73 / 305
貴方の首筋にかぶりつく
22
しおりを挟む…と、ちんちんは弄られず、今度はお尻の中だけをグチャグチャビチャビチャッって水音を立てて掻き混ぜられた。
あまりの気持ちよさに、何度も腰を突き上げてしまう。
「っ゛ぁあにゃ゛ああ゛ッ!!は…ッ、へ…ッ、」
「…お尻の中、こうして指でぐちゃぐちゃされるの…気持ち良いですか?」
「ぎもちいッ、ちんちん、ざわられ、より、もっとしゅぎ…ッ、へぅ…ッ、ン゛ン゛ッ」
にゃはぁととろん顔で好き、好き、大好き、と何度も言う。
そうしたら、もっとたくさんコリコリクニュクニュズチャズチャ!ってしてくれるかなって、そう思ってしたら…やっぱりいい子って言われてお尻の中から沢山気持ち良いのがキた。
さっきまで気持ち良くないって言い張っていた主人の姿は、既に影も形もなくなっていた。
途中で両手のネクタイも脚の縄も外されてたけど、
股をだらしなく広げたまま、指にイイところが当たるように腰を自分で何度も上下左右に振って、さっくんに気持ち良いのもっとちょうだい、足りないって腕を広げておねだりした。
そしたらいっぱいいっぱい指でぐるんぐるんぐっちゃぐっちゃぐちょぐちょ!って一回突かれる度に全身が跳ねるくらい熱くて痒くてうずいて仕方がないねんまくを擦り上げてくれるから、擦られてるところがあっつくなって、どろどろぷしゃぁあああって何かが出た。
気持ち良い、きもちいい。きもちいいきもちいい。凄い。凄いぞ。良い。最高、さいこうだ、とさけびつづける。
「一番好きそうなここ、たくさんコリコリ擦ってあげますね」
ゴリゴリクリクリ!グチュグチュ!
「…っ!はぅ゛ン゛ン゛!ん゛ぅぅ…っ!?!!そ゛り゛ぇ゛、りゅ、すっぎょ、ン゛ぉ゛ぁあ…っ?!」
首に腕を回すと、下から串刺しにするみたいに、物凄い速さで的確に指で突き上げられる。
「はひ…っ!…っつ、ん゛ん…っ!はへ、はっ、」
「嗚呼、男の子なのに…大事なおちんちんをぶらぶらしたまま涎を垂らし、気持ちよさそうにヨがって…」
ゾクゾクっとするような表情で、頬の涙を舐められる。
グチュグチュッ!、
「?!ぁあ゛ァ…っ、!!、へ、は…っ!」
「ねぇ、夏空様…?」
熱い吐息まじりの声が、オレの名を呼ぶ。
「…ほら、…こうして温かくぬるぬるうねるナカをかき混ぜれば…嬉しそうに俺の指を咥えこんでいる…」
「ひ、ひ、うぁ、ひ、ぅ゛…っ!」
「……男の子の大事な部分を触ってすらいないのに、ここを擦るだけで何度も腰を振ってくねらせて感じているなんて…おかしいと思いませんか…?」
「…ぁ゛っ…、へ、」
…長い快楽の末、…数本の指が…グチョグチョ…って音を立てて、抜かれようとした。
お尻の中の圧迫がどんどんなくなっていって、…物足りない。
抜かれる寸前、待って、もっとナカいじってって訴えるみたいに指にねんまくやひだひだをちゅうちゅうさせて、ぎゅうぎゅう締め付けた。
けど、呆気なく、ぐぽぉ…って音がして…全部引き抜かれてしまった。
「…ん、っン、ら…」
オレの体液とか色んなものでグチョグチョなその手を追いかけようとするトロトロお尻に、
…わざとらしいほど、『困った人だなぁ、』とでも言いたげな笑みが零される。
「…これでもう、他の女なんかでは満足できない…抱けない身体になってしまったことに、貴方はきっと気づいていないんでしょうね」
そう耳元で低く甘い声音で怪しく囁かれ、息ができないほどぎゅっと強く抱きしめられた。
言われた言葉の意味さえ理解できず…そもそも目の前の執事すら映っているのかわからない焦点の合わない瞳が、なんとなく声の方をぼんやりと見上げる。
すると、瞼の上に優しくキスがおとされた。
「…夏空様、大好きです…」
愛おしそうに、切なそうに…そんな雰囲気を纏うさっくんの腕の中で、
…オレは刺激をやめられてもなお…何度も果て、ビクビク身体を震わせていたのだった。
――――――
壊れた人形のような主人を抱いて微笑む執事に、応える声はない。
7
お気に入りに追加
299
あなたにおすすめの小説


飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?


【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜
トマトふぁ之助
BL
某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。
そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。
聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる