33 / 292
Q.大人とは?A.今までできなかったことができるようになること
20
しおりを挟むもっともっと困らせて焦らせてやろうと舌を出して、もう一回そこを上から下になぞる。
(さっくんだって、流石にこうされたらいつもの澄ました顔じゃいられないだろ)
ぺろ、ともう一度、唾液で濡れてるその位置を舐めようとして、布地に舌が触れる…と、
「…ん、ふ…ぅ…、?…はれ…?」
今度はびく、と震えたその場所が、何故か遠くなった。
代わりに、
「そのような厭らしい技を、一体どなたから教わったのでしょう」
「…っ、ひ」
そんな、ものすごーい綺麗な笑顔を浮かべて、
病み!みたいな顔をしたさっくんが、オレを見下ろしていた。
「…おかしいですね。俺は教えた覚えがないのですが」
「…っ、さ、さっく…」
怒ってる。
ただオレはさっくんを困らせようと思ってただけなのに、
…なんでかすごく怒ってる…!
「まさか、どこの馬の骨ともわからない男に…」
「ち、ちがうぞ…っ!」
「…本当ですか?」
「う、うん…」
ぶるぶるとさっきとは違う意味で震えながらこくこく頷くオレに、さっくんが納得したようにふんわりと微笑む。
いつもの笑顔を見て、ほっと息を吐いた。
その時
「では、教えられたのでなければ、無意識に男を誘うのが御上手なのですね」
「…っえ」
「そんな夏空様には…良くできました、のご褒美を差し上げなければ」
”いつも欲しいって仰っていたでしょう?”
そう耳元で囁いたさっくんは
唇の端を歪に持ち上げているくせに、全く瞳は笑ってなくて。
…つまり、それは明らかな『お仕置き宣告』だった。
どう見てもこの尻を人質にとられてる状態で逃げられるはずもないのに、なんとかして床についた手をついて、後ろに身体を引こうとした…
瞬間、
ぎゅむ
「ぃ…っ?!」
お尻を掴む手に怖いくらいの力が込められて
「ひっ、ぃ、や、に、ぁ゛ぁア゛ア゛、ア゛ア゛…――ッ!!?!」
容赦なんかなかった。
用済みというように、床にコトンと置かれている玩具は一切使われない。
その代わりに上から何本もの指を、奥深くまで突き刺すように、ちんちんの付け根の裏側をものすごい勢いで擦られる。
2
お気に入りに追加
276
あなたにおすすめの小説
少年ペット契約
眠りん
BL
※少年売買契約のスピンオフ作品です。
↑上記作品を知らなくても読めます。
小山内文和は貧乏な家庭に育ち、教育上よろしくない環境にいながらも、幸せな生活を送っていた。
趣味は布団でゴロゴロする事。
ある日学校から帰ってくると、部屋はもぬけの殻、両親はいなくなっており、借金取りにやってきたヤクザの組員に人身売買で売られる事になってしまった。
文和を購入したのは堂島雪夜。四十二歳の優しい雰囲気のおじさんだ。
文和は雪夜の養子となり、学校に通ったり、本当の子供のように愛された。
文和同様人身売買で買われて、堂島の元で育ったアラサー家政婦の金井栞も、サバサバした性格だが、文和に親切だ。
三年程を堂島の家で、呑気に雪夜や栞とゴロゴロした生活を送っていたのだが、ある日雪夜が人身売買の罪で逮捕されてしまった。
文和はゴロゴロ生活を守る為、雪夜が出所するまでの間、ペットにしてくれる人を探す事にした。
※前作と違い、エロは最初の頃少しだけで、あとはほぼないです。
※前作がシリアスで暗かったので、今回は明るめでやってます。
変態村♂〜俺、やられます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。
そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。
暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。
必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。
その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。
果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?
とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~
無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。
自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
アダルトショップでオナホになった俺
ミヒロ
BL
初めて同士の長年の交際をしていた彼氏と喧嘩別れした弘樹。
覚えてしまった快楽に負け、彼女へのプレゼントというていで、と自分を慰める為にアダルトショップに行ったものの。
バイブやローションの品定めしていた弘樹自身が客や後には店員にオナホになる話し。
※表紙イラスト as-AIart- 様(素敵なイラストありがとうございます!)
食事届いたけど配達員のほうを食べました
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
なぜ自転車に乗る人はピチピチのエロい服を着ているのか?
そう思っていたところに、食事を届けにきたデリバリー配達員の男子大学生がピチピチのサイクルウェアを着ていた。イケメンな上に筋肉質でエロかったので、追加料金を払って、メシではなく彼を食べることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる