113 / 305
学校とさっくんと桃井
7
しおりを挟む…本気で、今のはやばかった。
膀胱が今のそれによっておかしいくらいに刺激されて、青ざめる。
お腹に力を入れて、なんとかおしっこが出ないようにしても、もう遅かったと思うほど、限界を一瞬で超えそうだった。
きゅんぎゅんっておしっこが出る寸前みたいに、疼いてる。下腹部が、びいいんって痺れる。
「…っ、ぁ、ひ、…ぅ…」
(もし、こんな場所で、おしっこを漏らしたら、)
なんて考えたくもない。
それどころか、ベルトが緩められてるからズボンも膝まで落ちかけてて、
それに、こんな風に、さっくんに下着の中に手を突っ込まれてちんちんを触られてるのを、誰かに見られたら――、
「すごく震えてますね。ココ」
「ひ、っ、ぃ、」
指の腹でくるくると濡れたおしっこのくちを円を描くようになぞられる。
無意識にさっくんにすがりつくようにその白衣を強く握った。
「で、る…っ、で、ちゃう、…っ…ん、…っ、」
しかも、ノックするみたいにコンコンと軽くそこの口を叩かれれば、ぶるぶると今度は恐怖ではなく身体が震え始める。
「こういうの、好きなくせに」
「…や、だ…」
(好きなのは、さっくんだけだろ)
笑いを含んだ声に言い返したいけど、そんな余裕もない。
おしっこの口をトントンとノックされるたびに、びく、びく、と腰が揺れた。
ぎゅっと内股になってる両足に力を入れて、前かがみになっている。
「ね、…夏空様」
ふらふらとよろけてしゃがみこもうとしたところを、さっくんに抱き留められて、止められた。
そうなってもまだ、ちんちんに触れてる手は、まだ緩くそこを刺激し続けて、いて、
「今の御顔、…大変魅力的で、嗜虐的で、可愛らしいですよ」
「…――っ、ぁ、」
(…クソ、変態。サディスト)
そこ…弱い、のに。
…弱いってわかってるのに、わざと耳元でそういうことを言うな。ばか。
「さ、さっく、もう、や、ば、から、」
涙目で必死に離して、と訴えても、やけに楽しそうな表情をしたさっくんは崩れ落ちそうになるオレの腰を固定するみたいに抱きかかえてくる。
こっちはもう崩壊寸前なのに、ちんちんを離すどころか、我慢できずに先からちょっと滲んだおしっこを指に絡めてびくんびくんって小さく痙攣してるちんちんに塗りつけ、左右の玉袋を手のひらで包んでゆらゆら揺らしてくる始末。
「…っ、だれ、かに、みられ、たら、」
びくん、びくんと腰が揺れる。
ぴく、ぴくと腹筋がひきつる。
6
お気に入りに追加
299
あなたにおすすめの小説


飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?


【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜
トマトふぁ之助
BL
某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。
そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。
聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる