23 / 65
23.仲良し
しおりを挟む
「エミリア、ただいま」
「あっ、ミランダさんお帰りなさい!
…男連れですか。
連れ込みはあまり歓迎していないんですけど、ミランダさんは特別に見逃してあげます。でも、うち結構声が響くので静かにお願いしますね。
汚れたシーツは洗いますけど、さすがにベッドが壊れたら修繕費貰いますから気を付けてくださいね。
それから…」
「ちょっとエミリア、何言っているのよ!
彼とはそんなんじゃないわよ。
だいたい彼もここに泊まっているでしょ!」
(顔を赤くして否定するミランダ、かわえ~の~。
そういう話にあまり耐性ないのかな、あんなにエロい体つきしているのに。
胸当てに覆われていても主張の激しい2つのおもちが俺の心を掴んで離さないぜ)
「おっとそうでした。
お帰りなさい、ケントさん」
「ただいま、エミリアちゃん」
エミリアとは何度も朝夕のご飯の配膳をしてもらっているうちに挨拶をするくらいの仲になった。
俺は紳士なので第二次成長期前の女児をエロい目で見ることはしない。
せいぜいスカートの下にちらちら覗く健康的な太ももを拝むだけだ。
「2人は知り合いだったんですか。
今までうちで話しているとこ見たことないような気がするんですけど。
…まさか、隠れて付き合う必要がなくなったんですか。
それで堂々と一緒に帰宅ですか。
イチャイチャするなとは言いませんが、できれば部屋に戻ってからにしてくださいね。
それとお願いがあるんですが、少し見学してもいいですか。
ちょっと興味がありまして。
心配しなくても大丈夫ですよ、部屋の隅のほうで空気になっていますから。
それに部屋で見たことは他言しません。
もしミランダさんにあんな性癖やこんな性癖があったとしても心の内に留めておきますから頭をぐりぐりするのやめて!痛い、痛い、痛い!」
ミランダがエミリアに折檻をしている。
2人仲良くじゃれ合っている姿を見ているとまるで本当の姉妹のようだ。
(だから金髪たちに狙われちゃったんだろうけど)
あの事件が2人の間に亀裂を入れてしまうことも考えたが、どうやら杞憂だったようだ。
「まったく…、ひどいですよ…。
ちょっと2人の性活に興味があっただけなのに…」
エミリアが頭をさすりながら、ミランダに文句を言う。
「もうワンセット必要かしら」
「いえ、大丈夫です。
それでえっと…、2人は知り合いだったんですか」
「まったく…。
彼とは今日会ったばかりよ。
いろいろあって彼とパーティーを組むことにしたの」
「そうなんですか!
おめでとうございます!
ケントさん、ミランダさんのこと逃がしちゃだめですよ。
パーティー内でくっつくことなんてよくある話ですから。
もしミランダさんの心を射止めることができたら、ぜひその日の夜はうちに泊まってくださいね。
部屋の隅で見学させて痛たたたたっ!」
再びミランダのお仕置きを受けるエミリア。
先ほどより力が入っているのかエミリアの抵抗が激しい。
ミランダも照れ隠しに必死なのだろう。
(でもなエミリアちゃん、世の中顔の占める割合は結構大きいんだよ。
性格に問題さえなければ、他に優れたものがなくても顔がいいだけでモテるんだよ、イケメンは。
それにこの世界、西洋風の整った顔のイケメンが多すぎるんだよ!
ただでさえ普通程度だった顔面偏差値が、この世界では一気に下落しているよ、相対的に。
そんな劣等生な俺じゃミランダの心を射止めることはできないよ。
俺にできるのは、せいぜいたゆんたゆんな果実の中身を想像しながら視姦することだけだよ。
それにしてもエミリアちゃんはなかなかおませさんのようだ。
宿屋だと情事に触れる機会も多いのかな。
ませたロリとか。
禁断の扉を開いてしまいそうだ。
紳士な俺ならきっと耐えられると信じよう)
「エミリアちゃん、そろそろ夕飯の用意をお願いしてもいいかな」
「わかりました~」
ミランダから逃げるように厨房へ向かうエミリア。
「あの子ったら、本当に耳年増なんだから」
「はははっ、2人は本当に仲がいいね」
「まあ、ね。
何だか妹みたいで。
あの子とこうして話していられるのもあなたのおかげよ。
本当にありがとうね」
「ミランダにはその分前衛として頑張ってもらうからよろしくね」
「もちろん、頑張りましょ」
「2人とも~、そんなところでいちゃついてないで席についてくださいよ~。
料理が冷めちゃいますよ~」
ミランダのお仕置きにも懲りずに軽口を叩くエミリア。
ケントはミランダと顔を見合わせ苦笑いをした後、おいしい夕食をいただくのであった。
「あっ、ミランダさんお帰りなさい!
…男連れですか。
連れ込みはあまり歓迎していないんですけど、ミランダさんは特別に見逃してあげます。でも、うち結構声が響くので静かにお願いしますね。
汚れたシーツは洗いますけど、さすがにベッドが壊れたら修繕費貰いますから気を付けてくださいね。
それから…」
「ちょっとエミリア、何言っているのよ!
彼とはそんなんじゃないわよ。
だいたい彼もここに泊まっているでしょ!」
(顔を赤くして否定するミランダ、かわえ~の~。
そういう話にあまり耐性ないのかな、あんなにエロい体つきしているのに。
胸当てに覆われていても主張の激しい2つのおもちが俺の心を掴んで離さないぜ)
「おっとそうでした。
お帰りなさい、ケントさん」
「ただいま、エミリアちゃん」
エミリアとは何度も朝夕のご飯の配膳をしてもらっているうちに挨拶をするくらいの仲になった。
俺は紳士なので第二次成長期前の女児をエロい目で見ることはしない。
せいぜいスカートの下にちらちら覗く健康的な太ももを拝むだけだ。
「2人は知り合いだったんですか。
今までうちで話しているとこ見たことないような気がするんですけど。
…まさか、隠れて付き合う必要がなくなったんですか。
それで堂々と一緒に帰宅ですか。
イチャイチャするなとは言いませんが、できれば部屋に戻ってからにしてくださいね。
それとお願いがあるんですが、少し見学してもいいですか。
ちょっと興味がありまして。
心配しなくても大丈夫ですよ、部屋の隅のほうで空気になっていますから。
それに部屋で見たことは他言しません。
もしミランダさんにあんな性癖やこんな性癖があったとしても心の内に留めておきますから頭をぐりぐりするのやめて!痛い、痛い、痛い!」
ミランダがエミリアに折檻をしている。
2人仲良くじゃれ合っている姿を見ているとまるで本当の姉妹のようだ。
(だから金髪たちに狙われちゃったんだろうけど)
あの事件が2人の間に亀裂を入れてしまうことも考えたが、どうやら杞憂だったようだ。
「まったく…、ひどいですよ…。
ちょっと2人の性活に興味があっただけなのに…」
エミリアが頭をさすりながら、ミランダに文句を言う。
「もうワンセット必要かしら」
「いえ、大丈夫です。
それでえっと…、2人は知り合いだったんですか」
「まったく…。
彼とは今日会ったばかりよ。
いろいろあって彼とパーティーを組むことにしたの」
「そうなんですか!
おめでとうございます!
ケントさん、ミランダさんのこと逃がしちゃだめですよ。
パーティー内でくっつくことなんてよくある話ですから。
もしミランダさんの心を射止めることができたら、ぜひその日の夜はうちに泊まってくださいね。
部屋の隅で見学させて痛たたたたっ!」
再びミランダのお仕置きを受けるエミリア。
先ほどより力が入っているのかエミリアの抵抗が激しい。
ミランダも照れ隠しに必死なのだろう。
(でもなエミリアちゃん、世の中顔の占める割合は結構大きいんだよ。
性格に問題さえなければ、他に優れたものがなくても顔がいいだけでモテるんだよ、イケメンは。
それにこの世界、西洋風の整った顔のイケメンが多すぎるんだよ!
ただでさえ普通程度だった顔面偏差値が、この世界では一気に下落しているよ、相対的に。
そんな劣等生な俺じゃミランダの心を射止めることはできないよ。
俺にできるのは、せいぜいたゆんたゆんな果実の中身を想像しながら視姦することだけだよ。
それにしてもエミリアちゃんはなかなかおませさんのようだ。
宿屋だと情事に触れる機会も多いのかな。
ませたロリとか。
禁断の扉を開いてしまいそうだ。
紳士な俺ならきっと耐えられると信じよう)
「エミリアちゃん、そろそろ夕飯の用意をお願いしてもいいかな」
「わかりました~」
ミランダから逃げるように厨房へ向かうエミリア。
「あの子ったら、本当に耳年増なんだから」
「はははっ、2人は本当に仲がいいね」
「まあ、ね。
何だか妹みたいで。
あの子とこうして話していられるのもあなたのおかげよ。
本当にありがとうね」
「ミランダにはその分前衛として頑張ってもらうからよろしくね」
「もちろん、頑張りましょ」
「2人とも~、そんなところでいちゃついてないで席についてくださいよ~。
料理が冷めちゃいますよ~」
ミランダのお仕置きにも懲りずに軽口を叩くエミリア。
ケントはミランダと顔を見合わせ苦笑いをした後、おいしい夕食をいただくのであった。
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
緋の英雄王 白銀の賢者
冴木黒
ファンタジー
「あけのえいゆうおう はくぎんのけんじゃ」と読みます。
前作「宵の太陽 白昼の月」から10年後のお話で、懐かしのキャラ達も出てきますが、前作読んでなくても読めます。
◇◆◇あらすじ◇◆◇
ローアル王国の田舎村に住む青年ルフスはある日、神託を受けて伝説の剣を探すため、旅に出る。その道中、助けた青年ティランは自身にまつわる記憶を失っていた。ルフスとティランは成り行きから行動を共にすることになるが、行く先々で奇妙な事件に巻き込まれて……
◇◆◇登場人物◇◆◇
ルフス(17)
ローアル王国の田舎出身の青年。身長が高く、ガタイがいい。村では家業の手伝いで牛の世話をしていた。緋色の髪と同じ色の目。瞳と虹彩の色は銀。太い眉と丸くてかわいらしい形の目をしている。
性格は素直で、真っ直ぐ。穏やかで人好きのするタイプ。
巫女の神託を受け、伝説の剣を探し旅に出る。
ティラン(?)
記憶喪失で、自身にまつわることを覚えていない。気づいたら、知らない場所にいてふらふらと歩いていたところを悪漢に絡まれ、ルフスに救われる。その後はルフスと行動を共にすることに。
黒髪で、猫を思わせる吊り気味の黒目。
性格はやや打算的で、皮肉屋。
変わった口調で話す。
※物語初めのメインはこの二人ですが、今後、ストーリーが進むにつれてキャラクターが増えていきます。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる