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「重ねるだけ」
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しおりを挟む目を離した隙に落ちたのか?
あのタンスの隙に落ちたのか、
いや、落ちるわけない。指輪は真ん中に置かれてた。
「指輪…あー…ふーくんのお父さんのね。」
「どこっ?どこにやった?!」
「知らない。」
「え……」
“知らない”、?
「お前がどこかに置いたんじゃねぇよのかよ…」
「机の上に置いてから触ってないよ。」
「は……?」
俺は雄斗の胸ぐらを掴む。
「こっちはな!故意あってわざと父親殺されてんの!!お前の妹と違うんだよ!それに指輪隠すとか悪意ありすぎだろ!!!」
「………」
「おい!指輪どこだよ!早く言えよ!!!」
「…俺より、指輪なんだね。」
「はぁ?!」
伏せろ
「”【Down】”」
ベッドから崩れ落ちる
「馬鹿だなぁ。俺がそんな物どっかに隠したり捨てるわけないだろ?」
「あ、あぁぁ……」
「そんなに震えないで?悪いのふーくんなんだから。」
「わ、悪い…?」
「そう。悪い。」
おれ、悪いの……?
「悪いふーくんのせいで萎えちゃったよ。」
舐めて
「“【Lick it】”」
「はっ!はっ、はっぁっはっ…」
雄斗が今のベッドに座ってて、俺は床に座りながら雄斗のを舐める。
久々のフェラ、……
あれ、雄斗のってこんなに大きかったっけ、
「ん?」
「っ……!」
本当に、顔に合わない凶器だよな…。
というかフェラってどうやってやるんだっけ…?
先のほうとか舐めてればいいのか?
でも、前は結構奥まで舐めてたような気がする。
「んっ…ちゅ、ん"んっ…」
口だけじゃなく手も使って雄斗のを触ってみる。
根本を手で擦って、先端を舐めてみる。
(…!我慢汁、でてきた。)
もっと、もっと頑張ろう。
繰り返してたら雄斗も気持ち良くなってきっと機嫌が良くなる。
そしたら、指輪の在処を
「下手だなぁ」
「へっ」
下手
今こいつ何て言った?
「隼人にしてたんでしょ?何でこんなに下手なの。」
ブルンッと口から性器が離れる。
(下手…?なんで、隼人は褒めてくれたのに…)
「無理矢理頭を押さえつけないと気持ちいことしてくれなんもんね。」
「そ、そんなわけっ」
「まぁ、一生懸命舐めるふーくん可愛いから悪い気はしなかったよ。」
「ほら、ベッドの上あがって」とため息を吐きながら雄斗は言う。
(下手…おれ頑張ったのに…下手、か…。)
「いつまで不貞腐れてんの。」
四つん這いになれ
「”【Crawl】”」
「は、はい…。」
嫌だな、この体勢
絶対見られたくない部分も見られるもん
「………」
「…?」
雄斗が何も言ってこない。
普段なら恥ずかしい事言ってきそうなのに………
ズブッ!!
「?!!!!」
「は、っぁ、少し慣れさせれば良かったかなっ」
待って
「いっ、いたいっ!!痛い痛いっ!!!」
「痛くないよ。ほら、頑張れ頑張れ。」
痛い、頑張れない。
なんで、なんで急に挿れてきた?!
確かに雄斗のは十分勃ってたけど、普通慣れさせてから挿れるんじゃないのか?!!
「ゆうとっ痛いっんっ!いたいっやめっ」
「こら、うるさい。」
「んっ?!!」
口に、なにか詰められた。
「それ、麻耶のハンカチ。窒息しない程度に頑張って。」
「ん"っ!!んんん"ぶっんっはっふっ…」
無理無理!
息できない!!!
鼻でしか少量の酸素を吸えない。
「締まってきたッ……」
「ぶっ?!!!!ん"!!!」
俺の腰を掴んで雄斗は激しく腰を振る。
「慣らさなくてもすぐトロトロになるんだから大丈夫じゃん。すごいね~よしよし。」
そう言いながら雄斗は俺の頭を撫でる。
(気持ち良くなんかないのにっ…なんで反応するんだよっ……)
「ほら、聞こえる?ぱんぱんっぐぢゅぐちゅって聞こえるじゃん?誰の音かなぁ?こんなに厭らしい音。」
「ん"ッんーん"!!ッ!!!」
聞こえる
全部俺と雄斗が出してる音だろ。
「はぁ、ショックだなぁ。俺のこと信じてくれてないんだぁ。」
(それは雄斗も同じだろうがッ!!)
「そういえば…さっきふーくんも俺のこと信じてくれないのかって言ってたね……」
雄斗が腰の動きを止めた。
「あれもさ…ふーくんが逃げようとしたことから始まったよね?」
「ッ……!!!!!」
やばい
「忘れてたよ~。ふーくんが逃げようとしたこと。」
ギシッと先ほどよりも強く俺の腰を掴み、また激しい動きを始めた。
「ん"ッ!!んーーん"!!!!ん!!」
「苦しいよね?でも、これお仕置き……」
雄斗が口を止めた。
「間違えた。お仕置きと、愛の再確認だよ。」
ズンッと深く、ソレが奥に響く。
「ほら、こじ開けよ。ふーくんのナカ。」
「?!!!!!!!」
ズッズッと暴力的な肉棒が俺のさらに奥に侵入してくる。
だめだ、それ以上は…
息できない
苦しい
はいらない
痛い
何が愛の再確認だ。
こんなの、ただ重ねてるだけのセックスだろ。
「ん"?!!ゔぅっ!!?!」
「はッ…結腸、辿り着いたね」
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