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一 話【×させる】(優ver)
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しおりを挟む本来なら今すぐにやめさせて、眠らせてあげるのが一番良いんだろう。
…けど、最後にもっと気持ち良くしてあげたいな。
「るう」
「…っ、ゆ、ぅ、さ…ッ、ゆ…っ、」
名を呼べば、汗や精液まみれな顔に不安を滲ませながら、少しだけ嬉しそうにこっちを向く。
「そろそろ、終わりにしようか」
その可愛らしさにまた胸を鷲掴みにされたような感覚になりながら、安心させるような笑みを浮かべた。
すると、言葉に対してよりむしろ俺の顔を見て、って感じに返ってくるふにゃりとした笑顔。
それを見て、口を開く。
「…あのさ、るうに突っ込んでる男に頼みたいことがあるんだけど」
「なーに?」
「アレやってあげてよ。後ろから身体持ち上げて何回も突っ込むやつ」
「…っ、!!」
俺の指示した言葉の意味がわかったのか、再び唇を塞がれてキスをされている流羽の身体がびくりと震える。
「るうの大好きな体位だよ。俺としたとき、何回もイって凄い喜んでたよな」
好きって言ってた体位を、他の男にやらせる。
…俺に嬉しそうに笑ってキスをして、愛しながらした行為を別の男にさせる。
(…痛い、)
今日のことも全て俺が命令したことなのに、どうしてこんなに胸が苦しくなるんだろう。
最低だとわかっているのに、苦しむくらいならやめればいいのに。
…それでも湧き上がる歪んだ感情に、自己嫌悪に囚われて瞼を少しだけ伏せた。
「はーい」と楽しそうにニヤッと笑った男が、後ろから流羽の両太腿を掴む。
「康太。るうくんのちんこ引き抜け」
「ちぇ、わかりましたー」
「…は、ぁ…っ、ぅ…」
目で合図された金髪男がチッと悔しそうに舌打ちをして、自分の孔からずるりとペニスを引き抜く。
抜かれている間にも、孔の内壁がぬるぬると性器を擦っていく感覚に息を漏らしていた。
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