32 / 85
ホノカ編
三十二話 コノハの家
しおりを挟む
二人は、ごゆっくりと言って部屋から出ていってしまい、僕とコノの二人きりになる。この二人きりという状態が持つ意味はさっきとは大きく変わっていた。
それを意識しだすと感情が追いついてきて、全身の火照りが加速度的に上昇してきて。
「その、どうでしょうか」
「いやぁ……なんと言うか……」
コノもまさしく恋する乙女みたいな感じで不安と期待のこもった視線を僕に送ってくる。
初めての告白で、しかもあまりにも突然過ぎて答え方の選択肢が一切浮かんでこない。
「やっぱり駄目でしょうか……」
「駄目というか、まだ会ったばかりだし……もっとお互いを知ってからの方が……いいかなと」
彼女がしゅんとしてしまい、それに胸が痛んでついそんな曖昧な返事をもごもごとしてしまう。
それを聞いたコノは一転して希望に満ちた笑みを見せた。
「駄目じゃないんですね! 良かったです」
そんな様子を見て安心してしまった。同時に、逃げてしまった無力感もズシンと胸に残って。
「じゃあ、これから一緒に過ごす中でコノの事をいっぱい知ってくださいね。コノもヒカゲさんの事を知っていってどんどん好きになりますから!」
「好きになるのは確定なんだ……」
「当然です! だってコノの運命の勇者様ですから!」
こんなにも熱烈に好意を向けられたことがなく耐性もゼロで、嬉しさよりもどこか恐ろしさを感じていた。
「コノはいつでもお返事待ってますね」
「わ、わかったよ」
「ふふっ」
何とか先延ばしには成功した。でも仮に好きになれなかったとして、僕は断れるのだろうか。今目の前の幸せそうな咲かせた笑顔の花を散らすことになっても。
「……」
その不安は今後しばらく付き合うことになるのだろう。それだけは確実だった。
「二人共ー? お話は終わったー?」
「終わったよー!」
「なら、朝ご飯できたからこっちに来てー」
タイミング良くお母さんに呼びかけられた。ご飯と聞くと、思い出したように空腹感が襲ってくる。
「……ちょっと足がしびれちゃったので、先に行っててください」
「う、うん」
コノは立ち上がれず、ゆっくりと足を伸ばす。痺れで痛そうにして。僕は既視感を覚えつつ、ドアへ向かいスライドさせて部屋を出た。
その先は居間に繋がっていたようで、変わらず畳張りでコノの部屋の二倍くらいの広さがあった。真ん中にはちゃぶ台があって、その周りに緑の座布団が四つ用意され、それぞれの所に食事が並べられていた。他にも色々な木製の家具が木目がはっきりしている壁沿いに並べられている。
二人はこちら側の方を向いて隣合って座っていて、その向かいに僕達用の座布団が二つ並べてあった。
僕は左の方に座りお父さんと対面になる。目の前にはそれぞれ木の器に入った食事と箸が置かれて、その並べられたものは日本の朝の食事みたいだった。けど、色合いとかは違っていて米は緑と黄緑の粒、味噌汁のようなものは水色をしていて中に紫のきのこや三角の大根、ネギが浮いている。目玉焼きの目玉の部分は赤色でその周りは白色、野菜は虹色のブロッコリー、黒の玉ねぎ、白のレタスが盛り付けられていた。
食欲が減衰しそうになるけれど、意外と香りはとても美味しそうだった。
「コノハはまだ来ないのかしら」
「何か足が痺れちゃったみたいです」
「じゃ、もう少し待たないとだな」
そう言うと二人の好奇心に満ちた視線が僕へと集まった。
「それでどうなったのかしら?」
「何て返事したんだい?」
「その、お互いのことをもっと知ってからって感じになりました」
まさかほぼ初対面で告白してきた子の親にそんなことを話すなんてことが起きるとは。恥ずかしいやら気まずいやら。
「うふふっ、ちょっと残念だけれど少し安心したわ」
「そうだね。コノハは危なっかしいから、恋人にするなら冷静な人と一緒がいい。すぐに決断を下さない君のようにね」
お父さんは、意味ありげに片目を瞑った。娘の色恋沙汰って男親ほど否定的なイメージがあったけどこっちでは違うのだろうか。それとも、特殊なだけなのか。
「うぅ、やっと……痺れ……収まっ……」
そう言いながら部屋からコノがふらふらと出てくる。慎重に足を地面につけて、その度にピクッと震わせていた。そして、目の前の座布団を見て躊躇した様子で再び座る。
「コノハも来たことだし食べようか」
「そうね。それじゃ皆で」
三人は同時に手を合わせる。それは僕も馴染みもあってそれに習った。
「いただきます」
上手くタイミングを三人に合わせて、食べる前の挨拶をした。ただ、僕は作業的にそれをしたけれど、三人は少し長く目を瞑ってしっかりと感謝をしている感じだ。それを終えると和気あいあいとした雰囲気が戻り、食事が始まった。
僕は初めてのエルフ食を覚悟を決めて口に入れた。
「美味しい……」
まず緑の米はモチモチしてて、噛むとどんどん甘味が出てきた。味噌汁も、旨味が凝縮していて、それに浸かっている具もそれぞれの味と合わさって、ホッとするような美味しさがある。目玉焼きは、若干見た目がグロいけど味は甘辛くてクセになりそうな味をしていた。野菜はどれもみずみずしく、ブロッコリーはまろやかな苦みがあり、玉ねぎやレタスはスッキリとした味わいだった。
「俺と母さんのお手製料理だからな」
「ええ。口に合ったようで良かったわ」
安心して食べられることを実感した後は、会話をしながら箸を進めることに。
「ヒカゲくんはおいくつなの?」
「今は十七歳です。今年十八になります」
「コノの一つ上だったんですね」
「趣味とか好きなものって何かあるかい?」
「可愛いものとか好きです。ぬいぐるみとか」
「ぬいぐるみ好きなヒカゲさん……最強に可愛い!」
食事中の話の中心はやはり僕のこと。三人は凄く親しげに僕に話しかけてくれた。疎外感もなく、受け入れられてるんだなと安心できて。それに、自分の事に興味を持ってもらえることもあまりない経験で新鮮で嬉しかった。
もちろん話の中で、三人についてのことを教えてもらったりもした。お母さんの名前はイチョウさんで、お父さんの名前はリーフさん。二人共四十歳で、村には百歳超えの人も多くいてエルフの中では相当若いらしい。さらにその娘で十六歳のコノはなおさらだ。
イチョウさんは村の警察官みたいな仕事をしているようで、治安維持や外出時の護衛などをしているみたいだ。リーフさんは村のお医者さん。回復魔法で手当てしたり、薬草で病を治療したりしているとか。そして、コノは学び舎で魔法や学問について学んでいる生徒らしい。ちなみに昨日と今日は休日で、また明日から学び舎に行くみたいで、彼女は凄く楽しみにしているようだった。
「ヒカゲくんはロストソードの使い手なんだって?」
「はい、と言っても最近なったばかりで新米ですけど」
「神様に選ばれた人しか持てないロストソードを振るうなんて、ヒカゲさんは本当に物語の勇者様のようです」
「ねぇヒカゲくん、どんな事があったか興味があるわ。聞かせてくれないかしら」
僕は了解して、レイアちゃんの出来事やギュララさんとの出来事を語って聞かせた。三人共、リアクションを織り交ぜつつ耳を傾けてくれて、時折褒めてくれたりもして。
こんなに家庭の温かみを感じたのは久しぶりだった。僕が物心がついた辺からは、僕の両親は仲が悪くなっていて、食卓を囲んでいると言い合いをするか、冷戦状態の中で食べるしかなかったから。
「……」
この家は明るくて健全で安全基地のある環境のようだ。僕が過ごしていた環境とはまるで違う。だからか段々と、僕にとってこの場所は温かすぎるように思えてきて。それにまだ適応しきれていなく、サウナのような息苦しさを微かに感じていた。
それを意識しだすと感情が追いついてきて、全身の火照りが加速度的に上昇してきて。
「その、どうでしょうか」
「いやぁ……なんと言うか……」
コノもまさしく恋する乙女みたいな感じで不安と期待のこもった視線を僕に送ってくる。
初めての告白で、しかもあまりにも突然過ぎて答え方の選択肢が一切浮かんでこない。
「やっぱり駄目でしょうか……」
「駄目というか、まだ会ったばかりだし……もっとお互いを知ってからの方が……いいかなと」
彼女がしゅんとしてしまい、それに胸が痛んでついそんな曖昧な返事をもごもごとしてしまう。
それを聞いたコノは一転して希望に満ちた笑みを見せた。
「駄目じゃないんですね! 良かったです」
そんな様子を見て安心してしまった。同時に、逃げてしまった無力感もズシンと胸に残って。
「じゃあ、これから一緒に過ごす中でコノの事をいっぱい知ってくださいね。コノもヒカゲさんの事を知っていってどんどん好きになりますから!」
「好きになるのは確定なんだ……」
「当然です! だってコノの運命の勇者様ですから!」
こんなにも熱烈に好意を向けられたことがなく耐性もゼロで、嬉しさよりもどこか恐ろしさを感じていた。
「コノはいつでもお返事待ってますね」
「わ、わかったよ」
「ふふっ」
何とか先延ばしには成功した。でも仮に好きになれなかったとして、僕は断れるのだろうか。今目の前の幸せそうな咲かせた笑顔の花を散らすことになっても。
「……」
その不安は今後しばらく付き合うことになるのだろう。それだけは確実だった。
「二人共ー? お話は終わったー?」
「終わったよー!」
「なら、朝ご飯できたからこっちに来てー」
タイミング良くお母さんに呼びかけられた。ご飯と聞くと、思い出したように空腹感が襲ってくる。
「……ちょっと足がしびれちゃったので、先に行っててください」
「う、うん」
コノは立ち上がれず、ゆっくりと足を伸ばす。痺れで痛そうにして。僕は既視感を覚えつつ、ドアへ向かいスライドさせて部屋を出た。
その先は居間に繋がっていたようで、変わらず畳張りでコノの部屋の二倍くらいの広さがあった。真ん中にはちゃぶ台があって、その周りに緑の座布団が四つ用意され、それぞれの所に食事が並べられていた。他にも色々な木製の家具が木目がはっきりしている壁沿いに並べられている。
二人はこちら側の方を向いて隣合って座っていて、その向かいに僕達用の座布団が二つ並べてあった。
僕は左の方に座りお父さんと対面になる。目の前にはそれぞれ木の器に入った食事と箸が置かれて、その並べられたものは日本の朝の食事みたいだった。けど、色合いとかは違っていて米は緑と黄緑の粒、味噌汁のようなものは水色をしていて中に紫のきのこや三角の大根、ネギが浮いている。目玉焼きの目玉の部分は赤色でその周りは白色、野菜は虹色のブロッコリー、黒の玉ねぎ、白のレタスが盛り付けられていた。
食欲が減衰しそうになるけれど、意外と香りはとても美味しそうだった。
「コノハはまだ来ないのかしら」
「何か足が痺れちゃったみたいです」
「じゃ、もう少し待たないとだな」
そう言うと二人の好奇心に満ちた視線が僕へと集まった。
「それでどうなったのかしら?」
「何て返事したんだい?」
「その、お互いのことをもっと知ってからって感じになりました」
まさかほぼ初対面で告白してきた子の親にそんなことを話すなんてことが起きるとは。恥ずかしいやら気まずいやら。
「うふふっ、ちょっと残念だけれど少し安心したわ」
「そうだね。コノハは危なっかしいから、恋人にするなら冷静な人と一緒がいい。すぐに決断を下さない君のようにね」
お父さんは、意味ありげに片目を瞑った。娘の色恋沙汰って男親ほど否定的なイメージがあったけどこっちでは違うのだろうか。それとも、特殊なだけなのか。
「うぅ、やっと……痺れ……収まっ……」
そう言いながら部屋からコノがふらふらと出てくる。慎重に足を地面につけて、その度にピクッと震わせていた。そして、目の前の座布団を見て躊躇した様子で再び座る。
「コノハも来たことだし食べようか」
「そうね。それじゃ皆で」
三人は同時に手を合わせる。それは僕も馴染みもあってそれに習った。
「いただきます」
上手くタイミングを三人に合わせて、食べる前の挨拶をした。ただ、僕は作業的にそれをしたけれど、三人は少し長く目を瞑ってしっかりと感謝をしている感じだ。それを終えると和気あいあいとした雰囲気が戻り、食事が始まった。
僕は初めてのエルフ食を覚悟を決めて口に入れた。
「美味しい……」
まず緑の米はモチモチしてて、噛むとどんどん甘味が出てきた。味噌汁も、旨味が凝縮していて、それに浸かっている具もそれぞれの味と合わさって、ホッとするような美味しさがある。目玉焼きは、若干見た目がグロいけど味は甘辛くてクセになりそうな味をしていた。野菜はどれもみずみずしく、ブロッコリーはまろやかな苦みがあり、玉ねぎやレタスはスッキリとした味わいだった。
「俺と母さんのお手製料理だからな」
「ええ。口に合ったようで良かったわ」
安心して食べられることを実感した後は、会話をしながら箸を進めることに。
「ヒカゲくんはおいくつなの?」
「今は十七歳です。今年十八になります」
「コノの一つ上だったんですね」
「趣味とか好きなものって何かあるかい?」
「可愛いものとか好きです。ぬいぐるみとか」
「ぬいぐるみ好きなヒカゲさん……最強に可愛い!」
食事中の話の中心はやはり僕のこと。三人は凄く親しげに僕に話しかけてくれた。疎外感もなく、受け入れられてるんだなと安心できて。それに、自分の事に興味を持ってもらえることもあまりない経験で新鮮で嬉しかった。
もちろん話の中で、三人についてのことを教えてもらったりもした。お母さんの名前はイチョウさんで、お父さんの名前はリーフさん。二人共四十歳で、村には百歳超えの人も多くいてエルフの中では相当若いらしい。さらにその娘で十六歳のコノはなおさらだ。
イチョウさんは村の警察官みたいな仕事をしているようで、治安維持や外出時の護衛などをしているみたいだ。リーフさんは村のお医者さん。回復魔法で手当てしたり、薬草で病を治療したりしているとか。そして、コノは学び舎で魔法や学問について学んでいる生徒らしい。ちなみに昨日と今日は休日で、また明日から学び舎に行くみたいで、彼女は凄く楽しみにしているようだった。
「ヒカゲくんはロストソードの使い手なんだって?」
「はい、と言っても最近なったばかりで新米ですけど」
「神様に選ばれた人しか持てないロストソードを振るうなんて、ヒカゲさんは本当に物語の勇者様のようです」
「ねぇヒカゲくん、どんな事があったか興味があるわ。聞かせてくれないかしら」
僕は了解して、レイアちゃんの出来事やギュララさんとの出来事を語って聞かせた。三人共、リアクションを織り交ぜつつ耳を傾けてくれて、時折褒めてくれたりもして。
こんなに家庭の温かみを感じたのは久しぶりだった。僕が物心がついた辺からは、僕の両親は仲が悪くなっていて、食卓を囲んでいると言い合いをするか、冷戦状態の中で食べるしかなかったから。
「……」
この家は明るくて健全で安全基地のある環境のようだ。僕が過ごしていた環境とはまるで違う。だからか段々と、僕にとってこの場所は温かすぎるように思えてきて。それにまだ適応しきれていなく、サウナのような息苦しさを微かに感じていた。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる