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第六話『暴走暴発暴虐ガールズ!』
その8 正義の味方・初級編
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★第六話『暴走暴発暴虐ガールズ!』
その8 正義の味方・初級編
teller:ダリア=リッジウェイ
「と、いうわけで! 私たちで真犯人を捕まえて街を守ろう!」
「誰がンなことやるかよ、めんっどくせえ。ふざけんな、オレは降りる」
私がはきはきと事件解決に向けた台詞を宣言すると、笹巳=デラクールは大きな舌打ちをしてすぐさま踵を返した。
現状社会的に不利かつ危険な状況に立たされているドロッセル=リデルすらも、声もなくつまらなそうな顔をしてその場を去ろうとする。
「わ、待って待って! 二人とも行かないで!」
私は慌てて二人の腕を掴み、強引に引き留める。
笹巳は鬱陶しそうに振り返り私を鋭く睨みつけ、ドロッセルに至っては先程からずっと氷のような無表情を貫き通している。
そんなドロッセルが短く息をついたかと思えば、私の目をまっすぐに見て問い掛けてみた。
「っていうかさあ、ダリアちゃんは何でそんなに必死なの? このままほっといても、えらーいおじさんたちがわたしを犯人だと思ってました、事実は違いました、わたしを疑った人みんな間抜けです、ざまーみろめでたしめでたし、で終わるモンでしょ? そもそもダリアちゃんこの件に関係ないし」
まっすぐに私を見つめるドロッセルから目を逸らすものかと、私も彼女の大きく丸っこい瞳を見つめ返し、告げる。
「そんなの、何もめでたくない。犯人を早く捕まえなきゃ被害が大きくなって……死者が、出るかもしれないんだよ?」
「うん。だから何?」
「……え?」
ごくごくつまらなそうに、ごくごく淡々と。
ドロッセルは私の発言に首を傾げ、私を見つめたまま平然と言葉を発した。
それは、私にとっては耳を疑うほどの『純粋な疑問』だった。
それでもなお、ドロッセルは畳みかけるように、まるで私を追い詰めるかのように言葉を連ねていく。
「死んじゃえばいいじゃん。みんな、みんな。誰が死のうが、わたしには関係ないもん。恵夢だけはわたしが絶対に守り抜いてみせるから、わたしは何も怖くない。だからわたし、どうでもいいよこんな事件」
心臓がざわついた。
怒りかどうかも判別できない激しい感情が胸を焦がし、私は思わずドロッセルの両肩を掴む。
「……何を、言ってるの?」
「……気安く触らないでよ。わたし、恵夢以外の人間に触られるの、大っ嫌いなの」
掴んだ手は、心底忌々しそうにドロッセルに振り払われる。
行動が駄目なら言葉で訴えかけるべく、私は半ば焦る気持ちのまま、彼女の心にどうか響くように頭の中で思いついた台詞を反芻する暇もなくぶつけていく。
「なんで、人の命をそんな軽んじて考えられるの? ……私には、無理。私には『関係ない』なんて言葉、絶対に言えない。誰にも死んで欲しくないの。全部助けたいの。……だって私は、みんなを守る『正義の味方』になりたいんだから」
私の発言にドロッセルが、そして面倒そうに立ち尽くしていた笹巳までもがピクリと眉を動かす。
ややあって、ドロッセルが私に一歩、また一歩と迫り、口角を上げぞっとするくらい妖艶な笑みを浮かべた。
「――正義の味方? へえ、そう。ダリアちゃんはそう在りたいんだ。……へえ……ふうん……」
ドロッセルが爪先を使って背伸びをし、私の両頬に両手で触れ、ぐっと顔を近付ける。
お互いの瞳と瞳が、至近距離に迫る。
そんな異常に近い距離感の中、ドロッセルの声は容赦なく私に届いた。
「……ダリアちゃんの瞳、とっても綺麗。澄んでて、夢を抱えてキラキラしてて……憎たらしくて、今すぐ抉り取ってしまいたいくらい」
ドロッセルの片手の親指と人差し指が、私の目元をなぞる。
まるで、眼球の全ての位置を探るように指が私の肌の上を踊るように這い回った。
驚きは、した。きっと心のどこかは、恐怖すら覚えた。
だけど、逃げたくはなかった。ここで退くのは間違っていると、私の心が、魂が、正義が、全力で叫んでいる。
そんな決意を嘲笑うかのように、ドロッセルは私に言う。
「……ごめんね? ダリアちゃんが『正義』なら、わたしは『悪』なの。そういう生き物なの」
「ドロッセルが、悪……?」
「そう。わたしはこんな世界、早くなくなって消えてしまえばいいと思っている。私と恵夢以外、みんなみんな死ねばいい。わたしが、殺すの。……わたしが、裁くの」
子どものような大人のような、不可思議な雰囲気の笑みを浮かべたまま、ドロッセルの両手が私の首筋に触れる。
「わたし、犯人じゃないわ。だってこんな事件、センスないんだもん。わたしがやるんだったら、もっと徹底的にやる。わたしが犯人じゃないのは、わたしが人を傷付けるタイプの人間じゃないから――なんて甘ったるい理由なんかじゃない」
ドロッセルの残酷で、でも声色だけは無邪気な語らいに言葉が詰まり、それでも立って彼女の目を見つめ返すことだけは意識して足で地を踏みしめていると。
笹巳が、気怠そうに舌打ちをした。
「ハッ、不気味な女だとは思ってたけどオマエ、性根から腐ってやがんな。オレが言えた義理じゃねえけど、オマエは立派な『悪』なんだろうよ。むしろ、人間だなんて呼べないくらいの『悪』だ」
笹巳の挑発的な言葉に、ドロッセルはにっこりと笑って振り返った。
「ううん、わたしは、人間だよ? 恵夢がそう言ってくれたの。わたしなんかでも人間だって」
「綺麗事って、口だけなら何度でも言えるじゃねえか」
「あはは、違う。違うわ。恵夢だけは、違うの。『本当のわたし』を見た上で、わたしを『人間』だって言ってくれたの。だからわたしは、何も捨てない。憎しみも恨みも妬みも、全部わたしのもの。だからわたしは、わたしを助けてくれなかったこの世界、大っ嫌いなんだよねえ」
ドロッセルの言葉が何を意味しているのか、私にはまるでわからなかった。
それは笹巳も同じだったらしく、ドロッセルの話を聞くうちにどんどん険しそうに眉を顰めていく。
ふわ、とスカートが靡く軽やかさでドロッセルが私から離れる。
それから彼女は、一人で寮から離れた場所へと歩き始めてしまった。
「ちょ、ちょっとドロッセル! どこに行くの!?」
「ん? ダリアちゃんには関係ないよぉ? ついてこないでね。わたし、貴女をとっくに見限ってる。貴女の薄っぺらい正義の味方ごっこに付き合ってられるほど、暇じゃないから」
「……オレも、パスだ。っつーか、オレには元々何も関係ねーし」
よほど退屈だったのか、笹巳が欠伸を嚙み殺してドロッセルとは反対側に歩き出す。
突然の展開に、どちらを追いかければいいのかわからず立ち尽くす私に向かってふと笹巳が吐き捨てるように言った。
「オマエ、ウザい。オレだってこんな世界どうでもいいし大嫌いだ。人が死ぬのも何とも思わない。……だって、それはオレの世界で起きてる出来事じゃない」
世界? 何を言っているの?
言葉が出て来ない。ドロッセルと笹巳の背中が、どんどん遠ざかっていく。
――先生は、言っていた。
時には逃げるのも戦術だと。
だけどそれは決して今じゃない。
それは、私の心が、意志がそう強く判断している。
逃げたくない。でも進み方がわからない。まるで迷子になったみたいだ。
退きはしなかった。だけど足を一歩進めることも出来やしなかった。
停滞していた私の元に、ふと影が差す。
背の高いシルエット。このシルエットを、私は良く知っている。
「やあ。……随分苦戦してるようだな、ダリア」
「……レイヴン……先生……」
困ったように笑い、私の傍に歩み寄ってくれたのは。
ファイターとサポーターという関係以上に私の尊敬してやまない人生と魔法の師――レイヴン=ハリントン先生だった。
その8 正義の味方・初級編
teller:ダリア=リッジウェイ
「と、いうわけで! 私たちで真犯人を捕まえて街を守ろう!」
「誰がンなことやるかよ、めんっどくせえ。ふざけんな、オレは降りる」
私がはきはきと事件解決に向けた台詞を宣言すると、笹巳=デラクールは大きな舌打ちをしてすぐさま踵を返した。
現状社会的に不利かつ危険な状況に立たされているドロッセル=リデルすらも、声もなくつまらなそうな顔をしてその場を去ろうとする。
「わ、待って待って! 二人とも行かないで!」
私は慌てて二人の腕を掴み、強引に引き留める。
笹巳は鬱陶しそうに振り返り私を鋭く睨みつけ、ドロッセルに至っては先程からずっと氷のような無表情を貫き通している。
そんなドロッセルが短く息をついたかと思えば、私の目をまっすぐに見て問い掛けてみた。
「っていうかさあ、ダリアちゃんは何でそんなに必死なの? このままほっといても、えらーいおじさんたちがわたしを犯人だと思ってました、事実は違いました、わたしを疑った人みんな間抜けです、ざまーみろめでたしめでたし、で終わるモンでしょ? そもそもダリアちゃんこの件に関係ないし」
まっすぐに私を見つめるドロッセルから目を逸らすものかと、私も彼女の大きく丸っこい瞳を見つめ返し、告げる。
「そんなの、何もめでたくない。犯人を早く捕まえなきゃ被害が大きくなって……死者が、出るかもしれないんだよ?」
「うん。だから何?」
「……え?」
ごくごくつまらなそうに、ごくごく淡々と。
ドロッセルは私の発言に首を傾げ、私を見つめたまま平然と言葉を発した。
それは、私にとっては耳を疑うほどの『純粋な疑問』だった。
それでもなお、ドロッセルは畳みかけるように、まるで私を追い詰めるかのように言葉を連ねていく。
「死んじゃえばいいじゃん。みんな、みんな。誰が死のうが、わたしには関係ないもん。恵夢だけはわたしが絶対に守り抜いてみせるから、わたしは何も怖くない。だからわたし、どうでもいいよこんな事件」
心臓がざわついた。
怒りかどうかも判別できない激しい感情が胸を焦がし、私は思わずドロッセルの両肩を掴む。
「……何を、言ってるの?」
「……気安く触らないでよ。わたし、恵夢以外の人間に触られるの、大っ嫌いなの」
掴んだ手は、心底忌々しそうにドロッセルに振り払われる。
行動が駄目なら言葉で訴えかけるべく、私は半ば焦る気持ちのまま、彼女の心にどうか響くように頭の中で思いついた台詞を反芻する暇もなくぶつけていく。
「なんで、人の命をそんな軽んじて考えられるの? ……私には、無理。私には『関係ない』なんて言葉、絶対に言えない。誰にも死んで欲しくないの。全部助けたいの。……だって私は、みんなを守る『正義の味方』になりたいんだから」
私の発言にドロッセルが、そして面倒そうに立ち尽くしていた笹巳までもがピクリと眉を動かす。
ややあって、ドロッセルが私に一歩、また一歩と迫り、口角を上げぞっとするくらい妖艶な笑みを浮かべた。
「――正義の味方? へえ、そう。ダリアちゃんはそう在りたいんだ。……へえ……ふうん……」
ドロッセルが爪先を使って背伸びをし、私の両頬に両手で触れ、ぐっと顔を近付ける。
お互いの瞳と瞳が、至近距離に迫る。
そんな異常に近い距離感の中、ドロッセルの声は容赦なく私に届いた。
「……ダリアちゃんの瞳、とっても綺麗。澄んでて、夢を抱えてキラキラしてて……憎たらしくて、今すぐ抉り取ってしまいたいくらい」
ドロッセルの片手の親指と人差し指が、私の目元をなぞる。
まるで、眼球の全ての位置を探るように指が私の肌の上を踊るように這い回った。
驚きは、した。きっと心のどこかは、恐怖すら覚えた。
だけど、逃げたくはなかった。ここで退くのは間違っていると、私の心が、魂が、正義が、全力で叫んでいる。
そんな決意を嘲笑うかのように、ドロッセルは私に言う。
「……ごめんね? ダリアちゃんが『正義』なら、わたしは『悪』なの。そういう生き物なの」
「ドロッセルが、悪……?」
「そう。わたしはこんな世界、早くなくなって消えてしまえばいいと思っている。私と恵夢以外、みんなみんな死ねばいい。わたしが、殺すの。……わたしが、裁くの」
子どものような大人のような、不可思議な雰囲気の笑みを浮かべたまま、ドロッセルの両手が私の首筋に触れる。
「わたし、犯人じゃないわ。だってこんな事件、センスないんだもん。わたしがやるんだったら、もっと徹底的にやる。わたしが犯人じゃないのは、わたしが人を傷付けるタイプの人間じゃないから――なんて甘ったるい理由なんかじゃない」
ドロッセルの残酷で、でも声色だけは無邪気な語らいに言葉が詰まり、それでも立って彼女の目を見つめ返すことだけは意識して足で地を踏みしめていると。
笹巳が、気怠そうに舌打ちをした。
「ハッ、不気味な女だとは思ってたけどオマエ、性根から腐ってやがんな。オレが言えた義理じゃねえけど、オマエは立派な『悪』なんだろうよ。むしろ、人間だなんて呼べないくらいの『悪』だ」
笹巳の挑発的な言葉に、ドロッセルはにっこりと笑って振り返った。
「ううん、わたしは、人間だよ? 恵夢がそう言ってくれたの。わたしなんかでも人間だって」
「綺麗事って、口だけなら何度でも言えるじゃねえか」
「あはは、違う。違うわ。恵夢だけは、違うの。『本当のわたし』を見た上で、わたしを『人間』だって言ってくれたの。だからわたしは、何も捨てない。憎しみも恨みも妬みも、全部わたしのもの。だからわたしは、わたしを助けてくれなかったこの世界、大っ嫌いなんだよねえ」
ドロッセルの言葉が何を意味しているのか、私にはまるでわからなかった。
それは笹巳も同じだったらしく、ドロッセルの話を聞くうちにどんどん険しそうに眉を顰めていく。
ふわ、とスカートが靡く軽やかさでドロッセルが私から離れる。
それから彼女は、一人で寮から離れた場所へと歩き始めてしまった。
「ちょ、ちょっとドロッセル! どこに行くの!?」
「ん? ダリアちゃんには関係ないよぉ? ついてこないでね。わたし、貴女をとっくに見限ってる。貴女の薄っぺらい正義の味方ごっこに付き合ってられるほど、暇じゃないから」
「……オレも、パスだ。っつーか、オレには元々何も関係ねーし」
よほど退屈だったのか、笹巳が欠伸を嚙み殺してドロッセルとは反対側に歩き出す。
突然の展開に、どちらを追いかければいいのかわからず立ち尽くす私に向かってふと笹巳が吐き捨てるように言った。
「オマエ、ウザい。オレだってこんな世界どうでもいいし大嫌いだ。人が死ぬのも何とも思わない。……だって、それはオレの世界で起きてる出来事じゃない」
世界? 何を言っているの?
言葉が出て来ない。ドロッセルと笹巳の背中が、どんどん遠ざかっていく。
――先生は、言っていた。
時には逃げるのも戦術だと。
だけどそれは決して今じゃない。
それは、私の心が、意志がそう強く判断している。
逃げたくない。でも進み方がわからない。まるで迷子になったみたいだ。
退きはしなかった。だけど足を一歩進めることも出来やしなかった。
停滞していた私の元に、ふと影が差す。
背の高いシルエット。このシルエットを、私は良く知っている。
「やあ。……随分苦戦してるようだな、ダリア」
「……レイヴン……先生……」
困ったように笑い、私の傍に歩み寄ってくれたのは。
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