。体調管理をしてくれる中で気持ちを寄せてくれた睦峯むつみねに応え、伴侶となった。
誕生日は十一月十七日。
登場時二十八歳。
身長は百七十三センチメートル。
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