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暗闇の中で
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…………………
「ぅ゛…っ、ぁ゛ぁああッ、あ、ぐっ」
「許してほしい?」
「や、だ…っ、やだ、ぁ゛…ッ、ごめ、なら゛…っ、ぁあ゛っ、ゆる、っ、も、ゆるじ、たす、れ…ッ」
「はは、すごいエロい顔してるよ。AVみたい」
見えない。目の前が真っ暗で何も見えない。
怖い。
身体を動かすと、ガチャンガチャンと耳障りな音が鳴った。
「う…っ、ふ…ッ」
もう汗か涙かわからない液体が頬を伝う。
口からこぼれ出る唾液がみっともなく肌を伝って下に落ちた。
少し離れた場所でそこに座っているだろう蒼に縋るように顔を向けると、……ふ、と笑いを含んだ声が聞こえる。
「ちょっと振動上げてみようか」
「――ァあ゛、ぁぁ、ぁあ゛…!!!!!っ」
ナカで緩く動いていたソレが、ブブブと強く振動する。
「……っ、ぅ、ぐ、…ゔ、…っ、まら゛、…ッ、!ぃ、ぐ…っ、ぃ、……で、る、ぅゔ…っ、ぃ゛…ッ、」
嫌だと身を捩っても、前立腺を潰すように当てられ続けて泣く。
ひたすら玩具で弄られつづけたせいで、狭く軽く湿っていただけだったはずの後孔は既にとろとろになって蕩けきっていた。
ベッドのせいで力が抜けて尻をおろすたびに擦れ、ナカを摩擦する振動が余計に強く肚を刺激して響く。それと同時に、何度目かさえわからない程の射精。
お腹の上は既に反り返っている性器から出たおしっこか精液か色んなものでびしょびしょに濡れていた。
「あ、ぁ゛っ、は、…ぁ゛……っ、あ゛、ぁ゛っ……ふぅ、ん゛…っ」
最早、気持ちいいのか気持ち悪いのかも、もうわからない。
あの日…手足から伸びる鎖を左右別々にベッドに括り付けられ、後孔には何かぼこぼことしたものがついているバイブを入れられた。
前立腺をヴヴヴって摩擦振動して、かつ時々ピストンに近い動きをしてくるから限界だった。
やめてほしくて、少しでもずらそうと尻を動かしたら「だめ。ちゃんと当てないと気持ち良くなれないよ」って悪いことをしたみたいに言われて、今度はピンポイントに前立腺を激しい振動で強く押し潰され続けて泣き叫んだ。
透明な涎を垂らし続けている性器は亀頭や裏筋に固定されたローターごと振動するオナホみたいなのを被せられ、悪戯に弄ぶかのように激しく擦られすぎて敏感になりすぎてしまっている。
両乳首の突起も吸着摩擦する玩具でめちゃくちゃにされて、女の人みたいにミルクが出るわけないのに促すように搾られすぎて真っ赤に腫れるほど疼いている。
そして、今はハチマキのような黒い布に視界を覆われていて何も見えなかった。
何日たったんだろう。
もうずっと長い間、こうして終わらない地獄を与えられ続けている。
なんで。なんで。こんなことになったんだ。
「ひ、ぁ゛、あっ……あ゛、ぁ、っはぁ゛、っ…ッ、」
何回も手枷を外そうとしたせいで、手首を擦ったらしい。
鈍い痛みに、顔をしかめた。
「血、出てる」
「…――ッ、ぁ゛あっ、」
痛い。
手首を優しく持ち上げられて、生暖かい何か湿ったものが手首をなぞる。
それが、舌だと気づいた瞬間、反射的に手首を引こうとして、余計に手枷が傷跡に擦れて激痛が走った。
「後で、ちゃんと消毒しておいてあげるから」
よしよしと頭を撫でられて、眼球が熱くなり、ぼろぼろと涙が溢れる。
ずっと昔に蒼が、俺を慰めるために頭を撫でてくれたことがあった。
その時の情景が一瞬だけ脳裏を掠めて、酷く悲しくなった。
「まーくん、今日は新しいオモチャを持ってきたんだけど」
かちり、音がして後孔のバイブの振動が弱くなり、代わりにとでも言いたげなその言葉に反射的にびくりと肩が震えて、それに勝手に下腹部まで疼いてぶんぶんと首を振った。
「…やだ…ッ、もう嫌だ、ぁ…っ」
聞いてくれるわけないってことくらい、もうわかっている。
でも、それでも、なんて思ってしまうのは、俺が馬鹿だからなのかもしれない。
「やるのは初めてだから、ちょっと痛いかも」
竿を手で掴まれ、位置を固定された。「深呼吸して」と促され、尿道口の形に先端を沿わせ、「ぁ゙、ぅ、ゔ……っ、」円を描くようになぞられる。
「…――ッ?!!!あぁア゙…――っ」
ぐちゅ…、と音がして尿道に何か細いものが入ってきた。
「…っ、ぅ、ゔ、」ぬるりと先端が湿っているそれはくるくる回転しながら奥に進んでくる。内壁がその刺激にビクビクと痙攣してヒクつく。
嫌だと心は叫んでいるのに、押し出そうとする肉壁の抵抗を物ともせずに強引に異物が挿入される。
怖い。痛い。怖い。
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