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蒼以外を見ることなんて、許されない
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しおりを挟む巻き込んでごめん、と涙を浮かべながらこっちを見ているだろうその人に心の中で呟く。
ただ、消しゴムを拾っただけで。
蒼に目をつけられるなんて、考えもしなかっただろう。
同情することしかできない。
…その視線を見て、蒼がぴくりと綺麗な顔を歪ませた。
「まーくんも悪い子だな」
「ぁ、ゔ…っ、んん゛っ、…ぁ゛あ…ッ、は…ッ!」
パンパン、ずちゅずちゅっ、!ごりゅ…ッ、抜き差しされている場所を見せつけるように様々な体位で角度を変えて猛ピストンされ、快楽に支配されている淫らな顔を隠す余裕もない。
「ぁ゙っ、ゔぁ゙、ぐ…っ、ぁあ゙あぁ゙ぁっ、!!」
好き放題肉壁を擦られ続けたせいで、ぷくっと膨らんでいる前立腺が敏感になりすぎるほど前後に捏ねられた。
それだけじゃなくて奥もどちゅどちゅ亀頭で突かれて、あまりの快感に尻が持ち上がり汗を垂らしている背が弓なりに反る。
結合部は中出しされた精液や先走り、腸液で汁塗れで、ヌヂュヌヂュグチャグチャ卑猥な音を鳴らしている。
狙ったように何度もそこばかりを執拗に擦られたら、先走りでとろっとろに蕩けている性器から精液が弾けて蒼のシャツや晒されている肌を汚す。
腰を掴まれて逃げようと身体を引けば、抜いた肉棒を身体の重心全部をのせて突っ込んできた。
イって感覚が鋭くなっている奥にドンッて容赦なく捩じ込まれて、脳天が痺れ、泣いて身を捩る。
「あ゛ぅッ、ぐ、ぅ、ゔゔっ、!…ッ、…ぃ、やだ、ぁ…ッ」
「俺と一緒にいるのに、あんな淫乱のこと見るなんて、なっ」
「ァ゛、ぅァッ、ン゛ン゛…ッ、!!?ぁ、あ゛、…っ、ぃ゛…――っ、」
小刻みに腰を打ち付けられ、眩暈がするほど何度も身体を揺さぶられる。
亀頭で絶え間なく奥を押し潰され続ければあっけなく果てた。
全身が緊張で強張り、腸の内部は揉みしだくようにうねりながら吸い付き、ぎゅ――っと肚の中のモノを締め付けた。
キツそうに顔を歪めた蒼が、「…っ゙、」耐えるような声を漏らし、更に奥にグーッと押し込んでくる。
動きが止まって、そのかわりにビクビクと震えて最奥に熱が注がれているのを溶けそうなほど熱く蕩けている肉襞で吸い上げ、締め付けている肉壁から伝わってきた。
射精を受け入れた刺激によって余計に骨盤全体が甘く痺れる。
汗ばんで熱い身体が更に熱をもち、密着している結合部から全身に広がるように、お互いに痙攣を繰り返した。
浅い呼吸をしている間に、イッた直後でびくびく震える性器を掴まれてぬぢゅぬぢゅ扱かれる。股間を直撃する凄まじい快感に狂い、咥え込んでいるモノに構わず腰を振った。蒼だって中に出したばかりなのに、萎えて飽きた様子もなく律動が再開されて喘ぎ泣く。
「や…っ、ぁ…!!は…ッう゛ぁあっ、…ぁ…っ、ら゛め…っむ、り゛…っ」
ガクガクと身を震わせ、開いた脚を痙攣させた。
吐きそうなほど強くこみ上げてくる快感に目の前が数秒白くなる。
ドピュッと、色が薄くなり最早透明になった液が性器から零れた。
「ほら、こんなにカラダは俺のモノを受け入れて喜んでる」
「…っ、は、…っ、ぐ、……はぁ…っ、んん…っ」
目が合うと、欲情しきった瞳をした蒼が笑う。
嬲られたせいでぬるぬるしている胸の先端の尖りをこりこりするように指の腹で擦られ、その触り方がやけに厭らしくて、小さく熱く震える声を上げながら軽く背中を反らした。
「見られて興奮してるの?いつもよりぎゅうぎゅう締めつけてくるんだけど」
「ぁ゛…っ、…ぢが、…っ、ぁ゙…っ、う、ゔ、ぅ…っ」
否定しながらも、そう言われると意識してしまう。
何度も何度も肚の奥を叩かれ、潰される感覚。突き上げられる度に脳が蕩けそうなほど下腹部が疼く衝撃に身悶える。
恥ずかしくて、見たくなくて、ふいと顔をそらすと、「かわいい」と笑った蒼に再び精液でどろどろになった性器を擦られる。
背中に冷たい床の感触を感じながら、舌を絡めてくる蒼を拒否しようとしても顎を掴まれて強引に唇を塞がれた。
息をする間隔がこれ以上ないくらいに股間を打ち付けられて、肚の奥から強烈に広がる快感に頭が痺れて思考の全部が持っていかれそうになる。
「ぅゔうぅ…っ、…ぁあ゛ぅぅっ、、」
「あーあ、こぼしたらダメだろ。俺の精液、ちゃんと全部ココに飲み込まないと」
再び絶頂し、うねる肚の中でびくびくしてる性器を前後させられ、泣きたいほど骨盤全体に電流のような快感が走る。
後孔からずるりとソレが引き抜かれると、間を置いて、どぷっと音を立てて尻穴から精液が溢れ出してきた。
出てきた性器に絡みついた白いモノと、まだ小さく痙攣する俺の後孔の奥から荒い呼吸を繰り返すたびにゴポ…とどろりとした白い液体が次から次に零れ、どろどろと途方もなく溢れ出てくる白濁液は尻を濡らし、既にびちゃびちゃになっていた教室の床を更に汚していく。
……何度かわからないくらい吐き出された蒼の熱と俺の出した精液とか、色んな体液がねっとりと混じっている。
その光景が怖くて、恐ろしくて背けていた顔を、顎をとらえられて真正面に戻される。
無理矢理視線を合わせられた。
「や…っ、」
「…やっぱり、閉じ込めておく方がよかったかな」
そう真剣な表情で呟き、その綺麗な顔から表情が消えるのを見て、目の前が真っ暗になった。
…また、あの場所に戻ることになる。
―――――――――
(…つまり、)
(自分で動くことすら許されないということ)
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