乳首イキなんてファンタジーに決まってる！

4

「洸くんがたくさん頑張ってくれたから、僕も我慢できなくなっちゃった」
「ぁ♡……♡ッん♡……んぅ゛♡」

　ずし♡と胸元に硬くて熱いものが押し当てられる。無いはずの谷間に先走りを塗り込めるようにして亀頭がそこを行き来し、時折乳首を押し潰すようにぐりぐりと腰を動かされる。

「ひぅ♡ぁ……っ♡やめ、くだひゃ……♡それ、むり……ッ♡♡んぁっ♡」
「無理じゃないでしょ。こんなに押し付けてきてるのに」
「ちが、っ♡ぁ♡かってに、うごいちゃう♡から……ッ♡ぅあ♡♡」

　まるで挿入しているかのように腰を動かされ、無意識のうちに自分からも押しつけるように胸を反らしてしまう。頭では駄目だとわかっているのに、本能のまま快楽を求めて動く身体を止めるのはもはや不可能だった。

「ね、洸くん……おっぱいで僕の挟んでみて」
「っ、ぇ♡はさむ……？♡」
「こうやって手で寄せて、上下に動かすの」
「ん、ぅ♡ぁ、あ゛♡♡むね、ないのに……っ♡そん、にゃ♡♡できな♡……～～ッ♡♡あ、ぅ゛♡」

　薄く平らな胸板では、到底そんなことをできるはずがない。そう分かっているはずなのに、言われるままに両手で胸を寄せてしまう。熱く脈打つ性器を固定し、震える手でその先端を握り込んだ瞬間、どぷッ♡と大量の先走りが滴り落ちた。まるで今から種付けされるかのような光景にくらりと眩暈を覚える。

「あ、ぁ……っ♡すご……♡」
「そう、上手……僕も一度射精すね、……ッ」
「あぅ゛♡♡こえ、だめ……ッ♡だめ♡♡へんに、なっちゃ……っ♡～～～～！♡♡」

　びゅくっ♡と勢いよく噴き出した白濁が胸元を汚していく。火傷しそうなほど熱いそれが肌を伝う感触さえも快楽として拾い上げてしまい、ふわふわとした多幸感に包まれていく。

「ん、ふふ……洸くんのおっぱい、母乳が出てるみたい」
「ふ、……っ♡あ♡ん……っ♡ゃ、あ……っ♡」

　粘度の高い白濁を身体に染み込ませるように、大きな手が汗と先走りで濡れた肌の上をゆっくりと滑る。臍の辺りまで滑り降りた指先がくすぐるように動き回るだけで、既に十分すぎるほど焦らされ蕩けた後孔が期待するようにひくつくのを止められない。