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3-2 ハメ撮り鑑賞会
しおりを挟む映像の中の僕がぐちゅぐちゅおしりの穴をいじめられているのを、視覚と聴覚で見せつけられる。
まるで感覚が接続されたかのように、閉じた脚の間からきゅんきゅん甘い疼きが止まらない。
「っは……ぁ」
楓真くんにバレないよう、そっと手が伸びてしまう。だけど、
「つかささん」
ビクッと肩が揺れた。
「何しようとしてるんですか?」
にこっと微笑まれ、いま自分がしようとした事を咎められた気分に、カァーっと顔面が熱くなる。
慌てて引っ込めた腕を不意に引っ張られ、導かれるまま楓真くんの膝の上にスクリーンが見える状態で座らされた。楓真くんの膝に脚が固定され、自然と開かれている。
「ぁっ、ふう、まく……」
「ほっとくとつかささん自分で触っちゃうので俺が捕まえててあげます」
「ゃっ、」
脚を開かされ、下着がきゅんっと締めつけてくるのを意識してしまう。
そんな間にも画面の中では二本の指でくぱぁと広げた穴から液体がとろぉ…と溢れ出る光景が映し出される。
「つかささんの愛液、溢れちゃってますよ」
「っふ、……ぅ」
「いつもああやって積極的に濡れて俺を迎え入れてくれるんです。ほんと、かわいいおしり」
「ぁっ」
ぐにぃっと左のおしりを鷲掴みにされ、引っ張られた穴がきゅんきゅんきゅんっと尋常ではない快感を全身に送る。ビクビクっと痙攣する全身を膝から楓真くんに伝わらないはずもなく……
「あれ、もしかして甘イキしちゃった?」
「ぁ、ぁ……はっ」
映像の中の僕と一緒。とろぉ…と流れる愛液がおしりをつたう感覚をぼぉとする頭で感じていた。
『そろそろ、いいかな』
卑猥な音が響いていたスクリーンから不意にその言葉が聞こえてきた時、ジーッとズボンのチャックを下ろす音が何故か二箇所から同時に聞こえてきた。ひとつはスクリーンから。もうひとつは……すぐ後ろから――。
「つかささん、腰上げて」
「っ」
言われるがまま震える足で少し腰を上げるとあっという間にズボンをおろされる。
よりによって、今日は、えっちな下着を履いていた。
「あれ、えっちな下着履かないって言ってたのに……これはえっちな下着じゃないですか?」
「……っぜん、ぶ…せんたくちゅうで、これしか……ん、なかったから」
以前楓真くんが買ってきた、ぎり前がおさまる心もとない布面積の紐パンツ。そういう用途の下着なのだろう、いつでも挿入できるよう、後ろはパックリ開いていた。
「あはっ、そういうことにしてあげます」
「んぅ」
耳元で囁かれ、れろっと舐められる。
一気に肌面積が多くなり後ろから回された楓真くんの手が太ももを撫で、その手が内へ内へ這っていくのをドキドキと見つめてしまう。
今から僕は何をされてしまうのだろうか――不安と期待、両方が天秤でゆらゆら揺れている。
『つかささん』
「つかささん」
画面の楓真くんは、しっかりほぐしたグズグズの穴へくにゅと先端を押し当てる。
後ろの楓真くんは、今日一度も触れられずだらだらと愛液を零す穴へぐちゅと先端を押し当てる。
『「いれますよ」』
『―――へ、ぁっ!?』
「ぁっ―――」
ズンっと一気に貫かれ全身をビリビリ激しい感覚が駆け巡る。その波がおさまる暇もなく腰を持ち上げられずりーーっとギリギリ抜ける手前の所まで抜かれてはズンっと落とされる。
それが何度も繰り返され次第にその速度も上がっていく。
「ぁんっあっだめっだめっ」
『ぇっぁんっなに、なんでっ、なんではいって…ぁぅっ』
スクリーンなど見てる余裕もなく、聞こえてくる喘ぎ声が映像の中の僕から発する声なのか、いま僕の口から出てくる声なのか、区別が付かないほど激しい抽挿。
「ほら、つかささん前見て。映像の中のつかささんもとても気持ちよさそう」
『ぁっう、ふま、く、激し、んぅっ』
それどころじゃないのに、顎を捕まれスクリーンを向かされる。ごぽごぽ泡立つ結合部がアップで映し出され、いま同じような事が下で起こっている、と脳が勝手に想像してしまった。
「ひぅ――っ」
「ぁは、めっちゃ締まった」
「だめ、だめっ、ビクビク止まらなっ、イっちゃ――」
「っく、」
ガクガク震える快感の末、ビュッと放物線を描いて飛んでいく白濁液と、僕の中に叩きつけるように吐き出される熱い液体。映像の中でも同様に、自分が出したもので腹部を汚し、結合部からはわずかにこぽこぽ溢れる白い液体。
いまこの瞬間、4人同時に絶頂を迎えていた。
「は、は……ぁ、んぅ」
今日初めてのキスは後ろが繋がったまま、首を無理やり回してする苦しいキス。それでもれろぉっと触れる舌同士がたまらなく気持ちがいい。
いつの間にかスクリーンの映像は終わっていた。
そちらに背を向け、楓真くんと向かい合って再び座面で繋がる僕はそんな事には気が付かず、夢中で目の前の楓真くんを求め、溺れていく。
「つかささんまたしましょうね、ハメ撮りセックス」
「ひぁ、ぁっぅう、っん」
-END-
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