25 / 89
ギュララ編
二十五話 作戦実行
しおりを挟む
桃奈さんが立てた作戦を実行すべく、僕とギュララさんは村には戻らず、あの泉の所で夜を過ごした。魔獣も訪れるらしいので、僕達は交代制で寝たり起きたりをして、警戒しつつ無事に朝を迎えれた。
「……やっと朝になった」
硬い地面の上で寝ていたことで身体のあちこちが痛い。昨夜受けたものと比べれば大したことはないけれど。
「酷い顔だな、そこの泉で洗ってこいよ」
「は、はい」
ギュララさんは僕より先に起きていて、完全に目が覚めているといった感じだった。僕は彼にそう言われて、泉までふらふらと歩いて、顔にかける。冷えた水がハダを刺してきて、その感覚で頭にかかっている霧が晴れてきた。
「ユウワ、ずいぶんと眠そうだが大丈夫か? クマとかすごいぞ」
「も、問題なしです!」
ある程度意識がはっきりとしているけど、やはり睡眠の時間も質も足りなくて少しぼーっとしていて。
「作戦についても頭に入っているな?」
「はい。と言っても僕がやる事はほとんどないですけどね」
それにこの作戦は複雑なものじゃない。僕の役割は寝っ転がるだけだ。
「そろそろ合図が来る頃じゃないか」
「あれ、見て下さい」
村の方から空に火球が放たれた。それが、桃奈さんからの作戦開始の合図だ。
「よし、じゃあそこに転がっておけ」
「あの、少し思ったんですけど。このままだと説得力が薄れる気がして」
「確かに傷も無いからな。ユウワ、歯を食いしばれ」
ギュララさんがゆっくりと右腕を上げてこちらに寄ってくる。僕はぎゅっと口を噛み締めて。
「……ぐふっ!」
僕の左頬に拳が練り込んだ。そして、その威力に耐えられず地面に殴り飛ばされた。
「そのままそこにいろ。後はあいつが来たらだな」
「……」
ギュララさんは向き直り、クママさん達が現れる森の奥をじっと見据えて待つ。
「作戦の前に一つ訊いてもいいですか?」
「何だ?」
地面にうつ伏せになりながら顔を彼の背中に向ける。
「この作戦が上手くいけば、あなたは消えてしまいます。……怖くはないですか?」
「何を訊くかと思えばそんな事か。俺はお前と違って正常な感覚があるからな。……そりゃあ怖えよ」
「そう、ですよね」
確かにほっとけば亡霊となってしまうけど、僕らがやっている事はある意味、自殺を促しているようなもので。神に与えられた役割を全うすることが正しいのか少し疑問に思ってしまう。
「だが、普通に死ぬより今の終わりが決まっていて、しかもやり残した事を済ませて消えるほうが、良い気分でいられる。恐怖よりもそれが上回ってる」
「ギュララさん……」
「それにとっくに覚悟はできてる。だから心配すんな。お前やモモナと出会って、未練も果たせるんだ、もうそれ以上の贅沢は出来ねぇよ」
僕を一瞥するとやんちゃな笑みを向けてくれた。
それからは、話すこともなく見合わせることもなく、僕達は彼らの訪れを待ち続けた。
「……来たか」
奥からクママさんを先頭にアオや桃奈さん、そして林原さんが現れる。唯一事情を知らないクママさんは怒りを滲ませた表情で、ギュララさんと対峙した。
「ギュララ、僕と戦うためにそんな非道な行動に出るとは思わなかったよ。ヒカゲさんを開放しろ!」
そう作戦とは、僕がギュララさんに誘拐されてしまい、開放条件はクママさんが戦うことだと嘘をつき、救うために戦わざるを得なくするというもの。桃奈さんが村に戻ってそのことを彼に伝えて、他の二人には本当の事を言っている。
この作戦において、僕は人質の演技をしなくてはならない。
「うわー、はやくたすけてー」
「ハハハ、ヨクキタナ。コイツをカエシテほしければ、俺と戦うんだな」
「……」
事情を知っている三人が凄い引きつった顔をしている。やばい、思ったよりも演技が難しい。凄い棒読みになってて、緊迫感が完全にむさんしていた。
「くっ……どうしたら!」
ただ、ターゲットであるクママさんは信じ切っていて、ものすごく葛藤していた。それに安心するも、騙している心苦しさもあって。
「クママさん、ユウを救える人はあなたしかいないの。だからお願い」
「それに、悪の道に堕ちたあいつの目を覚まさせされるのは、友人であるクママさんだけよ!」
「わーたすけてくださーい」
二人の声かけと棒読みのヘルプに背を押されたように、動けないでいたクママさんは一歩、また一歩と進んだ。
「やる気になったか?」
「ああ。僕のせいでヒカゲさんを苦しめてしまった。でも、あの時と同じような失敗はしたくない! はぁぁぁぁ!」
「くくっ」
クママさんはネックレスを握る。すると眩い紫に光に全身が包まれた。
「すご……」
光が収まるとそこには、変身したギュララさんをも超える大きさで、二足歩行の藍色の巨大熊がいた。丸太のような両腕で両足を持ち、凶暴そうな顔つきに紅の瞳が嵌っていて、頭には二本の角が伸びている。大きな熊の手からは殺人的な五本の爪があり、ギラギラと光っていた。
「ようやくだな……」
ギュララさんはその姿を見上げてニヤリと笑って、クママさんと同じく変身した。
「さぁ、こいよ!」
「うらぁぁぁぁ!」
クママさんは手を握りしめて極太の右腕を引き絞って殴りかかった。
「ぐぬぉ!」
顔面に叩き込まれたギュララさんはその威力にノックバック。それに追撃するように今度は左腕が腹に強襲。
「ガハッ……」
反撃する間もなく二連撃を受け、身体を抑えながらたまらず距離を取った。
「やればできるじゃねぇか。なら今度はこっちからだ!」
態勢を立て直したギュララさんが一気に迫り、背丈の高い相手の顎にアッパーを喰らわす。
「うぉ、でも!」
「おいおい、受けられるのかよ」
圧倒的な首の力でその顎とアッパーが拮抗していた。クママさんはその腕を振り払うと、タックルをぶつける。
「ぐぉぉ」
「うらぁぁぁ!」
よろけた隙にさらに殴る蹴るで何度も攻撃していく。ギュララさんは防戦一方で、腕をクロスさせて防御するしかなく、反撃できない。
まさかここまで力の差があるなんて驚いてしまう。
「怪獣バトル凄いな~カッコいい!」
「あたし、見てられないわ」
「……」
向こう側にいる三人もそれを見て、釘付けになってたり、目を覆ったり、無表情で傍観していたりしている。
「おらぁ!」
「うおっと」
ギュララさんが相手を押しのけて何とか攻撃の嵐を突き放した。
「そろそろ、終わりにするよ」
「くくっ、いいぜ来いよ!」
クママさんは左手の爪を、ギュララさんは右手の爪を互いに向ける。
「「デスクロー!」」
そう叫ぶと二人の爪が赤黒く染まり、その力の余波が周囲にもピリピリと伝わってきた。
「はぁぁぁ!」
「おらぁぁ!」
同時に地面を蹴って肉薄する。クママさんは腕を振り下ろし、ギュララさんは振り上げた。
そして赤黒い軌跡が最後まで描かれたのは、上から下へのものだった。
「くくっ、これは大丈夫だな……」
ギュララさんは倒れた。そうすると変身も解除されて元の姿に戻る。クママさんも人の姿になると、僕の方に近寄ってきた。
「ヒカゲさん大丈夫ですか!」
「あ、はい。あの」
「頬が腫れて……すみません僕のせいで」
とても申し訳無さそうに謝罪されてしまう。いよいよ、苦しさがピークに達して。
「違うんです! 謝るのはこっちの方なんです!」
「ヒカゲさん?」
「嘘だったんです、誘拐されたとか。クママさんを焚きつけるためのでまかせだったんです。本当にごめんなさい」
クママさんはぱちくりと何度か瞬きした後、表情が驚愕の色に変貌して。
「えええええ!」
腹の奥底から驚きの声を上げた。
「……やっと朝になった」
硬い地面の上で寝ていたことで身体のあちこちが痛い。昨夜受けたものと比べれば大したことはないけれど。
「酷い顔だな、そこの泉で洗ってこいよ」
「は、はい」
ギュララさんは僕より先に起きていて、完全に目が覚めているといった感じだった。僕は彼にそう言われて、泉までふらふらと歩いて、顔にかける。冷えた水がハダを刺してきて、その感覚で頭にかかっている霧が晴れてきた。
「ユウワ、ずいぶんと眠そうだが大丈夫か? クマとかすごいぞ」
「も、問題なしです!」
ある程度意識がはっきりとしているけど、やはり睡眠の時間も質も足りなくて少しぼーっとしていて。
「作戦についても頭に入っているな?」
「はい。と言っても僕がやる事はほとんどないですけどね」
それにこの作戦は複雑なものじゃない。僕の役割は寝っ転がるだけだ。
「そろそろ合図が来る頃じゃないか」
「あれ、見て下さい」
村の方から空に火球が放たれた。それが、桃奈さんからの作戦開始の合図だ。
「よし、じゃあそこに転がっておけ」
「あの、少し思ったんですけど。このままだと説得力が薄れる気がして」
「確かに傷も無いからな。ユウワ、歯を食いしばれ」
ギュララさんがゆっくりと右腕を上げてこちらに寄ってくる。僕はぎゅっと口を噛み締めて。
「……ぐふっ!」
僕の左頬に拳が練り込んだ。そして、その威力に耐えられず地面に殴り飛ばされた。
「そのままそこにいろ。後はあいつが来たらだな」
「……」
ギュララさんは向き直り、クママさん達が現れる森の奥をじっと見据えて待つ。
「作戦の前に一つ訊いてもいいですか?」
「何だ?」
地面にうつ伏せになりながら顔を彼の背中に向ける。
「この作戦が上手くいけば、あなたは消えてしまいます。……怖くはないですか?」
「何を訊くかと思えばそんな事か。俺はお前と違って正常な感覚があるからな。……そりゃあ怖えよ」
「そう、ですよね」
確かにほっとけば亡霊となってしまうけど、僕らがやっている事はある意味、自殺を促しているようなもので。神に与えられた役割を全うすることが正しいのか少し疑問に思ってしまう。
「だが、普通に死ぬより今の終わりが決まっていて、しかもやり残した事を済ませて消えるほうが、良い気分でいられる。恐怖よりもそれが上回ってる」
「ギュララさん……」
「それにとっくに覚悟はできてる。だから心配すんな。お前やモモナと出会って、未練も果たせるんだ、もうそれ以上の贅沢は出来ねぇよ」
僕を一瞥するとやんちゃな笑みを向けてくれた。
それからは、話すこともなく見合わせることもなく、僕達は彼らの訪れを待ち続けた。
「……来たか」
奥からクママさんを先頭にアオや桃奈さん、そして林原さんが現れる。唯一事情を知らないクママさんは怒りを滲ませた表情で、ギュララさんと対峙した。
「ギュララ、僕と戦うためにそんな非道な行動に出るとは思わなかったよ。ヒカゲさんを開放しろ!」
そう作戦とは、僕がギュララさんに誘拐されてしまい、開放条件はクママさんが戦うことだと嘘をつき、救うために戦わざるを得なくするというもの。桃奈さんが村に戻ってそのことを彼に伝えて、他の二人には本当の事を言っている。
この作戦において、僕は人質の演技をしなくてはならない。
「うわー、はやくたすけてー」
「ハハハ、ヨクキタナ。コイツをカエシテほしければ、俺と戦うんだな」
「……」
事情を知っている三人が凄い引きつった顔をしている。やばい、思ったよりも演技が難しい。凄い棒読みになってて、緊迫感が完全にむさんしていた。
「くっ……どうしたら!」
ただ、ターゲットであるクママさんは信じ切っていて、ものすごく葛藤していた。それに安心するも、騙している心苦しさもあって。
「クママさん、ユウを救える人はあなたしかいないの。だからお願い」
「それに、悪の道に堕ちたあいつの目を覚まさせされるのは、友人であるクママさんだけよ!」
「わーたすけてくださーい」
二人の声かけと棒読みのヘルプに背を押されたように、動けないでいたクママさんは一歩、また一歩と進んだ。
「やる気になったか?」
「ああ。僕のせいでヒカゲさんを苦しめてしまった。でも、あの時と同じような失敗はしたくない! はぁぁぁぁ!」
「くくっ」
クママさんはネックレスを握る。すると眩い紫に光に全身が包まれた。
「すご……」
光が収まるとそこには、変身したギュララさんをも超える大きさで、二足歩行の藍色の巨大熊がいた。丸太のような両腕で両足を持ち、凶暴そうな顔つきに紅の瞳が嵌っていて、頭には二本の角が伸びている。大きな熊の手からは殺人的な五本の爪があり、ギラギラと光っていた。
「ようやくだな……」
ギュララさんはその姿を見上げてニヤリと笑って、クママさんと同じく変身した。
「さぁ、こいよ!」
「うらぁぁぁぁ!」
クママさんは手を握りしめて極太の右腕を引き絞って殴りかかった。
「ぐぬぉ!」
顔面に叩き込まれたギュララさんはその威力にノックバック。それに追撃するように今度は左腕が腹に強襲。
「ガハッ……」
反撃する間もなく二連撃を受け、身体を抑えながらたまらず距離を取った。
「やればできるじゃねぇか。なら今度はこっちからだ!」
態勢を立て直したギュララさんが一気に迫り、背丈の高い相手の顎にアッパーを喰らわす。
「うぉ、でも!」
「おいおい、受けられるのかよ」
圧倒的な首の力でその顎とアッパーが拮抗していた。クママさんはその腕を振り払うと、タックルをぶつける。
「ぐぉぉ」
「うらぁぁぁ!」
よろけた隙にさらに殴る蹴るで何度も攻撃していく。ギュララさんは防戦一方で、腕をクロスさせて防御するしかなく、反撃できない。
まさかここまで力の差があるなんて驚いてしまう。
「怪獣バトル凄いな~カッコいい!」
「あたし、見てられないわ」
「……」
向こう側にいる三人もそれを見て、釘付けになってたり、目を覆ったり、無表情で傍観していたりしている。
「おらぁ!」
「うおっと」
ギュララさんが相手を押しのけて何とか攻撃の嵐を突き放した。
「そろそろ、終わりにするよ」
「くくっ、いいぜ来いよ!」
クママさんは左手の爪を、ギュララさんは右手の爪を互いに向ける。
「「デスクロー!」」
そう叫ぶと二人の爪が赤黒く染まり、その力の余波が周囲にもピリピリと伝わってきた。
「はぁぁぁ!」
「おらぁぁ!」
同時に地面を蹴って肉薄する。クママさんは腕を振り下ろし、ギュララさんは振り上げた。
そして赤黒い軌跡が最後まで描かれたのは、上から下へのものだった。
「くくっ、これは大丈夫だな……」
ギュララさんは倒れた。そうすると変身も解除されて元の姿に戻る。クママさんも人の姿になると、僕の方に近寄ってきた。
「ヒカゲさん大丈夫ですか!」
「あ、はい。あの」
「頬が腫れて……すみません僕のせいで」
とても申し訳無さそうに謝罪されてしまう。いよいよ、苦しさがピークに達して。
「違うんです! 謝るのはこっちの方なんです!」
「ヒカゲさん?」
「嘘だったんです、誘拐されたとか。クママさんを焚きつけるためのでまかせだったんです。本当にごめんなさい」
クママさんはぱちくりと何度か瞬きした後、表情が驚愕の色に変貌して。
「えええええ!」
腹の奥底から驚きの声を上げた。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
風ノ旅人
東 村長
ファンタジー
風の神の寵愛『風の加護』を持った少年『ソラ』は、突然家から居なくなってしまった母の『フーシャ』を探しに旅に出る。文化も暮らす種族も違う、色んな国々を巡り、個性的な人達との『出会いと別れ』を繰り返して、世界を旅していく——
これは、主人公である『ソラ』の旅路を記す物語。
ハイスペな車と廃番勇者の少年との気長な旅をするメガネのおっさん
夕刻の灯
ファンタジー
ある日…神は、こう神託を人々に伝えました。
『勇者によって、平和になったこの世界には、勇者はもう必要ありません。なので、勇者が産まれる事はないでしょう…』
その神託から時が流れた。
勇者が産まれるはずが無い世界の片隅に
1人の少年が勇者の称号を持って産まれた。
そこからこの世界の歯車があちらこちらで狂い回り始める。
買ったばかりの新車の車を事故らせた。
アラサーのメガネのおっさん
崖下に落ちた〜‼︎
っと思ったら、異世界の森の中でした。
買ったばかりの新車の車は、いろんな意味で
ハイスペな車に変わってました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
神々の娯楽に巻き込まれて強制異世界転生ー1番長生きした人にご褒美有ります
ぐるぐる
ファンタジー
□お休みします□
すみません…風邪ひきました…
無理です…
お休みさせてください…
異世界大好きおばあちゃん。
死んだらテンプレ神様の部屋で、神々の娯楽に付き合えと巻き込まれて、強制的に異世界転生させられちゃったお話です。
すぐに死ぬのはつまらないから、転生後の能力について希望を叶えてやろう、よく考えろ、と言われて願い事3つ考えたよ。
転生者は全部で10人。
異世界はまた作れるから好きにして良い、滅ぼしても良い、1番長生きした人にご褒美を考えてる、とにかく退屈している神々を楽しませてくれ。
神々の楽しいことってなんぞやと思いながら不本意にも異世界転生ゴー!
※採取品についての情報は好き勝手にアレンジしてます。
実在するものをちょっと変えてるだけです。
魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~
月見酒
ファンタジー
俺の名前は鬼瓦仁(おにがわらじん)。どこにでもある普通の家庭で育ち、漫画、アニメ、ゲームが大好きな会社員。今年で32歳の俺は交通事故で死んだ。
そして気がつくと白い空間に居た。そこで創造の女神と名乗る女を怒らせてしまうが、どうにか幾つかのスキルを貰う事に成功した。
しかし転生した場所は高原でも野原でも森の中でもなく、なにも無い荒野のど真ん中に異世界転生していた。
「ここはどこだよ!」
夢であった異世界転生。無双してハーレム作って大富豪になって一生遊んで暮らせる!って思っていたのに荒野にとばされる始末。
あげくにステータスを見ると魔力は皆無。
仕方なくアイテムボックスを探ると入っていたのは何故か石ころだけ。
「え、なに、俺の所持品石ころだけなの? てか、なんで石ころ?」
それどころか、創造の女神ののせいで武器すら持てない始末。もうこれ詰んでね?最初からゲームオーバーじゃね?
それから五年後。
どうにか化物たちが群雄割拠する無人島から脱出することに成功した俺だったが、空腹で倒れてしまったところを一人の少女に助けてもらう。
魔力無し、チート能力無し、武器も使えない、だけど最強!!!
見た目は青年、中身はおっさんの自由気ままな物語が今、始まる!
「いや、俺はあの最低女神に直で文句を言いたいだけなんだが……」
================================
月見酒です。
正直、タイトルがこれだ!ってのが思い付きません。なにか良いのがあれば感想に下さい。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる