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蒼の嫉妬
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しおりを挟むピストンが狂うほど激しくなって、下腹部にキューッとする凄まじい気持ちよさに言葉を知らない幼児のように泣き喚く。骨盤全体が激しくジンジンして、おかしいほど甘く強烈に疼く。
精子が逆流するような感覚に、何も考えられない。
ただ、もう何でもいいから射精したかった。
「ぁ、ぐぅ……っ」
ふ、と耳にかかる吐息が、舐めるように這わせられる舌が、腰に刺激を与える。
耳元で囁く蒼の声。
「明日一日、俺の言うことを聞いてくれたらイかせてあげる」
「わら、がったっ、は、らっら゛、がらぁ…っ、ぃ、イが、せで…っ」
条件を呑む以外に方法なんてない。
涙を流し、咥え込んだ性器でごりごりするように尻を振ってこくこくと頷くと、「いいよ」と後ろから声がして鍵とリングが外される。
直後、腰を掴まれてけたたましい肉音と淫音を鳴らしながら激しく突き上げられた。
股間がぶつかるたびに身体が触れているトイレの壁が大きく音を立てまくる。
視界が真っ白になる。
「はぐ、ァ゛あ、ぁあ゛ン゛ン゛ン゛…ッ、!!」
奥深くを何度も何度も何度も何度も押しつぶされ、締め付ける肉壁と擦れる度に肚のナカで泡立つほどにかき混ぜられた先走りや体液が溢れ、いやらしい音を立てる。
締め付けていたものがなくなった瞬間にそんなことをされて、全身がおかしくなるほど反応した。
下腹部の奥に鋭い感覚が押し寄せ、ギュ――ッと咥え込んだ性器に吸い付き扱く。尻が痙攣し、尿道を一気に突き抜ける感覚。勢いよく溢れ、途方もない絶頂感に息もできなくなる。
「――ッ、ぅ、ぁ、ァ゛あぁああああっ、……!!」
気持ちいい。気持ちいい。めちゃくちゃ気持ちいい。
直後、精液が一気にびゅううと飛び出して、肚を、最奥まで咥え込んでいる性器を一層強く締め上げる。蕩けた粘膜がそこに無数に絡みつき、ぎゅーぎゅー食いついて離さない。
その後すぐにプシュッと透明なおしっこみたいなのも漏らした。沢山太腿を伝い、更にトイレの床を汚す。
呼吸ができない。
同時に、身体の奥に大量の熱くて濃い白濁液が叩きつけられた。
「―――ッ、」
か、は、と言葉にならない声を漏らし、びくびくしながらびゅるびゅると今度は射精で刺激してくる肚のモノを締め続ける。ドクッドクッと奥に注がれる精子。
その最中も押し潰している奥をごりごり亀頭で擦られ、泣く。今まで以上に泣きながら無我夢中で悲鳴を上げて悶えた。
でも、後ろから抱きしめられてるから逃げられるはずもない。
もがけばもがくほどゴリュゴリュ弱いとこを潰されて更に泣く羽目になっただけだった。
何分か、何十分か、気が遠くなるほどそうしていて、…不意に身体から力が抜けて、抱きとめられる。
涙、涎、鼻水あらゆる体液でぐちゃぐちゃに濡れた顔で、最早ままならない呼吸。
「……嗚呼。やっぱり、まーくんは可愛いな」
そう言って口角を上げた蒼が見えて、それからふ、と視界が消えた。
――――――
それは、一か月ぶりの外出で。
「外に出たい」って言って、行きたかった場所に合わせて水族館になった のに。
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