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憧れの先輩にお持ち帰りされて両想いになるまで快楽責めされる話
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コンパを抜け出して連れてこられたのは、先輩の自宅だった。道中、一言も口を開かなかった先輩は、玄関の鍵を開けるなり無言のまま靴を脱いで廊下を進んでいく。それに倣うようにして足を踏み入れた家の中は静まり返っていて、時計の針が動く音だけが微かに耳に届いた。いつの間にかベッドの上に腰掛けていた先輩がおいで、というように隣を指し示す。指示された通りに大人しく座ると、先輩は不意にこちら方へと手を伸ばしてきた。反射的に目を瞑ると、頬に触れた指先が輪郭を確かめるように肌の上を滑っていく。
「俺の家に佐倉が来てくれるなんて、夢みたい」
「……っ、あの……柊木先輩……?」
名前を呼んでも、その手が止まる気配はない。それどころか徐々に触れる面積が増え、しまいには両手で包み込むように顔を掴まれた。何が起こっているのか理解できないまま目を閉じていると、不意に唇に柔らかい感触が触れた。
「せん、ぱ……っ、ん……ふ、ぅ……ん、ん゛…………!」
それがキスだと認識した時には既に遅く、ぬるりとした舌が歯列を割って侵入してきた。思わず顔を背けようとするも、頭を包む手に阻まれてしまう。抵抗することもできないまま上顎や歯列を舌でなぞられ、ぞくぞくとした快感が身体を駆け抜ける。酸素を求めて喘ぐ度に甘ったるい吐息が漏れ、意識が霞み始める。すっかり力が抜けた身体はゆっくりと押し倒され、ぎしりという音とともにベッドに沈み込んだ。
「……っ、は……せんぱ、い……な、に……っん…………」
ようやく解放されたかと思えば、今度は手がゆっくりとシャツの中に滑り込んできた。肌の上をするすると滑る指先がくすぐったい。胸元まで辿り着いたところでぴたりと動きが止まり、爪先で突起を引っ掻かれる。
「っひ、ぅ…………っ!」
びくりと大袈裟なほどに跳ね上がった身体に驚いたのも束の間、再びそこを強く摘まれて喉の奥から甘い声が零れ落ちた。おかしい。いくら酔っているとはいえ、先輩がこんなことをしてくるなんて有り得ない。何かあったのだろうか。そう思って顔を見上げれば、いつもと違うどこか艶めいた笑みを浮かべていた。どうして。何で。何のために。疑問符ばかりが脳内を埋め尽くしていく。
そんなことを考えているうちにも身体を弄る動きは徐々に激しさを増していった。いつの間にかはだけていた服が両手の自由を奪い、思うように身動きが取れない。身を捩っても与えられる刺激から逃れることはできず、じんわりと痺れるような感覚が広がっていく。
「まだ分からない?」
耳元で囁かれる声に、ますます頭が混乱する。この状況が一体どういうことなのか考えようにも、ぼんやりとした頭では上手く思考が回らない。戸惑う俺をよそに、先輩の手はさらに下へと伸びていく。ベルトを外されて下着ごとズボンを下ろされると、すでに反応を示している自身が目に入った。羞恥心を覚えるよりも先にそれを握られ、ゆるゆると上下に擦られる。
「や、……っ、ん゛ぅ……それ、だめ……!だ、め……れす……!」
先端をぐりぐりと弄られながら扱かれ、勝手に腰が揺れる。同時にもう片方の手で乳首を弾かれ、甘い刺激が背筋を走り抜けた。
「ひ、っあ…………も、むり……っ、出る……でま、す……から……っ」
「うん。このままイっていいよ」
「っふ、ぁ……ん、く……~~~~っ!」
限界を迎えたそれは呆気なく精液を吐き出し、腹の上を白く汚した。乱れた呼吸を整えようと必死になっていると、先輩の視線が一点に集中していることに気づく。その視線の先は、さっき達したばかりの自身に向けられていた。
まさか、と思い至るや否や、先輩は躊躇することなくそこへ口を寄せた。先端に軽く吸い付いた後、根元の辺りから舐め上げられる。生暖かい粘膜に包まれたそこは、すぐに硬度を取り戻していった。
「ぁ、あ……っ、ひ、……ぅ、……っ!」
一度快楽を覚えてしまった身体は貪欲に次の刺激を求め始め、もっと欲しいというように自然と足が開いてしまう。それに気付いた先輩がくすりと笑い、見せつけるように赤い舌を出してちらりとこちらを一別する。先端の窪みを舌で穿られ、全てを呑み込むように深くまでくわえ込まれてしまえば、あっという間に身体の内側から熱がせり上がってくる。
「ん、ん゛……!ふ、ぅ…………あ……?」
再び限界を迎える寸前で、唐突に口を離される。中途半端な状態で放り出された自身は物足りないと言いたげに震え、透明な液体を垂らしている。あと少しだったのに、という思いと、これ以上はいけないという理性が頭の中でぐるぐると渦を巻く。
「俺の家に佐倉が来てくれるなんて、夢みたい」
「……っ、あの……柊木先輩……?」
名前を呼んでも、その手が止まる気配はない。それどころか徐々に触れる面積が増え、しまいには両手で包み込むように顔を掴まれた。何が起こっているのか理解できないまま目を閉じていると、不意に唇に柔らかい感触が触れた。
「せん、ぱ……っ、ん……ふ、ぅ……ん、ん゛…………!」
それがキスだと認識した時には既に遅く、ぬるりとした舌が歯列を割って侵入してきた。思わず顔を背けようとするも、頭を包む手に阻まれてしまう。抵抗することもできないまま上顎や歯列を舌でなぞられ、ぞくぞくとした快感が身体を駆け抜ける。酸素を求めて喘ぐ度に甘ったるい吐息が漏れ、意識が霞み始める。すっかり力が抜けた身体はゆっくりと押し倒され、ぎしりという音とともにベッドに沈み込んだ。
「……っ、は……せんぱ、い……な、に……っん…………」
ようやく解放されたかと思えば、今度は手がゆっくりとシャツの中に滑り込んできた。肌の上をするすると滑る指先がくすぐったい。胸元まで辿り着いたところでぴたりと動きが止まり、爪先で突起を引っ掻かれる。
「っひ、ぅ…………っ!」
びくりと大袈裟なほどに跳ね上がった身体に驚いたのも束の間、再びそこを強く摘まれて喉の奥から甘い声が零れ落ちた。おかしい。いくら酔っているとはいえ、先輩がこんなことをしてくるなんて有り得ない。何かあったのだろうか。そう思って顔を見上げれば、いつもと違うどこか艶めいた笑みを浮かべていた。どうして。何で。何のために。疑問符ばかりが脳内を埋め尽くしていく。
そんなことを考えているうちにも身体を弄る動きは徐々に激しさを増していった。いつの間にかはだけていた服が両手の自由を奪い、思うように身動きが取れない。身を捩っても与えられる刺激から逃れることはできず、じんわりと痺れるような感覚が広がっていく。
「まだ分からない?」
耳元で囁かれる声に、ますます頭が混乱する。この状況が一体どういうことなのか考えようにも、ぼんやりとした頭では上手く思考が回らない。戸惑う俺をよそに、先輩の手はさらに下へと伸びていく。ベルトを外されて下着ごとズボンを下ろされると、すでに反応を示している自身が目に入った。羞恥心を覚えるよりも先にそれを握られ、ゆるゆると上下に擦られる。
「や、……っ、ん゛ぅ……それ、だめ……!だ、め……れす……!」
先端をぐりぐりと弄られながら扱かれ、勝手に腰が揺れる。同時にもう片方の手で乳首を弾かれ、甘い刺激が背筋を走り抜けた。
「ひ、っあ…………も、むり……っ、出る……でま、す……から……っ」
「うん。このままイっていいよ」
「っふ、ぁ……ん、く……~~~~っ!」
限界を迎えたそれは呆気なく精液を吐き出し、腹の上を白く汚した。乱れた呼吸を整えようと必死になっていると、先輩の視線が一点に集中していることに気づく。その視線の先は、さっき達したばかりの自身に向けられていた。
まさか、と思い至るや否や、先輩は躊躇することなくそこへ口を寄せた。先端に軽く吸い付いた後、根元の辺りから舐め上げられる。生暖かい粘膜に包まれたそこは、すぐに硬度を取り戻していった。
「ぁ、あ……っ、ひ、……ぅ、……っ!」
一度快楽を覚えてしまった身体は貪欲に次の刺激を求め始め、もっと欲しいというように自然と足が開いてしまう。それに気付いた先輩がくすりと笑い、見せつけるように赤い舌を出してちらりとこちらを一別する。先端の窪みを舌で穿られ、全てを呑み込むように深くまでくわえ込まれてしまえば、あっという間に身体の内側から熱がせり上がってくる。
「ん、ん゛……!ふ、ぅ…………あ……?」
再び限界を迎える寸前で、唐突に口を離される。中途半端な状態で放り出された自身は物足りないと言いたげに震え、透明な液体を垂らしている。あと少しだったのに、という思いと、これ以上はいけないという理性が頭の中でぐるぐると渦を巻く。
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