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2.夫婦の営み
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「……ッ」
初めは触れるだけ。
二度目は貪るように。
瑞々しい唇を分け入り、己の舌を侵入させる。
歯茎を舐め、小さな舌を啄む。
ズゾゾゾッ――。
些かはしたないが、聞こえるように音を立てて唾液を吸い取ると、アミーラの頬の赤みが増す。
甘酸っぱいその味を楽しみながら、恥ずかしがるその様子を堪能するのだ。
「ンチュ……チュッ、チチュッ……チュッ」
初めは遠慮していたアミーラも次第に積極的になっていく。
苦しくなって頭が白くなるまで、互いの舌を絡め合う。
「ンチュ……ふぅ。アミーラ」
名を呼ぶと、アミーラは己のネグリジェへと手を掛ける。
肌が透けるほど薄いネグリジェ。
その扇情的な装いを一枚剥いでしまえば、そこには均整のとれた見事な裸体が現れる。
「チュッ……ンチチュチュッ、チュッ」
再び唇を重ねながら、私はアミーラの身体を抱き締めた。
力を入れれば折れてしまいそうな、その小さく柔らかな身体。
背中に回した手をゆっくりと動かしていく。
熱を持ちうっすらと汗ばんだ背中を撫でてやると、腕の中でアミーラの身体が小さく震える。
私の手は次第に下がっていき、やがてアミーラの臀部を捉えた。
肉付きのいい双丘へと十の指を優しく食い込ませる。
すると私の首に回されたアミーラの手に力が入り、より情熱的な接吻をせがんできた。
「チュ、チュッ……チュチュッ。はぁ、はぁ、ペルダンさまぁ……」
夜にしか聞くことのできないアミーラの甘い声。
私はその声に応えるように、アミーラをベッドへと優しく押し倒す。
接吻をしただけで既に身体は出来上がっていた。
髪と同じ黄金の恥毛はすっかり濡れ、女陰へと張りついてしまっている。
「アミーラ、愛してるよ」
「私もお慕いしております」
三度唇を重ねながら、私は腰の動きだけで器用にアミーラの中へと分け入る。
沸騰したように熱いアミーラの肉壺。
腰が溶けてしまいそうなその心地よさに浮かされながら、私はゆっくりと動き出す。
「チュッ、チュッ、ペルダン様っ! ペルダンさまぁっ!」
「アミーラッ!」
湿った肉同士がぶつかる音が寝室に響く。
こうしているときだけは、私たちはどこにでもいるありふれた男女になれる。
侯爵でも王女でもない。
ただのペルダンとアミーラに。
濃密な性の匂い寝室に充満していく。
やがて小さく震え始めたアミーラを抱き締めながら、私はアミーラの中へと精を放った。
視界が明滅するような快楽が全身を貫く。
やがて快感の波が収まりアミーラの上から身体をどかすと、心地よい気だるさを感じながらベッドに身体を横たえた。
「ペルダン様、私は今とても幸せです」
横を向くと潤んだ瞳で微笑むアミーラがいた。
その表情が堪らないほど愛おしく、私はまた唇を落とした。
初めは触れるだけ。
二度目は貪るように。
瑞々しい唇を分け入り、己の舌を侵入させる。
歯茎を舐め、小さな舌を啄む。
ズゾゾゾッ――。
些かはしたないが、聞こえるように音を立てて唾液を吸い取ると、アミーラの頬の赤みが増す。
甘酸っぱいその味を楽しみながら、恥ずかしがるその様子を堪能するのだ。
「ンチュ……チュッ、チチュッ……チュッ」
初めは遠慮していたアミーラも次第に積極的になっていく。
苦しくなって頭が白くなるまで、互いの舌を絡め合う。
「ンチュ……ふぅ。アミーラ」
名を呼ぶと、アミーラは己のネグリジェへと手を掛ける。
肌が透けるほど薄いネグリジェ。
その扇情的な装いを一枚剥いでしまえば、そこには均整のとれた見事な裸体が現れる。
「チュッ……ンチチュチュッ、チュッ」
再び唇を重ねながら、私はアミーラの身体を抱き締めた。
力を入れれば折れてしまいそうな、その小さく柔らかな身体。
背中に回した手をゆっくりと動かしていく。
熱を持ちうっすらと汗ばんだ背中を撫でてやると、腕の中でアミーラの身体が小さく震える。
私の手は次第に下がっていき、やがてアミーラの臀部を捉えた。
肉付きのいい双丘へと十の指を優しく食い込ませる。
すると私の首に回されたアミーラの手に力が入り、より情熱的な接吻をせがんできた。
「チュ、チュッ……チュチュッ。はぁ、はぁ、ペルダンさまぁ……」
夜にしか聞くことのできないアミーラの甘い声。
私はその声に応えるように、アミーラをベッドへと優しく押し倒す。
接吻をしただけで既に身体は出来上がっていた。
髪と同じ黄金の恥毛はすっかり濡れ、女陰へと張りついてしまっている。
「アミーラ、愛してるよ」
「私もお慕いしております」
三度唇を重ねながら、私は腰の動きだけで器用にアミーラの中へと分け入る。
沸騰したように熱いアミーラの肉壺。
腰が溶けてしまいそうなその心地よさに浮かされながら、私はゆっくりと動き出す。
「チュッ、チュッ、ペルダン様っ! ペルダンさまぁっ!」
「アミーラッ!」
湿った肉同士がぶつかる音が寝室に響く。
こうしているときだけは、私たちはどこにでもいるありふれた男女になれる。
侯爵でも王女でもない。
ただのペルダンとアミーラに。
濃密な性の匂い寝室に充満していく。
やがて小さく震え始めたアミーラを抱き締めながら、私はアミーラの中へと精を放った。
視界が明滅するような快楽が全身を貫く。
やがて快感の波が収まりアミーラの上から身体をどかすと、心地よい気だるさを感じながらベッドに身体を横たえた。
「ペルダン様、私は今とても幸せです」
横を向くと潤んだ瞳で微笑むアミーラがいた。
その表情が堪らないほど愛おしく、私はまた唇を落とした。
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