12 / 104
第二話『永遠少年殺人事件』
その2 ある意味、おれときみで美食家。
しおりを挟む
★第二話『永遠少年殺人事件』
その2 ある意味、おれときみで美食家。
teller:バッカス=リュボフ
さて、先日のおれがどういうわけか失敗した、他ペアのカーバンクル入寮歓迎会。
せっかく用意したご馳走はみんなに困惑されて誰も手をつけてくれなかったので、全部おれ一人でぺろっと食べた。まるごと。実に美味でした。
「……いや、アンタの胃袋どうなってんのよ」
ピアスにじとりと、ドン引きの意を隠さない目つきで睨まれる。
おれはぐっと親指を立て胸を、いや腹を張る。
「食べ物となるとおれの身体はブラックホールにもなるぜ!!」
「誇らしく言うんじゃないわよデブス」
「デブスは違う!! だからデブスは意味合いが違う!! いつもみたいに馬鹿スって呼んで!!」
「アタシが言うのもなんだけど馬鹿ス呼びも本来は抗議するべきよ、このおバカ」
朝からピアスに呼称についてギャーギャーと抗議し、ふと自分のベッドにごろんと横たわる。
ピアスは本当に掃除の面倒を見てくれないらしく、おれのベッドのシーツはよれよれで食べ物絡みの赤が散乱している。相変わらず殺人現場ばりに真っ赤だ。まあ、寝れりゃ良い寝れりゃ良い。
対してピアスは既に朝のピアスなりの身支度を整えたのか、いつものパンツスーツを纏ってお化粧もばっちり。
きりっと仕事の出来る美人、な雰囲気を全力で醸し出している。うんうん、親友が今日も綺麗で誇らしい。
カーバンクル寮に入寮者が徐々に増えて気付いたことだが、基本的に他のペアはそれぞれのペアで閉鎖的に行動しがちだ。
ペアで同室の場合もあれば、ペアが異性同士だと別室だったりもする。
つくづく、このカーバンクル寮は広い。
こんなひっろいコミュニティに所属するのは、おれは初めてだ。
なので。
「と、いうわけで! カーバンクル寮のみんなとなるべく仲良くしたいと思います!」
「何がというわけで、なのよ。文脈どこいったのよ。そもそもアンタ、ここのペアって全員ライバルなこと、忘れたの?」
「いいじゃんいいじゃん! バトル・ロボイヤルが終われば全部の地区で結託してみんなで世の中良くしてこー! ってなるんしょ? おれ推理だと寮生活は将来のコネクションみたいなもんだし! 絶対友達は多い方がいい!」
やる気が急にみなぎり、ベッドでぐだぐだしつつも天井に両手を伸ばしガッツポーズをダブルで作るおれに対し、ピアスは冷めた態度を取る。
視線が冷たい。絶対零度。あ、氷菓が食べたい気分だ。あとで買おう。
「……アンタ、もう若くないんだから友達友達って甘えるのやめなさいよ」
「あ、勿論親友はピアス一人だぜ! あいらぶゆー!」
「そういう問題じゃないわよおバカ」
「さーって、そんじゃ早速声掛けてきまーーす!! ピアス、さらだばーっ!!」
自分のテンションを上げたい時、モチベーション向上の為におれは『さらだばー』と言うことが多い。主にさよならのタイミングで。
これは、ロマネスクの推し美少女アイドル・クラリスたんのライブ終了時の挨拶にもなっている言葉で、『さらば』と『サラダバー』の語感が似ているから、と考案されたものらしい。おれもクラリスたんリスペクトでこの挨拶を愛用させてもらっている。
別れの挨拶すらも食の挨拶になるなんて、世界が食に溢れてるって感じがして良いね。
さてさて、まずは朝ごはんを一緒に食べてくれる友達を作ろう。
○
teller:ピアス=トゥインクル
「……何でサプライズパーティ大失敗した反省もクソもないのよ、あのメタボは」
馬鹿スが部屋を飛び出して行ったのを睨みながら見送ってから、アタシも溜息をついて自室を出る。
友達を作りたいから、という馬鹿スみたいなアホな理由じゃなくて、まだカーバンクル寮の設備の点検が済んでないからだ。
業者が定期的に点検に来ると言っても、収容人数と、このご時勢を考えると限度があるだろう。
何かあった時の為に、アタシたちサポーターが動けるようにしておかないと。
街の探索はそれからだ。……余裕があれば、ブティックとコスメショップ、アクセサリーショップ、雑貨屋もチェックしておかなきゃ。
――アタシの求める、完璧な『美』の為に。
「うっわ、マジで美人っすね、姐さん。加工とかじゃなかった……っていうか、実物の方が美人とか、もはや溜息出るわ」
ふと、ハキハキとした、声をかける行為に一切の躊躇いが感じられない少女の声がして振り返る。
そこに立っていたのは、明るい茶髪をポニーテールにした、意志の強そうな少女。それから彼女の背に隠れるようにおどおどと小動物のようにこちらの様子を窺う、背中をたっぷり覆い隠すほど長い黒髪と視界を遮るほどこれまた長い前髪の色白の少女。
彼女たちもカーバンクル寮の寮生だ。データは既にチェックしてある。
第87地区ペアの子たちだ。
ポニーテールの少女がファイターのレイア=ヴァルキュリア。
後ろの黒髪の少女がサポーターのテレサ=メヌエット。
二人とも16歳の女の子だ。
学業区画が整っている地区の同級生、とのことだが現在はバトル・ロボイヤル開催に伴い休学中だったはず。
バトル・ロボイヤル関連の10代の若者は、大体そういう境遇だったと思う。
二人の様子から察するに、アタシに声をかけたのはレイアちゃんの方だろう。
アタシが振り向いたのを見て、レイアちゃんがアタシと視線を合わせて感嘆したように言った。
「ぎゃ、正面顔見るとますます美人だって実感しちゃうわ。ピアス=トゥインクルさん、で合ってますよね? どーも。私、第87地区のファイター・レイア=ヴァルキュリアです。こっちはサポーターのテレサ。私、データ見た時からピアスさんのファンみたいなもんで。ピアスさん、どっからどう見ても完璧に女にしか見えないんですもん」
「あら、そう? 誉め言葉として受け取っておくわ。でもね、アタシが目指してるのはもっと高み。男性も女性も凌駕した、誇らしいくらいに美しい存在として、アタシは在り続ける。それがアタシの性別。それがアタシ。覚えといて」
アタシがにこりと、自分が映える角度を意識しつつ二人に微笑みかけると、レイアちゃんの方があからさまにきらきらと目を輝かせた。
今にもこちらにずいずいと駆け寄ってきそうな勢いだ。
「かっっっこよ……え、姐さんって呼んでいいッスか? さっきもう呼んだけど。ね、テレサ。しばらく姐さんについて回りましょ。私たちも美について学ぶのよ! あんただって、世界一可愛いんだから!」
「ぇ……れ、レイア……その、あ、あた、しは……えと……」
テレサちゃんは縮こまり、怯えたようにレイアちゃんの背にますます隠れてしまう。
そこで以前、端末で確認した特記事項の、テレサちゃんのプロフィールを思い出した。
重度の、男性恐怖症。
なるほど、テレサちゃんはアタシの元々の性別を警戒しているようだ。
だったら。
「……ねえ、レイアちゃん、テレサちゃん」
「はい?」
「は……はひ?」
「買い物行くけど、ピアス姐さんにちょっと付き合ってくれる?」
予定変更。アタシの最優先事項は『美』。
これは自分の存在証明の為に、外せない用事だ。
アタシはアタシ。恐怖の対象の、定められた性別になんてならない、『ピアス=トゥインクル』という存在そのもの。怖がられないようにしなくっちゃ。
――だってつまらない枠に囚われるのは、性に合わないもの。
その2 ある意味、おれときみで美食家。
teller:バッカス=リュボフ
さて、先日のおれがどういうわけか失敗した、他ペアのカーバンクル入寮歓迎会。
せっかく用意したご馳走はみんなに困惑されて誰も手をつけてくれなかったので、全部おれ一人でぺろっと食べた。まるごと。実に美味でした。
「……いや、アンタの胃袋どうなってんのよ」
ピアスにじとりと、ドン引きの意を隠さない目つきで睨まれる。
おれはぐっと親指を立て胸を、いや腹を張る。
「食べ物となるとおれの身体はブラックホールにもなるぜ!!」
「誇らしく言うんじゃないわよデブス」
「デブスは違う!! だからデブスは意味合いが違う!! いつもみたいに馬鹿スって呼んで!!」
「アタシが言うのもなんだけど馬鹿ス呼びも本来は抗議するべきよ、このおバカ」
朝からピアスに呼称についてギャーギャーと抗議し、ふと自分のベッドにごろんと横たわる。
ピアスは本当に掃除の面倒を見てくれないらしく、おれのベッドのシーツはよれよれで食べ物絡みの赤が散乱している。相変わらず殺人現場ばりに真っ赤だ。まあ、寝れりゃ良い寝れりゃ良い。
対してピアスは既に朝のピアスなりの身支度を整えたのか、いつものパンツスーツを纏ってお化粧もばっちり。
きりっと仕事の出来る美人、な雰囲気を全力で醸し出している。うんうん、親友が今日も綺麗で誇らしい。
カーバンクル寮に入寮者が徐々に増えて気付いたことだが、基本的に他のペアはそれぞれのペアで閉鎖的に行動しがちだ。
ペアで同室の場合もあれば、ペアが異性同士だと別室だったりもする。
つくづく、このカーバンクル寮は広い。
こんなひっろいコミュニティに所属するのは、おれは初めてだ。
なので。
「と、いうわけで! カーバンクル寮のみんなとなるべく仲良くしたいと思います!」
「何がというわけで、なのよ。文脈どこいったのよ。そもそもアンタ、ここのペアって全員ライバルなこと、忘れたの?」
「いいじゃんいいじゃん! バトル・ロボイヤルが終われば全部の地区で結託してみんなで世の中良くしてこー! ってなるんしょ? おれ推理だと寮生活は将来のコネクションみたいなもんだし! 絶対友達は多い方がいい!」
やる気が急にみなぎり、ベッドでぐだぐだしつつも天井に両手を伸ばしガッツポーズをダブルで作るおれに対し、ピアスは冷めた態度を取る。
視線が冷たい。絶対零度。あ、氷菓が食べたい気分だ。あとで買おう。
「……アンタ、もう若くないんだから友達友達って甘えるのやめなさいよ」
「あ、勿論親友はピアス一人だぜ! あいらぶゆー!」
「そういう問題じゃないわよおバカ」
「さーって、そんじゃ早速声掛けてきまーーす!! ピアス、さらだばーっ!!」
自分のテンションを上げたい時、モチベーション向上の為におれは『さらだばー』と言うことが多い。主にさよならのタイミングで。
これは、ロマネスクの推し美少女アイドル・クラリスたんのライブ終了時の挨拶にもなっている言葉で、『さらば』と『サラダバー』の語感が似ているから、と考案されたものらしい。おれもクラリスたんリスペクトでこの挨拶を愛用させてもらっている。
別れの挨拶すらも食の挨拶になるなんて、世界が食に溢れてるって感じがして良いね。
さてさて、まずは朝ごはんを一緒に食べてくれる友達を作ろう。
○
teller:ピアス=トゥインクル
「……何でサプライズパーティ大失敗した反省もクソもないのよ、あのメタボは」
馬鹿スが部屋を飛び出して行ったのを睨みながら見送ってから、アタシも溜息をついて自室を出る。
友達を作りたいから、という馬鹿スみたいなアホな理由じゃなくて、まだカーバンクル寮の設備の点検が済んでないからだ。
業者が定期的に点検に来ると言っても、収容人数と、このご時勢を考えると限度があるだろう。
何かあった時の為に、アタシたちサポーターが動けるようにしておかないと。
街の探索はそれからだ。……余裕があれば、ブティックとコスメショップ、アクセサリーショップ、雑貨屋もチェックしておかなきゃ。
――アタシの求める、完璧な『美』の為に。
「うっわ、マジで美人っすね、姐さん。加工とかじゃなかった……っていうか、実物の方が美人とか、もはや溜息出るわ」
ふと、ハキハキとした、声をかける行為に一切の躊躇いが感じられない少女の声がして振り返る。
そこに立っていたのは、明るい茶髪をポニーテールにした、意志の強そうな少女。それから彼女の背に隠れるようにおどおどと小動物のようにこちらの様子を窺う、背中をたっぷり覆い隠すほど長い黒髪と視界を遮るほどこれまた長い前髪の色白の少女。
彼女たちもカーバンクル寮の寮生だ。データは既にチェックしてある。
第87地区ペアの子たちだ。
ポニーテールの少女がファイターのレイア=ヴァルキュリア。
後ろの黒髪の少女がサポーターのテレサ=メヌエット。
二人とも16歳の女の子だ。
学業区画が整っている地区の同級生、とのことだが現在はバトル・ロボイヤル開催に伴い休学中だったはず。
バトル・ロボイヤル関連の10代の若者は、大体そういう境遇だったと思う。
二人の様子から察するに、アタシに声をかけたのはレイアちゃんの方だろう。
アタシが振り向いたのを見て、レイアちゃんがアタシと視線を合わせて感嘆したように言った。
「ぎゃ、正面顔見るとますます美人だって実感しちゃうわ。ピアス=トゥインクルさん、で合ってますよね? どーも。私、第87地区のファイター・レイア=ヴァルキュリアです。こっちはサポーターのテレサ。私、データ見た時からピアスさんのファンみたいなもんで。ピアスさん、どっからどう見ても完璧に女にしか見えないんですもん」
「あら、そう? 誉め言葉として受け取っておくわ。でもね、アタシが目指してるのはもっと高み。男性も女性も凌駕した、誇らしいくらいに美しい存在として、アタシは在り続ける。それがアタシの性別。それがアタシ。覚えといて」
アタシがにこりと、自分が映える角度を意識しつつ二人に微笑みかけると、レイアちゃんの方があからさまにきらきらと目を輝かせた。
今にもこちらにずいずいと駆け寄ってきそうな勢いだ。
「かっっっこよ……え、姐さんって呼んでいいッスか? さっきもう呼んだけど。ね、テレサ。しばらく姐さんについて回りましょ。私たちも美について学ぶのよ! あんただって、世界一可愛いんだから!」
「ぇ……れ、レイア……その、あ、あた、しは……えと……」
テレサちゃんは縮こまり、怯えたようにレイアちゃんの背にますます隠れてしまう。
そこで以前、端末で確認した特記事項の、テレサちゃんのプロフィールを思い出した。
重度の、男性恐怖症。
なるほど、テレサちゃんはアタシの元々の性別を警戒しているようだ。
だったら。
「……ねえ、レイアちゃん、テレサちゃん」
「はい?」
「は……はひ?」
「買い物行くけど、ピアス姐さんにちょっと付き合ってくれる?」
予定変更。アタシの最優先事項は『美』。
これは自分の存在証明の為に、外せない用事だ。
アタシはアタシ。恐怖の対象の、定められた性別になんてならない、『ピアス=トゥインクル』という存在そのもの。怖がられないようにしなくっちゃ。
――だってつまらない枠に囚われるのは、性に合わないもの。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる