82 / 91
シチューごはんが食べたい!
しおりを挟む
.
シチューごはんが食べたい。
昨日(10/21)、シチューが食べたいと書いて、書き切れなかったので追記として書かせてもらう。
わたしはビーフシチューをごはんにかけて食べるのが好きだ。
だったら、苦手なシチューもごはんにかけて食べたら食べられるんじゃないかと思って、試したことがある。
結果は“気が向いたらシチューごはんにして食べましょう”になった。
シチューごはんで思い出した話。
学校給食でシチューが出る。
人気メニューなので、その日のクラスメイトたちはウキウキしている子が結構いた。
反比例で、わたしのテンションは下がっていく。
そして、給食の時間に待ちに待ったシチューとご対面。
わたしの通っていた学校の給食ではパンの日とごはんの日があって、シチューはごはんの日に出ることが多かった。
シチューがパンの日に出たら何事もなかった。
でも、
「なぁ! お前ら、シチューごはん食べる時って―――シチューにごはんをぶっ込む? それともごはんにシチューをぶっかける?」
『もー、あんた何言ってんのー』でも『お前、シチューとごはん一緒に食うの!?』でもなく、
「「ぶっ込む」」
「「ぶっかける」」
男子の問い掛けに否定することなく、二者択一に答えるクラスメイトたち。
教室にあるはずないゴングが鳴った気がした。
給食の時間だけど、プチ討論の始まりだ。
「カレーライスはごはんにカレーをかけて食べるじゃん? なら、シチューだってごはんにかけて食べるに決まってるじゃん」
「違う違う。最初からごはんをシチューに全振りするんじゃなくて、食べる度にごはんをシチューに入れて食べるから良いじゃん」
「――――」
「―――」
回答した方法で作ったシチューごはんを食べながら、シチューごはんについて語るクラスメートたち。
そんなクラスメートたちのプチ討論を聞きながら、
(うそ、シチューごはんってメジャーだったの!?)
衝撃を受けるわたし。
今、この苦手なシチューをどう食べ切るかで悩むわたしは討論には参加しなかった。
でも、
「ねぇ、ゆえ(⚠️わたしのこと)はどっち?」
「………ぶっ込む派かなー」
「ほー、わけを聞こうか」
「ゆえさん、ごはんをシチューにぶっ込むなんてあなたお行儀がよろしくなくってよ!」
何故かぶっかける派に絡まれる。
給食でシチューごはんにして食べる予定はない。
「単純にこの食器じゃ、ごはんにシチューをぶっかけると飛び散るから。制服についたら大変」
「つまり、食器に問題点があると?」
「はい(適当)」
「カレーライスの日も同じ食器なの、勘弁してほしいよなー」
「分かる。無理なの分かってるけど、カレーライスの日は大きめの食器用意してほしい~」
その後、シチューごはんから学校給食で使用している食器について話が流れてプチ討論は幕を閉じた。
『この食べ方がいい!』や『いやいや、こっちだろ!』と給食の時間は主張するクラスメートが多かったなと思う。
だけど、各自相手の食べ方について否定したいんじゃなくて言いたいことを言うのが目的だった気がする。
大人になった今、学生だった当時を思い出しながら今日はシチューをシチューごはんにして食べようかなと思うのだった。
.
シチューごはんが食べたい。
昨日(10/21)、シチューが食べたいと書いて、書き切れなかったので追記として書かせてもらう。
わたしはビーフシチューをごはんにかけて食べるのが好きだ。
だったら、苦手なシチューもごはんにかけて食べたら食べられるんじゃないかと思って、試したことがある。
結果は“気が向いたらシチューごはんにして食べましょう”になった。
シチューごはんで思い出した話。
学校給食でシチューが出る。
人気メニューなので、その日のクラスメイトたちはウキウキしている子が結構いた。
反比例で、わたしのテンションは下がっていく。
そして、給食の時間に待ちに待ったシチューとご対面。
わたしの通っていた学校の給食ではパンの日とごはんの日があって、シチューはごはんの日に出ることが多かった。
シチューがパンの日に出たら何事もなかった。
でも、
「なぁ! お前ら、シチューごはん食べる時って―――シチューにごはんをぶっ込む? それともごはんにシチューをぶっかける?」
『もー、あんた何言ってんのー』でも『お前、シチューとごはん一緒に食うの!?』でもなく、
「「ぶっ込む」」
「「ぶっかける」」
男子の問い掛けに否定することなく、二者択一に答えるクラスメイトたち。
教室にあるはずないゴングが鳴った気がした。
給食の時間だけど、プチ討論の始まりだ。
「カレーライスはごはんにカレーをかけて食べるじゃん? なら、シチューだってごはんにかけて食べるに決まってるじゃん」
「違う違う。最初からごはんをシチューに全振りするんじゃなくて、食べる度にごはんをシチューに入れて食べるから良いじゃん」
「――――」
「―――」
回答した方法で作ったシチューごはんを食べながら、シチューごはんについて語るクラスメートたち。
そんなクラスメートたちのプチ討論を聞きながら、
(うそ、シチューごはんってメジャーだったの!?)
衝撃を受けるわたし。
今、この苦手なシチューをどう食べ切るかで悩むわたしは討論には参加しなかった。
でも、
「ねぇ、ゆえ(⚠️わたしのこと)はどっち?」
「………ぶっ込む派かなー」
「ほー、わけを聞こうか」
「ゆえさん、ごはんをシチューにぶっ込むなんてあなたお行儀がよろしくなくってよ!」
何故かぶっかける派に絡まれる。
給食でシチューごはんにして食べる予定はない。
「単純にこの食器じゃ、ごはんにシチューをぶっかけると飛び散るから。制服についたら大変」
「つまり、食器に問題点があると?」
「はい(適当)」
「カレーライスの日も同じ食器なの、勘弁してほしいよなー」
「分かる。無理なの分かってるけど、カレーライスの日は大きめの食器用意してほしい~」
その後、シチューごはんから学校給食で使用している食器について話が流れてプチ討論は幕を閉じた。
『この食べ方がいい!』や『いやいや、こっちだろ!』と給食の時間は主張するクラスメートが多かったなと思う。
だけど、各自相手の食べ方について否定したいんじゃなくて言いたいことを言うのが目的だった気がする。
大人になった今、学生だった当時を思い出しながら今日はシチューをシチューごはんにして食べようかなと思うのだった。
.
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【完結】「こんな目覚め方をした経験はあるか?」
かがみゆえ
エッセイ・ノンフィクション
『目覚めると、病室のベッドの上にいた』
これは、さくら(仮名)が体験した実話である。
⚠️カクヨム様とエブリスタ様にも投稿しています。
.
Family 〜愛の歌〜
帆希和華
エッセイ・ノンフィクション
愛の歌と題して今まで3作書きました。今回、ほっこり、じんわり賞をやっているのを知り、いいチャンスだと思いました。伝えていきたい、知ってもらいたいという願いを叶えられるかもしれないからです。
3作を少し編集して新たに書いたものです。
産まれた赤ちゃんわんこの4匹のうち、2匹が天国へと旅立ってしまい、その悲しさで心が崩れてしまいそうだった。そんなときにそのことを書き残して、産まれてきたことを伝えていきたい、そう思い書き始めました。
どういうことかは内容を読んでいただけるとありがたいです。
小説ではないですが、心を込めて書きました。
自分とわんことそれを支えてくれる彼氏との日常です。
雲母虫漫筆 ~江戸のあれこれ~
糺ノ杜 胡瓜堂
エッセイ・ノンフィクション
「耳嚢」や「兎園小説」「新著聞集」「甲子夜話」など、江戸時代の書物から、面白いと思ったものをピックアップしてゆく短いエッセイ。
怪談や奇談、感動話、しょ~もない話までその時の気分次第。
「雲母虫」とは紙につく虫「シミ」の異名、小さくて可愛らしい(?)虫です。
本の虫になったつもりで色々な江戸時代に書かれた話をご紹介してゆきたいと思っています。
ネット上で気軽に様々な情報が拾える昨今、自分自身で「オリジナル」を読むという行為はなかなか手間がかかりますが、その分色々と新しい発見があります!
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》
小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です
◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ
◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます!
◆クレジット表記は任意です
※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください
【ご利用にあたっての注意事項】
⭕️OK
・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用
※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可
✖️禁止事項
・二次配布
・自作発言
・大幅なセリフ改変
・こちらの台本を使用したボイスデータの販売
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる