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一 話【嫌いじゃないけど、好きでもない】(優ver)

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「…っ、ぁ゛、も、や、ら…っ、め、ぁ…ッ、ひ、…っ」

「…は…ッ、イイよ…っ、るーくんのナカ、ちょー気持ちいい…っ、」


パンパンッと腰のぶつかる音。
ぬちぬち…っ、ぐちぐち…っ、と音を鳴らす結合部からは何度も注がれた精液が泡になって尻に零れ落ちていた。

本来なら男の性器なんか挿れられるはずではなかった肛門は、厭らしい音を立てながら角度を変えて激しく抜き差しされる肉棒を受けいれ、びくびくと震えている。

今ソコは生態的にそうなっている女と同じように、ただ男を受け入れるための孔に変えられていた。

床に零れている大量の精液は、既にどの男のモノなのかわからなくなっている。

だから長時間の弄りでとろとろに蕩けさせられた孔に突っ込んでいるペニスだって、ふやけてもおかしくない。
そのはずなのに、飽きる様子もなく何度も同じ場所に捩じ込まれては抜かれていた。


「だって。良かったね、流羽」

「…っ、ぁ、んぁっ、や、ぁ!ひ、ぐ…っ」


…はぁはぁと息を荒げる男に奥を突かれる度、
泣きながら喘がされている姿に優しく声をかけた。
部屋に充満する精液や他の体液の独特な匂い。


「…っ、は、はぁ…っ、締め付けも良いし、感度も良いし、最高だ…っ、」


言葉通りにらんらんと瞳を輝かせる男。
自分のペニスを受け入れる流羽の片脚を持ち上げて横向きに突き入れたり、両足を持ち上げて勢いをつけて抜き差ししたりとその身体を余すところなく使っていた。


「孔、気持ち良く使ってもらえてるみたいだよ」

「…っ、ぅ、やだ…っ、ゆ、ぅ…っ、さ…っ、」


褒めると、声に反応してこっちを向く。
ずっと涙を流しているせいか、目元が赤く腫れあがっていた。

必死に俺の名前を呼び、セックスの真っ最中だというのに手を伸ばしてくる。
全身を色んな男が吐き出した精液で汚され、穢され、どこを見ても白い液体だらけで
他の男に犯されているのに、何度もイかされているのに。

…それでも、イきたくない。嫌だやめて、助けてと全身で俺を求めようとする…るうの姿。


(…嗚呼、)


ゾクリと、胸が震えた。


「可愛いよ。すっごく可愛い」


…流石は俺の恋人だな。と微笑む。
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