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2.晒された裸体
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「皆の者、こいつが民すら守れない無能なステークス家の娘だ!」
手枷をはめられたリリーヤは、広場の真ん中に設置された舞台の上に立っていた。
広場には隣国の兵と、生き残った民が集められている。
無数の視線に気圧されそうになりながらも、リリーヤは気丈に立っていた。
そんなリリーヤの隣で、隣国の将が声を上げる。
「皆から税を巻き上げ、贅を尽くした生活を送っていたのにも関わらず、いざというときになんの役にも立たない!
こんな無能がいるから、皆は親を、子を、友人を失ったのだ!」
それはあまりに一方的な主張だった。
贅を尽くした生活といっても、他の都市に比べ税率は低く設定してあり、普段食べるものだって平民と大差ないレベルだ。
それに、民が死んだのだって、そもそも隣国の兵が攻めてこなければ、そんなことにはならなかった。
自分達が殺したというのに、その事実は棚に上げて、言いたい放題である。
しかし、リリーヤに意見を述べる権利などない。
今は敵に敗れ捕らわれている身なのだから。
「この都市は素晴らしい!
ここで生きる皆も素晴らしい!
だからこそ、今日でこの無能なステークス家との関係を終わりにしようではないか!」
民衆の中から歓声が上がる。
きっとあらかじめ仕込んでおいたサクラなのだろう。
最前列にいる民の表情は未だ曇ったままである。
「そこでこの娘だ!
このリリーヤ・ステークスに新たな城塞都市誕生のための礎となってもらう!」
将は無理やりリリーヤの腕を引っ張ると、舞台上に設置されていた拘束具へと近づく。
頭を押さえられ中腰になったリリーヤは、両手を頭の横につけるような形で枷をはめられた。
両足も膝を直角に曲げた状態で左右に開かれ、枷によって固定される。
固定して終わりではない。
将は腰の剣を抜くと、リリーヤの服を切り裂き始めた。
瞬く間にボロキレとなった服はあっさりと取り払われる。
民衆の前で下着姿となったリリーヤ。
豊かな双丘はバンドの下で深い谷間を作っていた。
日の光に晒されたことなどないだろう柔肉。
その肌は白く透き通っていて、ある種の神秘さすら感じられた。
ガニ股の下半身。
その股座を覆うのは、薄っぺらい布切れ一枚しかない。
生足すら異性に見せたことなどなかった。
だというのに、今この瞬間、リリーヤは生足どころか、下着に覆われただけの股座までさらけ出しているのだ。
生温い風が肢体を撫でる。
それが嫌でも素肌を晒しているということを意識させた。
だが、将の手は止まらない。
無惨にも胸を覆うバンドと下着を切り取ってしまう。
「おおっ……」
民衆から思わずといった風に、感嘆の声が漏れた。
日の差す城塞都市の広場。
その中央でリリーヤは産まれたままの姿を晒していた。
瑞々しい双丘。
バンドの支えを失ってなお、張りのあるその柔肉は垂れることはなかった。
丸く形のいい乳房。
その頂きには、ちょこんと恥じらうように、淡い桃色をした蕾があった。
人前で裸体を晒している。
その動揺がふるふると小さく蕾を揺らした。
豊かな胸から視線を下ろしていく。
滑らかなカーブを描く腰。
縦長の形の良い臍。
そしてその下。
薄く繁った若草と、奥に覗く秘裂。
本来女の最も秘すべき場所。
その部分が民衆の前にさらけ出されていた。
髪と同じく黄金色をした柔らかそうな恥毛。
その量は少なく、こうしてガニ股になると、その奥にある秘裂を一切隠せていなかった。
複雑にヒダが入り組んだ秘唇。
わずかに周囲の皮膚よりも濃い肌色をしたその部分はピッタリと閉じられており、股を開いたこの状況でも主の貞操を守ろうとそのさらに奥を隠していた。
「この女をこのまま晒し続ける!
そしてこの女の命が尽きるとき、この街はステークスの呪縛から解放され、新たな道が開かれるのだ!
それぞれ思うところはあるだろう。
だが、死の間際にこの女が見せる、ステークスの醜い本性をその目で確認してほしい。
こんな醜い奴のために、税を納める必要などないと。
皆が汗水垂らして稼いだものは、もっと有意義に使用されるべきだと」
将の演説に熱が入る。
ステークスを馬鹿にされて腹立たしい。
こんな奴らに都市を落とされて、民に申し訳ない。
群衆の前で裸体を晒して恥ずかしい。
いろんな感情がリリーヤの中で濁流のように入り乱れる。
溢れ出そうな感情の本流に思わず叫び出しそうになる。
しかし、そんなことをしては駄目だ。
今のリリーヤにできること。
残されたリリーヤがしなければならないこと。
それはステークスの誇りを最後の瞬間まで貫くことだけだ。
「この女が命尽きるまで、数日はかかるだろう。
その間に考えて欲しい。
自分達がこれからどうするべきか、ということを」
そう締め括ると、将は舞台を後にした。
舞台上に残されたリリーヤは、ただその裸体を晒し続けた。
柔らかそうなその豊乳も、肉付きのいい臀部も、ピタリと閉じられた秘裂も。
女として大切なもの全てをさらけ出しながら、最後の時を待つことしかできなかった。
手枷をはめられたリリーヤは、広場の真ん中に設置された舞台の上に立っていた。
広場には隣国の兵と、生き残った民が集められている。
無数の視線に気圧されそうになりながらも、リリーヤは気丈に立っていた。
そんなリリーヤの隣で、隣国の将が声を上げる。
「皆から税を巻き上げ、贅を尽くした生活を送っていたのにも関わらず、いざというときになんの役にも立たない!
こんな無能がいるから、皆は親を、子を、友人を失ったのだ!」
それはあまりに一方的な主張だった。
贅を尽くした生活といっても、他の都市に比べ税率は低く設定してあり、普段食べるものだって平民と大差ないレベルだ。
それに、民が死んだのだって、そもそも隣国の兵が攻めてこなければ、そんなことにはならなかった。
自分達が殺したというのに、その事実は棚に上げて、言いたい放題である。
しかし、リリーヤに意見を述べる権利などない。
今は敵に敗れ捕らわれている身なのだから。
「この都市は素晴らしい!
ここで生きる皆も素晴らしい!
だからこそ、今日でこの無能なステークス家との関係を終わりにしようではないか!」
民衆の中から歓声が上がる。
きっとあらかじめ仕込んでおいたサクラなのだろう。
最前列にいる民の表情は未だ曇ったままである。
「そこでこの娘だ!
このリリーヤ・ステークスに新たな城塞都市誕生のための礎となってもらう!」
将は無理やりリリーヤの腕を引っ張ると、舞台上に設置されていた拘束具へと近づく。
頭を押さえられ中腰になったリリーヤは、両手を頭の横につけるような形で枷をはめられた。
両足も膝を直角に曲げた状態で左右に開かれ、枷によって固定される。
固定して終わりではない。
将は腰の剣を抜くと、リリーヤの服を切り裂き始めた。
瞬く間にボロキレとなった服はあっさりと取り払われる。
民衆の前で下着姿となったリリーヤ。
豊かな双丘はバンドの下で深い谷間を作っていた。
日の光に晒されたことなどないだろう柔肉。
その肌は白く透き通っていて、ある種の神秘さすら感じられた。
ガニ股の下半身。
その股座を覆うのは、薄っぺらい布切れ一枚しかない。
生足すら異性に見せたことなどなかった。
だというのに、今この瞬間、リリーヤは生足どころか、下着に覆われただけの股座までさらけ出しているのだ。
生温い風が肢体を撫でる。
それが嫌でも素肌を晒しているということを意識させた。
だが、将の手は止まらない。
無惨にも胸を覆うバンドと下着を切り取ってしまう。
「おおっ……」
民衆から思わずといった風に、感嘆の声が漏れた。
日の差す城塞都市の広場。
その中央でリリーヤは産まれたままの姿を晒していた。
瑞々しい双丘。
バンドの支えを失ってなお、張りのあるその柔肉は垂れることはなかった。
丸く形のいい乳房。
その頂きには、ちょこんと恥じらうように、淡い桃色をした蕾があった。
人前で裸体を晒している。
その動揺がふるふると小さく蕾を揺らした。
豊かな胸から視線を下ろしていく。
滑らかなカーブを描く腰。
縦長の形の良い臍。
そしてその下。
薄く繁った若草と、奥に覗く秘裂。
本来女の最も秘すべき場所。
その部分が民衆の前にさらけ出されていた。
髪と同じく黄金色をした柔らかそうな恥毛。
その量は少なく、こうしてガニ股になると、その奥にある秘裂を一切隠せていなかった。
複雑にヒダが入り組んだ秘唇。
わずかに周囲の皮膚よりも濃い肌色をしたその部分はピッタリと閉じられており、股を開いたこの状況でも主の貞操を守ろうとそのさらに奥を隠していた。
「この女をこのまま晒し続ける!
そしてこの女の命が尽きるとき、この街はステークスの呪縛から解放され、新たな道が開かれるのだ!
それぞれ思うところはあるだろう。
だが、死の間際にこの女が見せる、ステークスの醜い本性をその目で確認してほしい。
こんな醜い奴のために、税を納める必要などないと。
皆が汗水垂らして稼いだものは、もっと有意義に使用されるべきだと」
将の演説に熱が入る。
ステークスを馬鹿にされて腹立たしい。
こんな奴らに都市を落とされて、民に申し訳ない。
群衆の前で裸体を晒して恥ずかしい。
いろんな感情がリリーヤの中で濁流のように入り乱れる。
溢れ出そうな感情の本流に思わず叫び出しそうになる。
しかし、そんなことをしては駄目だ。
今のリリーヤにできること。
残されたリリーヤがしなければならないこと。
それはステークスの誇りを最後の瞬間まで貫くことだけだ。
「この女が命尽きるまで、数日はかかるだろう。
その間に考えて欲しい。
自分達がこれからどうするべきか、ということを」
そう締め括ると、将は舞台を後にした。
舞台上に残されたリリーヤは、ただその裸体を晒し続けた。
柔らかそうなその豊乳も、肉付きのいい臀部も、ピタリと閉じられた秘裂も。
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