感受の体験

旅里 茂

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女の笑い声と寝汗

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母は寝ている際に女の声を良く聞くという。
私が寝ている時、トイレにったった際、
なに?と少し声を立てた。

すると眠っていた私は、起き上がり
母が「あんたの耳元から”ふふふ”という」
女の笑い声が聞こえたという。

幻聴かも知れんからとその場を収めたが、
2,3時間後、寝汗を掻いた私が起きて
先の話を思い出す。

やはりこのマンションには、何かが居る。
姿を現せと言うが、影しか見せないのだ。

一刻も早く脱出するのが、幸いであろうかと思う。
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