感受の体験

旅里 茂

文字の大きさ
上 下
14 / 31

夜中の声

しおりを挟む
それは昨日の夜中、3時過ぎの事であった。
ふと意識が戻り眠りから少し覚めた状態だった。

その途端、耳元で若い女の泣き声が2回聞こえたのだ。
夢ではなく、可成りのリアリティを持っており、
暫くは静かにしていた。

恐怖心はない。むしろ哀れな感覚が湧いて来た。
自分に関係のある人物なのか、マンションの
由来なのか。

その辺りは、相も変わらず不明である。
まだまだ続くような気がしてならない。

この世のものではない事は、確かなようだった。
しおりを挟む

処理中です...