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甘くて、痛くて、泣きたい
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しおりを挟むこれでもかってほど腰が上に跳ね上がり、背中が攣りそうになる。
濡れる。お尻が、今まで以上にあったかくなった。
「ぁ、へ、…、」
疲労感にぐったりする。
異常な心拍数と、発汗量、
身体がおかしいくらいに火照ってて、頭がガンガンする。
そのまま…意識を失いかけた瞬間、
「ひぃ゛、ッ、?!」
肚に埋められた数本の指の腹が、イッた直後の充血し、マグマみたいに熱い襞の奥…ちんちんの根元の裏側をリズミカルに突き上げてくる。
「ぁ゛っ?ひぐっ?ぞ、ご、ら゛っ?!」
びくんっ、びくっ、ひくっ、ぷしゅっ、
無理やり覚醒させられ、そこを突き上げられるたびに毛穴が開くような感覚に襲われ、ぎゅぎゅっと指をキツく締め付け、肛門を閉じようとする。
数秒間の間にイキすぎて、既にちんちんからは一滴も出なくなっていた。
何度もイキ続けてるみたいに脈絡なしに腰が跳ね、ぶるぶる震えながら絶頂する。
待て、待ってという暇もない。
手つきが、やけにいやらしい。
「香織…、」
「…っ、ぅ、あ、」
汗に濡れた髪を撫でられ、…唇が、重なる。
ここにいるのはオレなのに。
ここにいない、桃井の名を愛おしそうにつぶやいて、
…その声によって、一気に現実に戻った。
熱に浮かれた頭で、自分の今の状況を思い出す。
「や、ん、ん…っ」
やだ。オレは桃井じゃない。
桃井じゃないのに、その名前で呼ぶな。
抗議のために唇を開くと、そくざに有無を言わせずに舌が滑り込んでくる。
舌をしゃぶられながら、手で必死におしかえそうとすれば、腰をなぞっていた指が尻を揉み、撫でる。
「は、ぁ、ァ、っ、ん゛ん゛っ、ン゛ン゛ン゛~っ、!!」
尻を撫で飽きるとお尻の穴の中…肚に差し込んでは少し抜き、またグポポ…と泡を立てて差し込まれる数本の指。
ゆっくりな刺激でさえ何度か小さくイって果てていると、その間にもお尻の中で腸内を掻き混ぜる指の数は増えてて、ナカの襞を音がびちゃびちゃに鳴るほどに拡げ、擦り上げられる。
根元まで埋められた数本の指に、熱くて熱くてたまらない肚のなかを上に突き上げられるたびにチンチンが苦しいほどに上を向いて、口からも、おしっこのクチからもたくさん涎を垂らしてしまう。
目の前が真っ白になって、ガクガクする。
クタ、と体をベッドに預けて意識を閉じようとした瞬間、頬を軽くたたかれた。
「これ程度でへばって寝てはいけませんよ。俺の気が済むまで、夏空様には永遠に付き合って頂きますから」
「っ、ひ、ぁ…」
指をオレと絡めながら、ネクタイをもう片方の手で緩める。
ズボンのベルトも外し、欲情した表情で、ぞくっとするほどの色気を滲ませて微笑んださっくんがオレを見下ろす。
怯えながら必死に拒否の気持ちを表すと、太腿を掴んで閉じていた両足を左右に大きく広げられた。
実際は片足の太腿を手で掴んで外側に動かされただけなのに、幼い頃からの習性か、怖くて勝手に身体が動いて、股を広げて相手の意図に従ってしまった。
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