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第五章 それは日々の話
75 外のお風呂が好き 成人 *
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「お風呂ー!」
ご飯を食べた後、しばらくお話して、常陸丸と乙羽は自分達の部屋に戻っていった。じいやも一緒にご飯を食べて、色々お話してくれたし、楽しかった。
食事を片付けた宿の人が、お布団を二つ敷いて出ていく。この前は、一つしか使わなかったなあ。気持ちいいことして、そのまま寝たし。ふふっ、ごめんね。今日も、一つしか使わないかも。
服を脱いで、外のお風呂へ出る扉をがらがらと開ける。
「寒いー」
え、どうしよう。寒い。
すぐに扉を閉めたら緋色が笑っている。
「こっちで洗って、少し温まってから出たらどうだ?」
中にも小さなお風呂があるので、そちらに入る。前に暮らしていたお屋敷のお風呂よりも、もう少し小さくて、すぐに温かくなる。もわもわと湯気が立って温かくなると、息が詰まるみたいで、長く入ってるのが苦しくなってくるんだ。だから、外のお風呂が好き。
一回、小さいお風呂に入って温まってから、緋色が頭を洗ってくれた。気持ちよくて、うっとりしてしまう。
「腹がふくれたら、寝るかと思ってた」
「外のお風呂、入りたかったから」
「そうか」
軟らかいタオルで体も擦ってくれる。ちょっと眠たくなってきたなあ。緋色の大きな手が、何をしても気持ちいい。
息が詰まってきたので、先に外に出た。温まってから出たら、そんなに寒くない。外のお風呂は、お湯の熱さもちょうどいい気がする。
「眠くなってきたか?」
緋色が、お風呂に浸かりながら俺を膝に抱き上げた。
うん。少し眠い。眠いけど、したいことがあって。
俺は緋色の方を向いて座り直し、首に右手を回して、ちゅう、と唇に口づけた。熱を持って硬くなり始めてる所を触って欲しい。
「気持ちいいことしよ」
口を離して言うと、にやっと笑った緋色が、ちゅ、ちゅ、とキスしてくれながら、ここで?と聞いてきた。
「今、したい」
キスが深くなって、舌が口の中で絡まる。緋色の指が、気持ちいい穴にそっと入るとお湯が一緒に入る感覚にびくっと震えた。
俺をお湯から抱き上げた緋色は、いつもの良い匂いの香油を手にしていた。好きな匂いとキスにうっとりしている間に、緋色が俺の中に入る指が増えて、気持ちよくて堪らなくなる。前をさわって欲しかったはずなのに、すっかり忘れて、ああ、気持ちいい、好き、と途切れ途切れの自分の声が聞こえる。
「入るぞ」
緋色の囁きにこくこく頷いて、そっと入ってくる熱いものに集中する。
「ああ……」
お腹がいっぱいに埋まる感覚が、とても好きだと思った。
誰よりも何よりも近くにいる。満たされてる。
緋色が、俺の中に入って、はあ、って気持ち良さそうに息を吐くのが好き。緋色も気持ちいいんだって思うと、すごく嬉しい。入ってから、動き出すまでの時間に幸せを噛みしめる。
「あ、あ……。緋色、好き……」
「俺も……」
緋色が動き出した後は、気持ちよすぎてもうよく分からないことになっちゃう。
ああ、気持ちいいまま寝るのも、幸せ。
ご飯を食べた後、しばらくお話して、常陸丸と乙羽は自分達の部屋に戻っていった。じいやも一緒にご飯を食べて、色々お話してくれたし、楽しかった。
食事を片付けた宿の人が、お布団を二つ敷いて出ていく。この前は、一つしか使わなかったなあ。気持ちいいことして、そのまま寝たし。ふふっ、ごめんね。今日も、一つしか使わないかも。
服を脱いで、外のお風呂へ出る扉をがらがらと開ける。
「寒いー」
え、どうしよう。寒い。
すぐに扉を閉めたら緋色が笑っている。
「こっちで洗って、少し温まってから出たらどうだ?」
中にも小さなお風呂があるので、そちらに入る。前に暮らしていたお屋敷のお風呂よりも、もう少し小さくて、すぐに温かくなる。もわもわと湯気が立って温かくなると、息が詰まるみたいで、長く入ってるのが苦しくなってくるんだ。だから、外のお風呂が好き。
一回、小さいお風呂に入って温まってから、緋色が頭を洗ってくれた。気持ちよくて、うっとりしてしまう。
「腹がふくれたら、寝るかと思ってた」
「外のお風呂、入りたかったから」
「そうか」
軟らかいタオルで体も擦ってくれる。ちょっと眠たくなってきたなあ。緋色の大きな手が、何をしても気持ちいい。
息が詰まってきたので、先に外に出た。温まってから出たら、そんなに寒くない。外のお風呂は、お湯の熱さもちょうどいい気がする。
「眠くなってきたか?」
緋色が、お風呂に浸かりながら俺を膝に抱き上げた。
うん。少し眠い。眠いけど、したいことがあって。
俺は緋色の方を向いて座り直し、首に右手を回して、ちゅう、と唇に口づけた。熱を持って硬くなり始めてる所を触って欲しい。
「気持ちいいことしよ」
口を離して言うと、にやっと笑った緋色が、ちゅ、ちゅ、とキスしてくれながら、ここで?と聞いてきた。
「今、したい」
キスが深くなって、舌が口の中で絡まる。緋色の指が、気持ちいい穴にそっと入るとお湯が一緒に入る感覚にびくっと震えた。
俺をお湯から抱き上げた緋色は、いつもの良い匂いの香油を手にしていた。好きな匂いとキスにうっとりしている間に、緋色が俺の中に入る指が増えて、気持ちよくて堪らなくなる。前をさわって欲しかったはずなのに、すっかり忘れて、ああ、気持ちいい、好き、と途切れ途切れの自分の声が聞こえる。
「入るぞ」
緋色の囁きにこくこく頷いて、そっと入ってくる熱いものに集中する。
「ああ……」
お腹がいっぱいに埋まる感覚が、とても好きだと思った。
誰よりも何よりも近くにいる。満たされてる。
緋色が、俺の中に入って、はあ、って気持ち良さそうに息を吐くのが好き。緋色も気持ちいいんだって思うと、すごく嬉しい。入ってから、動き出すまでの時間に幸せを噛みしめる。
「あ、あ……。緋色、好き……」
「俺も……」
緋色が動き出した後は、気持ちよすぎてもうよく分からないことになっちゃう。
ああ、気持ちいいまま寝るのも、幸せ。
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