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9.
しおりを挟む「ふーくん【stand】」
俺の体は立つ。
「ふーくん、下のほうは勃たなくていいよ」
雄斗が笑う。
笑ってくれる。俺に微笑んでくれる。
「ここでの仕置きもいいけどあそこの教室に入ってお仕置きしてあげる」
雄斗はすぐ近くの教室に俺を連れて行き、俺を窓側に寄せた。
(あぁ、もう夕方か。)
さっきまで曇っていた空が少し明るくなって夕陽がでてきてる。
窓に反射する雄斗はとても芸術的で、儚いほど美しい。
「ふーくん、綺麗…」
雄斗は俺にそう言い俺にキスをする。
(きす…うれしい…)
俺は雄斗に失望されないように、嫌われないように、またキスしたいって思われるように頑張って舌を絡めるけど雄斗のように中々うまくいかない。
「ふーくんキス頑張ってるの?かわいい」
(褒めてくれた、もっとがんばろ…)
嬉しくなった俺は息をするのも忘れるほど夢中でキスをしている最中に
「でもお仕置きだからね、ふーくんにはキスだけじゃなくて他のことも頑張ってもらわないと」
雄斗が俺を離す。
そして、命令をする
脱いで
「ふーくん、【Take off】」
俺は命令通り服を脱ぐ
「上だけじゃなくて、下も、パンツも脱いでね。」
ビクッと体が反応する
「はい…」
恥ずかしいけど命令だ。
服を脱いだら俺は結構汗をかいている。
そして、ズボンを脱いでパンツを脱いだ。
「ふーくん、パンツ濡れてる…」
俺の我慢汁や先濡れがパンツに染み付いており俺のパンツと性器にツー…と糸ができていて、恥ずかしい。
「ふーくん勃ってるね」
あぁ、勃ってるよ。
今は特に何もされてないのに勃ってる、だからすごくもどかしい。
冷たい空気とご主人様の視線だけで興奮して、物理的刺激がなくて、
「ご主人様っ…触ってください…」
思わず俺がそう悲願すると、ご主人様の声のトーンは下がり、俺に言う
「ふーくん」
ご主人様は俺の股間を力強く掴み、俺の目を見つめる。
ぎゅぅぅと股間が痛む
「ねぇ、これはお仕置きだって何回も言ってるよね?ふーくんが求めることなんて許してないんだけど」
ギュゥゥゥ
「ごっ、ごめんなさっご主人様っ」
ご主人様の言葉よりも、ご主人様が握ってる股間に刺激が来る。
チラリと下をみたら赤くなっている
ご主人様の、綺麗な手が俺の汚い性器を触ってくれてる。
それだけで嬉しくて、
「イったらお仕置き」
「ふぇっ?」
「イったら、ちょっと苦しいことをしてもらうよ。」
苦しいこと…?
なんだろう…苦しいこと、されたい。お仕置きされたい。
「ふーくん、その顔エロすぎ…
本当は今キスしたいけど、今しちゃったらサブスペースに入っちゃうからだめ。」
ご主人様は俺の顔の近くで言う。
(さぶすぺーす??)
でも、そんなことどうでもいい。
早くイきたい。苦しいお仕置きされたい。
「ん、んぅぅはっ…イっぐぅ…んっ」
性器を掴まれているだけでイク、イク…
「ふーくん、今なにされてイキそうか教えて」
ご主人様が俺の耳元で甘く低く囁く
「ぁっご主人様にっぐぅぁっ、俺のち、ちんこつかまれて、イクっ‼︎‼︎‼︎」
「イクね、イっちゃうね、でもまだ我慢我慢…」
我慢と言うくせに、さっきよりも更に俺のちんこを掴む力は強くなっている。
「ん””ゔぅゔ…ぐ、くるしいです…」
「イキたいね、イキたいね、」
「最後に、大好きって言ってイっていいよ」
「だっ、だいすき!!」
ドピュッッッ
イった。イった。
イった瞬間にご主人様は手を離した。解放された俺のちんこはまだ赤黒いが精子が気持ちよさそうにまだ出てる。
「はっ…ぴーぴゅー止まんない“ぃぃ…」
「ふーくん、余韻に浸かってる場合じゃないよ」
グイッとまだイったばかりの俺を雄斗はまた命令する。
「ふーくん見て勃っちゃった。」
「へ?」
舐めて
「【Lick it】」
また、俺の体が動く。そして、脳が震えてまた別の、弱々しい俺に戻ってしまう。
あぁ、
喜んで舐める。舐めたい。
「はぃ…」
ご主人様のベルトをカチャカチャと外す。
そして、ズボンを脱がせる。
(はぁっ❤︎雄の匂い…)
パンツ越しからご主人様のが大きいとわかる。膨らんでる。俺はパンツ越しにご主人様の性器にキスをして、匂いを嗅いで、顔を擦り付ける。
「ふーくん、そういうのいいから早く」
ご主人様がそう言うので俺は仕方なくパンツを脱がせる。
ブルンッ
ご主人様のちんこが勢いよく出る。
(でっか…)
ギンギンで、ムチムチで、亀頭がデカくて、でも良い形で、舐めたい、もしくは、挿れて欲しい。
「な、舐めてもいいんですか?」
「俺の命令、聞こえなかった?」
「いえっ!聞こえてました、舐めます…」
俺はご主人様のソレにキスをした。
ちゅっ…
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