【R18】花嫁引渡しの儀

黒うさぎ

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9.黄金のゆばり

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 いったい皆がどんな顔でこちらを見ているのか。
 私はそれを確認することができなかった。

 どれだけ羞恥に襲われようとも、一度始まった排泄が止まることはない。
 そして排泄というのは、後ろからだけするものでもない。

 チョロッ……、シャァァァァ……。

 前後の排泄をコントロールすることは難しい。
 私の陰唇の間からは、黄金のゆばりが音を立てて噴き出した。

 足を開き、腰を下ろしているこの姿勢では、きっと前後にいる人からは孔からそれぞれの排泄物が出てくる様子まで見られてしまっていることだろう。
 私は現実から目を背けるために目を閉じた。
 しかし、視界を遮ったことでより敏感になった聴覚からは下品な水音が、嗅覚からは排泄した物の臭いがはっきりと感じ取れてしまう。
 この音も、臭いも、感じ取っているのは私だけではない。
 ここにいる皆が感じ取っているのだ。
 許容を越えた羞恥に、頭がくらくらとする。
 しかし、皆は気がついていないだろう。
 ゆばりに混じって、止めどなく溢れだしている蜜液が、金ダライの中へと滴っているということを。

 ようやく排泄を終えた私はゆっくりと立ち上がると、侍女の手によって前後の孔を清められた。
 着替えの際に侍女の前で裸体をさらすことのある私でも、大きくなってから下の世話をされたことはない。
 繰り返される羞恥の連続に辟易していた私に、大臣はさらに容赦のない言葉を投げ掛けた。

「それではあと二回浣腸をして、中のものを全て出してしまいましょう」

 悪魔のような言葉に従い、結局私は計三回浣腸をすることになった。
 それはつまり、皆の前で排泄をしたのも三回ということである。

 三回目には腹の中のものもあらかた出尽くしており、尻孔から噴き出す浣腸液もほとんど透明なままだった。
 しかし、そんなものはなんの慰めにもならなかったが。
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