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あとがき

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 皆さま、今回も最後までお読みいただきありがとうございます。末っ子シリーズも、いつの間にか4作品目になりました。ひとえに読者の皆さまの「続きが読みたい!」というお声かけのお陰様でございます。
 最初の試みだった、一話ごとに視点を変えるスタイルは、もう封印いたしました。この小説の主人公は”末っ子”であるレイジです。
 前作では、レイジとテツヤが心も体も結ばれるという過程を描きました。さて、次はどんな展開にしたらいいのかと、しばらく思案しておりました。そこへ、参考になりそうな出来事が世の中では色々と起こりまして、インスピレーションを得た次第であります。あらすじにも書きましたが、そういった世の中の実際に起きた出来事と、本作品は何の関係もございませんので、お間違いなきよう。月並みですが、この物語はフィクションです、ので。
 一作品ごとに二人の関係が進歩していきました。最初はレイジの片思いから。次はテツヤがレイジを恋人だと認識するようになり、その次はやっと名実ともに恋人として結ばれるようになりました。そして本作では、最後にレイジがテツヤを呼び捨てにする、つまり”テツヤ兄さん”と呼ばずに”テツヤ”と呼ぶようになる、という進歩が。小さな一歩ですが、いいですか、もし”末っ子5”があるならば、レイジはテツヤを呼び捨てにするという世界が展開されるのですよ。読みたくなりませんか?はい、作者が一番読みたいです。
 とはいえ、まだ何の構想もありません。また、インスピレーションを受ける事があれば、せっせと書く事にいたしましょう。これからもどうか、末っ子シリーズを愛してください。よろしくお願いいたします。
 それでは皆さま、また逢う日まで。
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