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蒼の嫉妬
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しおりを挟むいつもよりワントーン低い、甘く掠れた声が聞こえる。
「あんな女に話しかけようとした、まーくんが悪いんだよ?」
「…――っ、…っ、ぁ…っ、ぅ、うゔっ、」
ゾクリ、と反応して腰が震えた。
だから違うって言ってるだろ、なんて反論をしようにも声にならない。
ぐっと強く尻を揉まれて、ただでさえきつい肚に根元まで咥え込んでいる蒼の肉棒を締め付けてしまう。
そのせいで亀頭が奥の蕩けた中心部を更に強くごりごりしてくるから悶え、涙を流しながら身を捩った。
射精できないのに与えられる快感に、うまく息ができない。
「俺以外、誰とも話さないって約束したのに」
「……っ、ぃ…っ」
首筋をカブリと噛まれる。
そこから広がる痛みに涙が零れた。
痺れるような甘い痛みに、汗が滲む。
噛んだ後、その跡をなぞるように舐められ、腰が震えた。
「…っ、はぁ…ッ、ぁ…ッ、」
「これ、使い物にならなくなるかもな」
滲む視界。
軽く指先でそこをなぞられ、ほとんど意識も怪しい状態で、下を見る。リモコン操作でリングを何度も緩められ絞められたりしたことで、左右にせり上がった陰嚢をさげ、射精をとめられているそれはトロトロに濡れながら赤黒くなって苦しそうにビクンビクンと震えていて、……思わず喉を鳴らすほど卑猥だった。
恥ずかしくて、苦しくて、でもそこから目が離せない。
「まぁ、別に俺がいるからいっか」
「……っ、ん…ッ、ん゛…ッ、」
「『女の子』、みたいなことしかしてないんだから」
わけのわからないことを言われて、緩くゆっくりと焦らすように性器を抜き差しされる。
イイ場所に当てようと勝手に腰が揺れて、ゴチッ、ゴチュッとその敏感な場所を突かれると息が荒く零れた。
抜かれそうになるたびに、きゅううとナカのものを逃がさないように吸盤さながらに締め付けてしまう。
バックでガンガンぶちこんで抜き差しされたかと思えば、向き合うようにされて足を抱き上げられ、肚のナカがマグマみたいになるほど再び突き上げられる。
ガクガクと痙攣し震えた尻や太腿にはどろっどろに白濁液が零れ落ちていた。
お互いの股間同士はグッチョグチョに汁塗れで、奥を突き抜けちゃうんじゃないかと思うぐらいノックされ続けて、かろうじで足を地面につけながらオナホのように扱われる。
床は既に体液でびちゃびちゃだった。
もう思考がうまく働いてない俺は「ふぐ、ぅ…っ、はぁ…っ、う、ゔ、っ、ぁ、あぁゔ…っ、」とただ喘ぐことしか出来ない。
膝に最早力が入らないせいで、俺の体重も加わって余計に蒼の性器が奥まで捩じ込まれる。
汗に濡れた髪に口づけられた。
ぬぢゅぬぢゅ緩く腰を動かしてナカを摩擦しながら、クス、と見惚れそうな笑みを零す。
「ひどい顔」
喘ぐ以外できない、感じさせられすぎて涎に塗れて閉じ切らない唇と、目が合っているのかもわからないほど濡れた視界。紅潮し、涙や精液できたない頬を撫でながら、侮蔑とも揶揄ともとれる言葉を吐いたにも関わらず、彼はこの上なく嬉しそうに目を細めて微笑んでいた。
「こんなにだらしなく乱れて汚れた顔、恥ずかしくて俺以外に見せられないな」
「っ、ぁ、あ゙…っ、…へぐ、ぅゔ…っ、」
「ほんと、可愛い」
「も゙、ぅ゙…っ、お゙かじぐ、な゙…っ、ぞ、れ゙、や゙、ぁあ゙ッ!!…っ、ぐ、ぁ゙ゔ、ぅ゙ぁあ゙…ッ、」
「…っ、あー、良すぎて腰とまらない、」
腰で突き上げられながら、縛られたままの性器を優しく握られて上下に激しく擦られる。
そんなに弄られたら俺のが壊れちゃうかもしれないのに、そこを気にしている様子はない。これ以上膨脹できないというようにパンパンに膨らんで、抑えきれずに僅かに零れている先走りでどろどろな性器からぐちゅぐちゅと音が聞こえ、感覚も見た目も重なり、怖さで泣く。
もうやめてほしいのに、イきたくて、自分からナカを擦るように腰を動かす。
卑猥な音が股間から鳴り続け、凄まじい快感に目をぎゅっと瞑った。
精液が性器にたまっては逆流し、めちゃくちゃになっているのがわかる。それでも、リングを外せないから、射精できない。
無意識に腰が震えた。
「イかせてあげるけど、ひとつ、条件がある」
「な、なにぃぃ…っ、は、ぐぅ…っ!は、ぁッ、ぅ…っ」
すぐ後ろから耳に届く声。その間にも腰を掴まれて、コンコン奥を叩きながらドチュドチュ突き上げられる。
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