手足を鎖で縛られる

和泉奏

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俊介の告白

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そうしてその痺れているような、敏感すぎる部分を速い速度で摩擦されると、びくんっと身体の深いところが甘く痙攣した。


「…やめ…っ、ぅ、ゔゔ…っ、あ゛…っ、ぁ、ぁ゛あああ――ッ!!」


脚を離した手が、今度は性器を握ってグチャグチャにしてくる。

性器の扱きに合わせて、肚のナカもジュクジュクと泡立つと思うほど擦られ、電気が身体を走ったような快感が駆け抜ける。
お腹の奥がきゅーーって甘く蕩けて、内壁で強く指を締め付けながら収縮した。
床についた背中が仰け反り、顎が上がる。
がくがく痙攣して、びくんっびくんっと大袈裟なほどに身体が跳ねた。


「はぁ…っ、は…っ、は…」

「これ、前立腺って言うんだって」

「…っ、ぜ、…り…、へ、…ぅ゛…っ、ぁ゛ぁあ…っ、ら゛ぁっ、あ゛ゔゔゔ…っ!!」


回らない舌でその言葉を繰り返せば、
絶頂したばかりでびくびくしてるナカにまた数本指が差し込まれ、グチャグチャグチャ…!!とナカを嬲られる。
ぎゅーぎゅーに締め付けてるのに追い打ちをかけるように根元まで差し込んで腰が浮くほど撹拌される。


「…っ、ぁあ゛ぁぁ…っ!!!」


今はもう何も考えられない。
弓なりのなるほど背筋が仰け反り、ブルルっと震えて跳ねる。
その後も散々指でナカの感触を堪能するように解された。

身体が信じられない程痙攣し、ナカが収縮して頭が真っ白だった。


「あーあ、昨日まで笑えてたのに」


その綺麗な唇に氷のような嘲笑が浮かんでいるのが見えて、本能的な怖さで震える。

俺の肚のナカをグチャグチャに指で掻き回してる時も、蒼は全然顔色一つ変えずに嬲り続けてた。

まるでどうでもいいことみたいに。
慣れている作業みたいに、何の感情もないように指を動かされて、……俺だけがずっと泣いて叫んで知らない快楽を覚えさせられ続ける身体に狂い悶えていた。

蒼が冷たい表情のまま、カチャカチャとベルトを外す。
ズボンのチャックを降ろして、……布が床に落ちる音がした。

逃げなければいけないのに、今すぐ動かないといけないのに
身体が固まったようにうまく力を入れることができない。


「男同士のセックスっていうのは、性器をソコに入れることなんだよ。まーくん」


冷たい瞳で、それなのにひどく優しげに微笑む蒼に「え…」と思わず絶句する。


(…ソコって…)


彼の目線の先は、さっき散々指をいれられていた場所…で、

蒼が今から何をしようとしてるのかを理解して「や、やめ…っ」と震える声が口から漏れる。


「やだ…っ、やだよ…ッ、蒼…っ」


怖くてたまらない。
もう蒼が怖いのか、今からされるだろう行為に恐怖してるのか、自分でもわからない。


「う…っ、ぅ、…っ、ひっ、く」

「なんで、まーくんを俺の方に向かせたと思う?」


そう囁き、開かされた股の間に蒼が膝をつく。

縛られた手をゆかについて逃げようとしても、冷酷な、初めて見た時以上に温度の感じられない冷たい表情で見下ろされ、恐怖に竦んで身体が動かなくなる。


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