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お世話
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しおりを挟むだって、…だって、
「ぁ…っ、あ゛ぁ…っ、んん゛ぅぅゔ…っ、」
喘いでいるような声をおさえられない。
性器を握った手に皮を根元に向かって下げるようにグチュグチュされる。
皮を剥いたり被せたり、細かく揺さぶるように扱かれ、振動が股間を凄まじい気持ち良さで満たし、脳が焼き切れそうなほどの快感を訴えてくる。
びく、びく、と股間から脚にかけて痙攣が大きく鳴っていく。
「腰引いて逃がそうとしないで」
「…っ、そ、そんな゛、ごと、ぃっ、ぁ゛ぁあ…っ、やぁ…っ、ほんと…っ、や…め…っ、ん、ん…っ、」
血流の集まったその場所が、もう限界だと涙のように先走りを零しながら扱いてくる手の中でビクビクと震えている。
想像できないくらい上手い舌使いで口の粘膜を嬲られながら、性器は手で巧みにリズミカルな動きで強弱までつけたやり方で刺激されて、感じないほうがおかしい。
「ん、んん…っ、ん゛っ、ぐ、ぐ…っ、」
「嗚呼、感じてる顔凄く良いな」
ぶわぶわと生じる熱に、汗が全身を塗らす。
必死にこみ上げる快感にこらえて顔を背けようとすれば、蒼によって顎を掴まれて視線を無理矢理合わせられた。
吐息まじりの楽しそうな声音に怖さで身体が震えて、そんなおれの反応がまた蒼を喜ばせる。
そのことが見て取れるようにわかって、余計に心の中に湧き上がる恐怖を増幅させた。
ジュクジュクッ、
股間を弄られながら、唇を噛んで声を抑えながら懇願するように見上げて首を横に振る。
(…っ、くる、もう、出そう、…やだ。やだ。やだ、)
おれの必死に抵抗に対し、蒼は彫刻のような冷たい顔に綺麗な微笑みを浮かべる。ゾクっとするほど恍惚とした表情でおれの頬を舐めた。ぬるりとした感触に、背筋が寒くなる。
扱かれながら再び口づけられ、唇が離れた瞬間に、離して、やめてくれと声にならない声で訴えれば、彼は「いやだ」と拒否し、おれの亀頭を摩擦していた手の速度を徐々に速くする。
グチュグチュグチュ…っ、
「…っ、ぁっ、ぅ、ぁあ゛あ…っ、!!」
「イッていいよ」
「ぅ、ぅう゛、ぐ、ぅうゔゔ…っ」
耳元で囁かれる甘い声音。
さっきまで片手だったのに、今は竿を手で固定しながらもう片方の手で信じられないくらい速く亀頭をごりゅごりゅ手の平で摩擦され、下腹部の奥が尋常じゃないほどぎゅーーってなる。
気持ちいい。頭がおかしくなるくらい気持ちいい。
指の動きに合わせて、腰が持ち上がり、小さい痙攣が広がる。
喉の奥から叫んで、縛られた手首を必死に動かした。
(もう、だめ、ほんとに、だめ、だ…っ、)
無我夢中で暴れた手首が布にこすれて痛いのさえ、今はどうでもいい。
「ぃ、い゛、…っ、ぐ、…ぅ、ぁ、ぁ、――…っ、」
一層背筋が仰け反り、顎が上がる。
ガクガクと痙攣しながら、腰を突き上げた。
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