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5.絵画モデル③
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エリーゼは一度、泊まっている宿に戻ると、依頼期間が延長になるかもしれない旨と、完成するまでは依頼主の家に泊まる旨をシンに伝えた。
モデルの詳しい内容までは恥ずかしくて伝えなかったが、依頼主と、そしてエリーゼ自身もその作品に本気で臨みたいという熱意は精一杯伝えた。
エリーゼとシンは二人で活動している。
安全を考慮し、基本的に一人でダンジョンへ潜るということはしていない。
つまり、依頼期間の延長をするということは、その間シンもダンジョンへ潜ることができないということだ。
全てはエリーゼの都合であり、シンには申し訳ない気持ちで一杯だった。
「おう、いってこい!
依頼を受けたからには、納得のいく形で完了させたいもんな」
だが、シンはそんなエリーゼを笑顔で送り出してくれた。
応援してくれたシンのためにも、なんとしてもやりとげたい。
翌朝、エリーゼは再びガゼルの屋敷を訪れた。
「エリーゼ。
俺は今度こそお前の絵を描く。
エリーゼという一人のエルフの本質を、このキャンパスに描いてみせる。
だから、協力してくれ」
ガゼルの瞳に迷いは見当たらなかった。
まっすぐとエリーゼだけを見つめている。
「もちろんです。
私にできることならなんでもお手伝いします」
「そうか……」
この家に来てから、ガゼルは初めて小さな笑みをエリーゼにみせた。
そしていった。
「じゃあ早速脱いでくれ」
「っ!」
脱衣を指示されることは予想していた。
全身でより深くエリーゼを知るには、衣服など邪魔でしかないだろう。
だから、その指示に従うこと自体に、抵抗はなかった。
いや、抵抗がないのはそれだけが理由ではないのだろう。
エリーゼは心のどこかで期待していたのだ。
自らの裸体を晒すということを。
「わかりました」
エリーゼは頷くと、自らの衣服に手を掛けた。
昨日はガゼルの求めるモデル像がわからなかったため、冒険者のエリーゼとして屋敷を訪れていた。
その為、胸当てをしていたのだが、今日は装備してきていない。
シャツのボタンを外すと、バンドで覆われただけの、豊かな膨らみが露になる。
次にショートパンツに手を掛けると、スルスルと足を抜く。
エリーゼはガゼルの前で下着姿を晒した。
だが、そこで手が止まることはない。
ブーツと靴下を脱ぎ、バンドを外し、下着を下す。
そして、その格好で、テーブルの上に立った。
足は肩幅に開き、右足に重心を乗せるようにして立つ。
左手は胸元、右手は下腹部に置いた。
昨日と同じポーズだ。
ただし、その格好は昨日とは大きくことなり、今のエリーゼは一糸纏わぬ姿だった。
左右の手は、なにも隠せていない。
豊かな胸も、くびれた腰も、薄い黄金色の若草も、その全てを余すところなくガゼルの前に晒していた。
「おおっ……」
思わずといったように、ガゼルの口から感嘆の声が漏れる。
だが、すぐに表情を引き締めると、椅子に座り、昨日と同じようにキャンパスへと向かい合った。
ガゼルがエリーゼの全身を、刺すように見ているのがわかる。
羞恥に染まった顔も、たわわに実った胸も、薄い陰毛もその全てを見られてしまっている。
深く、深くエリーゼを知るために。
だからエリーゼも、羞恥に身悶えながらも、決して隠すようなことはしなかった。
左手を少しずらせば、乳頭を隠すことができる。
右手を少し下げれば、秘唇を覆うことができる。
そうとわかっていても、笹穂耳まで赤くしながら、グッとこらえる。
ただ立っているだけだというのに、火照った体がじんわりと汗で湿る。
熱に浮かされたように、思考がぼんやりとしていく。
そんなエリーゼの姿を、ガゼルはただまっすぐみていた。
しばらくすると、ガゼルが席を立った。
(来たっ……!)
エリーゼはこの後自分にどのようなことが起こるか悟った。
乾いた唇をチロリと舐めると、じっとその時を待つ。
ガゼルはテーブルに上ると、昨日と同じようにエリーゼの髪へと手を伸ばした。
ゆっくり、優しく黄金色の髪を撫でていく。
その手つきはエリーゼへの思いやりに溢れていた。
まるで壊れ物を扱うように、優しく、丁寧に、時間をかけてエリーゼを感じていく。
掬い上げた髪を鼻へと近づけると、肺がエリーゼで一杯になるまで大きく息を吸った。
何度も、何度も。
「いい匂いだ」
耳元で囁かれたガゼルの言葉に、エリーゼはカッと赤くなる。
その声色は柔らかく、エリーゼの奥へと染み渡っていく。
ガゼルは正面へと回り込むと、真っ赤に染まったエリーゼの顔を両手で包み込んだ。
優しく揉みこむように、顔の輪郭を確かめる。
指先で整った顔のパーツをゆっくりとなぞり、鼻を近づけ匂いを嗅ぎ、そして舌を伸ばす。
体に力が入るのがわかった。
だが、ガゼルは気にせず舌を這わせる。
耳を、頬を、目蓋を、鼻を、そして口唇を。
その全てを何度も繰り返し、繰り返し舌で味わう。
初めは硬かったエリーゼの体も、次第に力が抜けていく。
だが、その口がガゼルに開かれることはなかった。
ガゼルの手は首を伝い、両の腕をなぞる。
体に密着するように添えられた手。
ガゼルはそれを剥がすようなことはせず、ひたすらに表面に指を滑らせる。
さらに舌を這わせると、脇の間に滑り込ませた。
「ひっ……」
脇を舐められている。
体の中でも不浄な部分の一つ。
体質的に一切の毛が生えていない滑らかなそこで、ガゼルの舌がうごめいている。
「しょっぱいな」
その呟きは、エリーゼを味わったというガゼルの証言そのものだった。
そして胸へと標的を移す。
まだ触れられてすらいないというのに、尖頭では淡い蕾が痛々しいほどに屹立していた。
ガゼルは、ゆっくりと両の膨らみへと手を伸ばした。
「あっん……」
エリーゼの口から熱っぽい声が漏れる。
エリーゼは恥ずかしさに包まれながら、声を漏らすまいとギュッと唇を噛んだ。
「声を我慢するな。
お前の全てを俺に聴かせろ」
ガゼルの容赦ない言葉に、エリーゼは唇を噛むのをやめた。
ガゼルの指がエリーゼの胸に沈みこむ。
手から溢れる程大きなそれを、ガゼルはこぼさないように何度も、何度も揉みしだく。
柔らかく、それでいてしっかりと弾力もある。
しっとりと汗ばんだ肌は、吸いつくようにガゼルの手に馴染んでいた。
「あっ……、んっ!」
手の動きに合わせ、尖頭が縦横無尽に動き回る。
ガゼルは膨らみの根元から競り上がるように指を伸ばすと、クリッと蕾を摘まんだ。
「んはぁ……、あん!」
エリーゼの口から、息の抜けるような声が出る。
乳頭に触れられた瞬間、まるで雷に撃たれたような快感が、胸の先から広がった。
硬く、しこり立った蕾を指先で弾かれる度に、頭が真っ白になる。
「はぁっ……、あっ……、はっ!」
ひとしきりエリーゼの胸を揉んだガゼルだが、それでは終わらない。
腫れ上がった乳頭を口に加えると、味わうように舌でなぶり始めた。
「ひいっぁ……!」
温かな口のなかで、硬くなった乳頭をいじめられる。
舌で弾かれ、乳飲み子のように吸われると、自然と熱っぽい声が溢れてしまう。
時々アクセントのように、優しく歯を立てられると、もう駄目だった。
わずかな痛みと共に、鋭い悦楽がエリーゼを襲う。
「くふぅっ……!」
左右の蕾を交互に口に含みながら、空いた手で反対の蕾を弄る。
そして、時にはまとめて両の乳頭を口に含んで味わう。
止むことのない、二点からの刺激に、エリーゼは息を荒らげた。
ふやけ、ベトベトになるほどエリーゼの胸を感じたガゼルは、舌を這わせたまま顔を下げていく。
縦長の、形のよい臍を舌でほじくる。
そして下腹部に迫ったガゼルは、一度立ち上がると背後に回り、背中を蹂躙し始めた。
しっとりとした肌の上を、両手が滑る。
背骨を通るように舌が這うと、ゾクゾクするような快感がエリーゼにもたらされた。
背中を下がったガゼルは、肉付きのよい臀部には手を出さず、大腿へと進む。
それは、お楽しみは後に残そうとする、子供のような行動。
だが、大腿をなぞったガゼルは、ピタリとその手を止めた。
「これは……」
エリーゼにはわかっていた。
なぜガゼルの手が止まったのか。
ガゼルは大腿から手を離すと、指を擦り合わせて、ゆっくりと開く。
するとそこには、キラリと光る糸が引いていた。
それは溢れ出てしまっていた、エリーゼの蜜液だった。
裸体を晒し、胸を触られる中で、エリーゼの女の部分はすっかり熱を持ってしまっていた。
ドロリとした蜜液は、いつしか秘唇から溢れだし、脚を伝ってテーブルへと流れ、小さな水溜まりを作っている。
雄を受け入れるための準備はすっかり出来上がっていた。
その証を、ガゼルに見られてしまっている。
ガゼルは自身の指についた蜜液を舐めとると、大腿に舌を這わした。
「はあああっ……!」
蜜液の描いた跡をなぞるように、ゆっくりと顔を下げていく。
そのまま、足の先まで味わうと、顔を上げ、大きな臀部に向き合う。
もっちり、としていて、吸い付くような双丘を、両の手で揉みしだく。
割り開くように手を動かすと、双丘の谷間に咲く、菊孔がさらけ出される。
薄い茶色をした菊孔は、ヒクヒクとその孔を動かしていた。
ガゼルは双丘に顔を埋めると、菊孔に合わせた鼻で大きく息を吸った。
(ああ……。
不浄の穴の臭いを嗅がれている……)
どれ程美しいエルフであろうと、排泄の穴まできれいであるということはあり得ない。
そんな場所の臭いを嗅がれてしまっている。
だが、エリーゼを襲う羞恥は、これでは終わらなかった。
ガゼルは舌を伸ばすと、菊孔をなぶり始めたのだ。
「ふはぁっ!」
エリーゼは反射的に、菊孔をギュッと締め付けた。
しかし、ガゼルはその窄まりを解すように、皺の一本一本に至るまで、丁寧に舌を這わせる。
菊孔を舐められるという、生まれて初めて味わう感覚。
くすぐったいような、不思議な感覚が、じんわりと下半身に広がっていく。
ピチャピチャと、ふやける程に舐められた菊孔は、いつしかその口を開いてしまっていた。
ガゼルは満を持して、その穴へと舌をねじ込んだ。
「はあっ、ああっ……!」
不浄の穴の中で、ガゼルの舌がうごめいている。
すっかり力の抜けてしまった菊孔は、異物を追い出すこともできずに、ただただ、なすがままになっている。
たっぷりと菊孔を解したガゼルは、一度押し付けていた顔を離した。
唾液で濡れた菊孔はポッカリとその口を空け、内に広がる桃色の内臓をさらけ出している。
それは唾液ではない液体でテラテラと光っていた。
ガゼルはもう一度、双丘に顔を埋めると、菊孔に口をつけ、ズゾゾゾッと中身を吸い出した。
「なはああぁっ!」
叫び声にも似た嬌声が響く。
体の中身を吸い出されてしまいそうな、そんな感覚。
普通に生きていれば、決して味わうことはないだろう。
「少し苦いな……」
味わわれてしまった。
シンですら知らない、エリーゼの味を。
口元を腸液で濡らしたガゼルは、最後の場所を感じるために、エリーゼの正面に移動した。
ガゼルの目の前には、エリーゼの秘部が広がっている。
黄金色の薄い若草。
その下でぱっくりと割れている秘唇からは、未だ絶えず蜜液が溢れている。
ガレスは毛並みを確かめるように、優しく秘毛を撫でる。
エリーゼの秘毛は毛先が細く、滑らかな手触りをしていた。
そしてついに、ガゼルの手がエリーゼの割れ目に触れた。
「はぅぁっ……」
ひだの皺をなぞるように指を動かし、こぼれ出る蜜液を指に絡める。
擦れば擦るほど溢れ出るそれは、まるで泉のようだ。
「ひんっ……!」
一際大きな嬌声が漏れる。
秘唇をなぞる指が、肉豆に触れたのだ。
包皮を飛び出さんばかりに大きくなった肉豆は、まるで石のように硬くなっていた。
その事に気がついたガゼルは、包皮の上から優しく肉豆を弄り始めた。
「ひっ……、あっ……、やっ!」
クリッ、クリッと指先で転がすように肉豆を弾く。
するとその動きに合わせて、エリーゼの口から嬌声がこぼれる。
ガゼルに演奏される楽器のように、エリーゼは熱い声を漏らし続けた。
ガゼルが肉豆を弾く手を止める頃には、エリーゼは肩で息をしていた。
束の間の休憩。
だがそれは、一瞬で終わりを告げる。
鼻を近づけ、胸一杯にむせ返るような雌の匂いを堪能したガゼルは、貪るように秘唇に食らいついた。
「ひいいぃん!」
ひだを舌の先で丁寧になぞる。
そして肉穴から溢れる蜜液を吸い出すと、口の中で肉豆に絡める。
舌の上でコロコロと肉豆を転がし、蜜液と共にしゃぶりつくす。
「いやっ……、あっ……!」
あまりの快感に思わず腰が引けそうになるが、逃がすまいとガゼルは腰に手を回して抱き締める。
それどころか、後ろに回した指で菊孔を弄り始めた。
「ダメッ!
あん……、ちょっと……、ふんぅ!」
前後を責められる激感に、目の前がチカチカする。
足が震えて、立っていることすらままならない。
声を上げることでどうにか耐えているが、もう長くはもたないだろう。
ピチャピチャと、激しく水音を響かせながら、ガゼルはエリーゼの本質を暴こうと責め立てる。
「んふぅ……、あぁ……!
これ以上は……!」
今にも限界を迎えそうなエリーゼ。
その様子を察したガゼルは、最後のスパートをかける。
指で肉豆を弾きながら、舌で蜜壺をほじくる。
左手で尻たぶを揉みしだき、右手の指を菊孔へと突き立てる。
「あああっ……!
ダメッ、ふぅっ!
くうぅっ……!」
口の端からはだらしなくよだれを垂らし、顎はすっかり上を向いてしまっている。
抗いようのない、圧倒的な快楽。
全身を蝕む火照り。
可視化されそうな程濃厚で、むせ返るような雌の匂い。
体の芯を貫くような痺れが、脳を犯していく。
そして、崩壊の時が訪れる。
「いックゥぅぁぁぁ~~っ!!!」
ガクガクと激しく体を揺らし、突き抜けるような快楽に身を委ねる。
肉壺からはとめどなく蜜液を吐き出し、上転した瞳は白目を晒してしまっている。
「あっ……、あっ……、あっ……」
ビクン、ビクンと体を震わせ、エリーゼは崩れ落ちた。
ガゼルはその体を優しく抱き止めると、耳元で囁いた。
「ありがとう」
沈み行く意識の中で、エリーゼには確かにそう聞こえた。
◇
「ん……」
重い目蓋を持ち上げると、そこには知らない天井が広がっていた。
段々と覚醒していく意識の中で、ここはガゼルの屋敷の一室だろうと当たりをつける。
窓からは朝日が差し込んでいた。
どうやら、少なくとも丸一晩はぐっすり眠ってしまっていたらしい。
体にかけられていた毛布をどかすと、そこには自分の裸体があった。
そして己の痴態を思い出した。
ガゼルの前で裸体を晒し、頭の先から足の先まで、文字通り味わわれ、そして気をやってしまった。
思い出しただけで顔が熱くなるような痴態。
(シン以外の男の前で、あんなに乱れてしまうなんて……)
依頼とはいえ、あそこまでするのはどう考えてもおかしい。
冷静になればなるほど、どうかしていたとしか思えない。
「そうだ、絵は?」
エリーゼの本質を描くという目的のために、ここまでしたのだ。
その結末を確かめなくては。
エリーゼは枕元に置かれていた自分の服を着ると、モデルをした部屋へと向かった。
「おう、起きたか……」
部屋に入ると、キャンパスに向かって座ったままのガゼルがいた。
その顔は酷くやつれていて、あれから眠っていないことは明らかだった。
「見てくれ」
ガゼルに促されるままに、エリーゼはキャンパスへと視線を向けた。
それはあまりにも生々しかった。
快楽を無理やり押し込めたような、肉の塊。
雌の匂いが漂ってきそうな、性の象徴。
(これが、私?)
抽象化していて、絵画に対する造詣の深くないエリーゼには、それがなんなのかよくわからなかった。
だが、不思議とその絵を見ていると、己の女の部分が疼いてくるのを感じた。
「究極の一枚は描けなかった」
ポツリとガゼルがいった。
「だがお前の、エリーゼの本質には少しだが迫れた気がする」
それは全力を出しきった男の顔だった。
「素敵な作品だと思うわ」
微笑みながら、エリーゼはいった。
「この絵を見せたい人がいるの。
ここに連れてきてもいいかしら?」
「この絵はお前にやるよ」
「いいの?」
「ああ、構わん。
だが……」
なにかをいい淀んだガゼルは、ゆっくりとその続きを紡ぐ。
「だが、もしよかったら、またいつか、モデルをやってくれないか?」
ガゼルの問いに、エリーゼは胸を張って答えた。
「私は冒険者よ。
私に合った依頼なら、いつでも歓迎するわ!」
◇
「これがエリーゼの絵か」
シンは、エリーゼが依頼で描いてもらったという絵を見せてもらっていた。
抽象的なそれがエリーゼだと、教えてもらうまではわからなかったが、エリーゼだと思うと不思議と引き込まれるものがある。
「絵のことはよくわからんが、よくエリーゼのことを描けていると思う。
なんというか、エリーゼのエロい部分とかバッチリ捉えている気がする」
「もう、シンたら!」
妙に嬉しそうなエリーゼの肩を抱きながら、シンはその顔に唇を落とした。
モデルの詳しい内容までは恥ずかしくて伝えなかったが、依頼主と、そしてエリーゼ自身もその作品に本気で臨みたいという熱意は精一杯伝えた。
エリーゼとシンは二人で活動している。
安全を考慮し、基本的に一人でダンジョンへ潜るということはしていない。
つまり、依頼期間の延長をするということは、その間シンもダンジョンへ潜ることができないということだ。
全てはエリーゼの都合であり、シンには申し訳ない気持ちで一杯だった。
「おう、いってこい!
依頼を受けたからには、納得のいく形で完了させたいもんな」
だが、シンはそんなエリーゼを笑顔で送り出してくれた。
応援してくれたシンのためにも、なんとしてもやりとげたい。
翌朝、エリーゼは再びガゼルの屋敷を訪れた。
「エリーゼ。
俺は今度こそお前の絵を描く。
エリーゼという一人のエルフの本質を、このキャンパスに描いてみせる。
だから、協力してくれ」
ガゼルの瞳に迷いは見当たらなかった。
まっすぐとエリーゼだけを見つめている。
「もちろんです。
私にできることならなんでもお手伝いします」
「そうか……」
この家に来てから、ガゼルは初めて小さな笑みをエリーゼにみせた。
そしていった。
「じゃあ早速脱いでくれ」
「っ!」
脱衣を指示されることは予想していた。
全身でより深くエリーゼを知るには、衣服など邪魔でしかないだろう。
だから、その指示に従うこと自体に、抵抗はなかった。
いや、抵抗がないのはそれだけが理由ではないのだろう。
エリーゼは心のどこかで期待していたのだ。
自らの裸体を晒すということを。
「わかりました」
エリーゼは頷くと、自らの衣服に手を掛けた。
昨日はガゼルの求めるモデル像がわからなかったため、冒険者のエリーゼとして屋敷を訪れていた。
その為、胸当てをしていたのだが、今日は装備してきていない。
シャツのボタンを外すと、バンドで覆われただけの、豊かな膨らみが露になる。
次にショートパンツに手を掛けると、スルスルと足を抜く。
エリーゼはガゼルの前で下着姿を晒した。
だが、そこで手が止まることはない。
ブーツと靴下を脱ぎ、バンドを外し、下着を下す。
そして、その格好で、テーブルの上に立った。
足は肩幅に開き、右足に重心を乗せるようにして立つ。
左手は胸元、右手は下腹部に置いた。
昨日と同じポーズだ。
ただし、その格好は昨日とは大きくことなり、今のエリーゼは一糸纏わぬ姿だった。
左右の手は、なにも隠せていない。
豊かな胸も、くびれた腰も、薄い黄金色の若草も、その全てを余すところなくガゼルの前に晒していた。
「おおっ……」
思わずといったように、ガゼルの口から感嘆の声が漏れる。
だが、すぐに表情を引き締めると、椅子に座り、昨日と同じようにキャンパスへと向かい合った。
ガゼルがエリーゼの全身を、刺すように見ているのがわかる。
羞恥に染まった顔も、たわわに実った胸も、薄い陰毛もその全てを見られてしまっている。
深く、深くエリーゼを知るために。
だからエリーゼも、羞恥に身悶えながらも、決して隠すようなことはしなかった。
左手を少しずらせば、乳頭を隠すことができる。
右手を少し下げれば、秘唇を覆うことができる。
そうとわかっていても、笹穂耳まで赤くしながら、グッとこらえる。
ただ立っているだけだというのに、火照った体がじんわりと汗で湿る。
熱に浮かされたように、思考がぼんやりとしていく。
そんなエリーゼの姿を、ガゼルはただまっすぐみていた。
しばらくすると、ガゼルが席を立った。
(来たっ……!)
エリーゼはこの後自分にどのようなことが起こるか悟った。
乾いた唇をチロリと舐めると、じっとその時を待つ。
ガゼルはテーブルに上ると、昨日と同じようにエリーゼの髪へと手を伸ばした。
ゆっくり、優しく黄金色の髪を撫でていく。
その手つきはエリーゼへの思いやりに溢れていた。
まるで壊れ物を扱うように、優しく、丁寧に、時間をかけてエリーゼを感じていく。
掬い上げた髪を鼻へと近づけると、肺がエリーゼで一杯になるまで大きく息を吸った。
何度も、何度も。
「いい匂いだ」
耳元で囁かれたガゼルの言葉に、エリーゼはカッと赤くなる。
その声色は柔らかく、エリーゼの奥へと染み渡っていく。
ガゼルは正面へと回り込むと、真っ赤に染まったエリーゼの顔を両手で包み込んだ。
優しく揉みこむように、顔の輪郭を確かめる。
指先で整った顔のパーツをゆっくりとなぞり、鼻を近づけ匂いを嗅ぎ、そして舌を伸ばす。
体に力が入るのがわかった。
だが、ガゼルは気にせず舌を這わせる。
耳を、頬を、目蓋を、鼻を、そして口唇を。
その全てを何度も繰り返し、繰り返し舌で味わう。
初めは硬かったエリーゼの体も、次第に力が抜けていく。
だが、その口がガゼルに開かれることはなかった。
ガゼルの手は首を伝い、両の腕をなぞる。
体に密着するように添えられた手。
ガゼルはそれを剥がすようなことはせず、ひたすらに表面に指を滑らせる。
さらに舌を這わせると、脇の間に滑り込ませた。
「ひっ……」
脇を舐められている。
体の中でも不浄な部分の一つ。
体質的に一切の毛が生えていない滑らかなそこで、ガゼルの舌がうごめいている。
「しょっぱいな」
その呟きは、エリーゼを味わったというガゼルの証言そのものだった。
そして胸へと標的を移す。
まだ触れられてすらいないというのに、尖頭では淡い蕾が痛々しいほどに屹立していた。
ガゼルは、ゆっくりと両の膨らみへと手を伸ばした。
「あっん……」
エリーゼの口から熱っぽい声が漏れる。
エリーゼは恥ずかしさに包まれながら、声を漏らすまいとギュッと唇を噛んだ。
「声を我慢するな。
お前の全てを俺に聴かせろ」
ガゼルの容赦ない言葉に、エリーゼは唇を噛むのをやめた。
ガゼルの指がエリーゼの胸に沈みこむ。
手から溢れる程大きなそれを、ガゼルはこぼさないように何度も、何度も揉みしだく。
柔らかく、それでいてしっかりと弾力もある。
しっとりと汗ばんだ肌は、吸いつくようにガゼルの手に馴染んでいた。
「あっ……、んっ!」
手の動きに合わせ、尖頭が縦横無尽に動き回る。
ガゼルは膨らみの根元から競り上がるように指を伸ばすと、クリッと蕾を摘まんだ。
「んはぁ……、あん!」
エリーゼの口から、息の抜けるような声が出る。
乳頭に触れられた瞬間、まるで雷に撃たれたような快感が、胸の先から広がった。
硬く、しこり立った蕾を指先で弾かれる度に、頭が真っ白になる。
「はぁっ……、あっ……、はっ!」
ひとしきりエリーゼの胸を揉んだガゼルだが、それでは終わらない。
腫れ上がった乳頭を口に加えると、味わうように舌でなぶり始めた。
「ひいっぁ……!」
温かな口のなかで、硬くなった乳頭をいじめられる。
舌で弾かれ、乳飲み子のように吸われると、自然と熱っぽい声が溢れてしまう。
時々アクセントのように、優しく歯を立てられると、もう駄目だった。
わずかな痛みと共に、鋭い悦楽がエリーゼを襲う。
「くふぅっ……!」
左右の蕾を交互に口に含みながら、空いた手で反対の蕾を弄る。
そして、時にはまとめて両の乳頭を口に含んで味わう。
止むことのない、二点からの刺激に、エリーゼは息を荒らげた。
ふやけ、ベトベトになるほどエリーゼの胸を感じたガゼルは、舌を這わせたまま顔を下げていく。
縦長の、形のよい臍を舌でほじくる。
そして下腹部に迫ったガゼルは、一度立ち上がると背後に回り、背中を蹂躙し始めた。
しっとりとした肌の上を、両手が滑る。
背骨を通るように舌が這うと、ゾクゾクするような快感がエリーゼにもたらされた。
背中を下がったガゼルは、肉付きのよい臀部には手を出さず、大腿へと進む。
それは、お楽しみは後に残そうとする、子供のような行動。
だが、大腿をなぞったガゼルは、ピタリとその手を止めた。
「これは……」
エリーゼにはわかっていた。
なぜガゼルの手が止まったのか。
ガゼルは大腿から手を離すと、指を擦り合わせて、ゆっくりと開く。
するとそこには、キラリと光る糸が引いていた。
それは溢れ出てしまっていた、エリーゼの蜜液だった。
裸体を晒し、胸を触られる中で、エリーゼの女の部分はすっかり熱を持ってしまっていた。
ドロリとした蜜液は、いつしか秘唇から溢れだし、脚を伝ってテーブルへと流れ、小さな水溜まりを作っている。
雄を受け入れるための準備はすっかり出来上がっていた。
その証を、ガゼルに見られてしまっている。
ガゼルは自身の指についた蜜液を舐めとると、大腿に舌を這わした。
「はあああっ……!」
蜜液の描いた跡をなぞるように、ゆっくりと顔を下げていく。
そのまま、足の先まで味わうと、顔を上げ、大きな臀部に向き合う。
もっちり、としていて、吸い付くような双丘を、両の手で揉みしだく。
割り開くように手を動かすと、双丘の谷間に咲く、菊孔がさらけ出される。
薄い茶色をした菊孔は、ヒクヒクとその孔を動かしていた。
ガゼルは双丘に顔を埋めると、菊孔に合わせた鼻で大きく息を吸った。
(ああ……。
不浄の穴の臭いを嗅がれている……)
どれ程美しいエルフであろうと、排泄の穴まできれいであるということはあり得ない。
そんな場所の臭いを嗅がれてしまっている。
だが、エリーゼを襲う羞恥は、これでは終わらなかった。
ガゼルは舌を伸ばすと、菊孔をなぶり始めたのだ。
「ふはぁっ!」
エリーゼは反射的に、菊孔をギュッと締め付けた。
しかし、ガゼルはその窄まりを解すように、皺の一本一本に至るまで、丁寧に舌を這わせる。
菊孔を舐められるという、生まれて初めて味わう感覚。
くすぐったいような、不思議な感覚が、じんわりと下半身に広がっていく。
ピチャピチャと、ふやける程に舐められた菊孔は、いつしかその口を開いてしまっていた。
ガゼルは満を持して、その穴へと舌をねじ込んだ。
「はあっ、ああっ……!」
不浄の穴の中で、ガゼルの舌がうごめいている。
すっかり力の抜けてしまった菊孔は、異物を追い出すこともできずに、ただただ、なすがままになっている。
たっぷりと菊孔を解したガゼルは、一度押し付けていた顔を離した。
唾液で濡れた菊孔はポッカリとその口を空け、内に広がる桃色の内臓をさらけ出している。
それは唾液ではない液体でテラテラと光っていた。
ガゼルはもう一度、双丘に顔を埋めると、菊孔に口をつけ、ズゾゾゾッと中身を吸い出した。
「なはああぁっ!」
叫び声にも似た嬌声が響く。
体の中身を吸い出されてしまいそうな、そんな感覚。
普通に生きていれば、決して味わうことはないだろう。
「少し苦いな……」
味わわれてしまった。
シンですら知らない、エリーゼの味を。
口元を腸液で濡らしたガゼルは、最後の場所を感じるために、エリーゼの正面に移動した。
ガゼルの目の前には、エリーゼの秘部が広がっている。
黄金色の薄い若草。
その下でぱっくりと割れている秘唇からは、未だ絶えず蜜液が溢れている。
ガレスは毛並みを確かめるように、優しく秘毛を撫でる。
エリーゼの秘毛は毛先が細く、滑らかな手触りをしていた。
そしてついに、ガゼルの手がエリーゼの割れ目に触れた。
「はぅぁっ……」
ひだの皺をなぞるように指を動かし、こぼれ出る蜜液を指に絡める。
擦れば擦るほど溢れ出るそれは、まるで泉のようだ。
「ひんっ……!」
一際大きな嬌声が漏れる。
秘唇をなぞる指が、肉豆に触れたのだ。
包皮を飛び出さんばかりに大きくなった肉豆は、まるで石のように硬くなっていた。
その事に気がついたガゼルは、包皮の上から優しく肉豆を弄り始めた。
「ひっ……、あっ……、やっ!」
クリッ、クリッと指先で転がすように肉豆を弾く。
するとその動きに合わせて、エリーゼの口から嬌声がこぼれる。
ガゼルに演奏される楽器のように、エリーゼは熱い声を漏らし続けた。
ガゼルが肉豆を弾く手を止める頃には、エリーゼは肩で息をしていた。
束の間の休憩。
だがそれは、一瞬で終わりを告げる。
鼻を近づけ、胸一杯にむせ返るような雌の匂いを堪能したガゼルは、貪るように秘唇に食らいついた。
「ひいいぃん!」
ひだを舌の先で丁寧になぞる。
そして肉穴から溢れる蜜液を吸い出すと、口の中で肉豆に絡める。
舌の上でコロコロと肉豆を転がし、蜜液と共にしゃぶりつくす。
「いやっ……、あっ……!」
あまりの快感に思わず腰が引けそうになるが、逃がすまいとガゼルは腰に手を回して抱き締める。
それどころか、後ろに回した指で菊孔を弄り始めた。
「ダメッ!
あん……、ちょっと……、ふんぅ!」
前後を責められる激感に、目の前がチカチカする。
足が震えて、立っていることすらままならない。
声を上げることでどうにか耐えているが、もう長くはもたないだろう。
ピチャピチャと、激しく水音を響かせながら、ガゼルはエリーゼの本質を暴こうと責め立てる。
「んふぅ……、あぁ……!
これ以上は……!」
今にも限界を迎えそうなエリーゼ。
その様子を察したガゼルは、最後のスパートをかける。
指で肉豆を弾きながら、舌で蜜壺をほじくる。
左手で尻たぶを揉みしだき、右手の指を菊孔へと突き立てる。
「あああっ……!
ダメッ、ふぅっ!
くうぅっ……!」
口の端からはだらしなくよだれを垂らし、顎はすっかり上を向いてしまっている。
抗いようのない、圧倒的な快楽。
全身を蝕む火照り。
可視化されそうな程濃厚で、むせ返るような雌の匂い。
体の芯を貫くような痺れが、脳を犯していく。
そして、崩壊の時が訪れる。
「いックゥぅぁぁぁ~~っ!!!」
ガクガクと激しく体を揺らし、突き抜けるような快楽に身を委ねる。
肉壺からはとめどなく蜜液を吐き出し、上転した瞳は白目を晒してしまっている。
「あっ……、あっ……、あっ……」
ビクン、ビクンと体を震わせ、エリーゼは崩れ落ちた。
ガゼルはその体を優しく抱き止めると、耳元で囁いた。
「ありがとう」
沈み行く意識の中で、エリーゼには確かにそう聞こえた。
◇
「ん……」
重い目蓋を持ち上げると、そこには知らない天井が広がっていた。
段々と覚醒していく意識の中で、ここはガゼルの屋敷の一室だろうと当たりをつける。
窓からは朝日が差し込んでいた。
どうやら、少なくとも丸一晩はぐっすり眠ってしまっていたらしい。
体にかけられていた毛布をどかすと、そこには自分の裸体があった。
そして己の痴態を思い出した。
ガゼルの前で裸体を晒し、頭の先から足の先まで、文字通り味わわれ、そして気をやってしまった。
思い出しただけで顔が熱くなるような痴態。
(シン以外の男の前で、あんなに乱れてしまうなんて……)
依頼とはいえ、あそこまでするのはどう考えてもおかしい。
冷静になればなるほど、どうかしていたとしか思えない。
「そうだ、絵は?」
エリーゼの本質を描くという目的のために、ここまでしたのだ。
その結末を確かめなくては。
エリーゼは枕元に置かれていた自分の服を着ると、モデルをした部屋へと向かった。
「おう、起きたか……」
部屋に入ると、キャンパスに向かって座ったままのガゼルがいた。
その顔は酷くやつれていて、あれから眠っていないことは明らかだった。
「見てくれ」
ガゼルに促されるままに、エリーゼはキャンパスへと視線を向けた。
それはあまりにも生々しかった。
快楽を無理やり押し込めたような、肉の塊。
雌の匂いが漂ってきそうな、性の象徴。
(これが、私?)
抽象化していて、絵画に対する造詣の深くないエリーゼには、それがなんなのかよくわからなかった。
だが、不思議とその絵を見ていると、己の女の部分が疼いてくるのを感じた。
「究極の一枚は描けなかった」
ポツリとガゼルがいった。
「だがお前の、エリーゼの本質には少しだが迫れた気がする」
それは全力を出しきった男の顔だった。
「素敵な作品だと思うわ」
微笑みながら、エリーゼはいった。
「この絵を見せたい人がいるの。
ここに連れてきてもいいかしら?」
「この絵はお前にやるよ」
「いいの?」
「ああ、構わん。
だが……」
なにかをいい淀んだガゼルは、ゆっくりとその続きを紡ぐ。
「だが、もしよかったら、またいつか、モデルをやってくれないか?」
ガゼルの問いに、エリーゼは胸を張って答えた。
「私は冒険者よ。
私に合った依頼なら、いつでも歓迎するわ!」
◇
「これがエリーゼの絵か」
シンは、エリーゼが依頼で描いてもらったという絵を見せてもらっていた。
抽象的なそれがエリーゼだと、教えてもらうまではわからなかったが、エリーゼだと思うと不思議と引き込まれるものがある。
「絵のことはよくわからんが、よくエリーゼのことを描けていると思う。
なんというか、エリーゼのエロい部分とかバッチリ捉えている気がする」
「もう、シンたら!」
妙に嬉しそうなエリーゼの肩を抱きながら、シンはその顔に唇を落とした。
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