この魔王「最強にて最下位」

リキ

文字の大きさ
上 下
2 / 2
転生

最強の最下位魔王誕生

しおりを挟む
今、俺は森の中を歩いている。
転生先がめっちゃ森の中だったのもあるが。神様に言われた通りステータスと唱えると、自分のステータスが確認できるのだが、レベルはもちろん1で、その他の能力も弱い。そうまだ魔物などには襲われていないが、やばい。
そして現在のステータスがこうだ

オウハル:Lv.1

腕力:10
素早さ:10
知力:200
魔力:10

スキル:  想像Lv.1 適応Lv.Max
称号:  魔王(最下位)

この地獄のようなステータス。
確か転生前に神様が言ってたのは
「スキルによってステータスも変わります。あと転生する世界は魔王がたくさんいて、魔王たちが覇権を争っているせかいです。なるべく会わない方がいいかもしれませんねー。」
などと言っていたが。
「いや。俺生きていけんの?」
幸い想像のおかげで先を読めるから魔物には出会してないが、この先が不安で仕方ない。

そして少し歩いていると
「ん?あれは洞窟か?。スキル、想像。」
想像で中を確認する。
「よし、何もないな。あそこで少し暮らして行くかー。」
こうして、無事に自分の拠点となる場所を見つける事ができた。
だが。問題は食糧である。
「にしても、想像ってべんりだなー。とりあえずスキルの確認してからにするか」
今日でわかったのはスキルにも常時発動型と意識的に発動させるものがあるらしい。
ちなみに適応は常時発動型とだ。
「想像は便利だけど、闘いになるとどう使えばいいんだろうな。ん?待てよ、想像にもレベルがあったな。想像!」
想像スキルはほんの少し先の未来を想像する事ができるが自分の目に見える範囲しか想像する事ができない。
「はぁ、どうやって生きていこうかなー。」
今後の事を考えていると、いつのまにか日が落ちていた。
「やべ、食糧どうしよ。とりあえず何か取りに行くか。」
そして集められたのが
「きのこ類のみ。まあ、ないよりましか!とりあえず食べよう!いただきます!。。。うっ!」
これはやばい。毒キノコだ。あ、死ぬわ。息できない。体動かない。痺れる。
「。。。はっ!」
気が付いたら朝になっていた。
「うぉー。死ななかったー!!絶対死んだと思ったー!てか、なんで死ななかったんだ?  ステータス!」

オウハル:Lv.1

腕力:10
素早さ:10
知力:200
魔力:10

スキル:  想像Lv.1    適応Lv.Max    毒耐性Lv.1
麻痺耐性Lv.1
称号:  魔王(最下位)

毒耐性と麻痺耐性が追加されていた
「うぉー!これが適応の力か!なるほど、ギリギリ死ななければどうにかなるのか!」
これが、最強の最下位魔王の誕生である。




しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

せっかく転生したのに得たスキルは「料理」と「空間厨房」。どちらも外れだそうですが、私は今も生きています。

リーゼロッタ
ファンタジー
享年、30歳。どこにでもいるしがないOLのミライは、学校の成績も平凡、社内成績も平凡。 そんな彼女は、予告なしに突っ込んできた車によって死亡。 そして予告なしに転生。 ついた先は、料理レベルが低すぎるルネイモンド大陸にある「光の森」。 そしてやって来た謎の獣人によってわけの分からん事を言われ、、、 赤い鳥を仲間にし、、、 冒険系ゲームの世界につきもののスキルは外れだった!? スキルが何でも料理に没頭します! 超・謎の世界観とイタリア語由来の名前・品名が特徴です。 合成語多いかも 話の単位は「食」 3月18日 投稿(一食目、二食目) 3月19日 え?なんかこっちのほうが24h.ポイントが多い、、、まあ嬉しいです!

小さいぼくは最強魔術師一族!目指せ!もふもふスローライフ!

ひより のどか
ファンタジー
ねぇたまと、妹と、もふもふな家族と幸せに暮らしていたフィリー。そんな日常が崩れ去った。 一見、まだ小さな子どもたち。実は国が支配したがる程の大きな力を持っていて? 主人公フィリーは、実は違う世界で生きた記憶を持っていて?前世の記憶を活かして魔法の世界で代活躍? 「ねぇたまたちは、ぼくがまもりゅのら!」 『わふっ』 もふもふな家族も一緒にたくましく楽しく生きてくぞ!

彼はもう終わりです。

豆狸
恋愛
悪夢は、終わらせなくてはいけません。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

魔力値1の私が大賢者(仮)を目指すまで

ひーにゃん
ファンタジー
 誰もが魔力をもち魔法が使える世界で、アンナリーナはその力を持たず皆に厭われていた。  運命の【ギフト授与式】がやってきて、これでまともな暮らしが出来るかと思ったのだが……  与えられたギフトは【ギフト】というよくわからないもの。  だが、そのとき思い出した前世の記憶で【ギフト】の使い方を閃いて。  これは少し歪んだ考え方の持ち主、アンナリーナの一風変わった仲間たちとの日常のお話。  冒険を始めるに至って、第1章はアンナリーナのこれからを書くのに外せません。  よろしくお願いします。  この作品は小説家になろう様にも掲載しています。

あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。

▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ...... どうしようΣ( ̄□ ̄;) とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!! R指定は念のためです。 マイペースに更新していきます。

【ライト版】元死にたがりは、異世界で奴隷達と自由気ままに生きていきます。

産屋敷 九十九
ファンタジー
 異世界ファンタジー×恋愛  突如として剣と魔法の異世界へ転移した主人公。  転移直前の記憶がないままライトノベルの内容を思い出しつつ、神なる者の助言を求めて教会へと向かう。  教会で会った神の願いは主人公の幸福のみ。魔王を倒せ!など果たすべき使命はなかった。  そして、主人公のチートは無限にお金が使えるというもの。誰もが魔力を持っているのが当たり前であるこの異世界で、唯一の魔力無しだった。しかし、魔力無しで異世界に連れてきたのは、どうやら神の考えがあったようで──。  さすがに魔力無し、ほぼ知識無しでは無防備で危険。抵抗はあったものの、身を守らなくてはならないので、しぶしぶ奴隷を買うことにしました。 *素人です。暖かく見守ってください。 ※下ネタ注意 ※テンポは悪いです。 ※設定おかしかったらすみません。 ※のんびり更新 ※表紙の出典は近況ボードへ

乙女ゲームのヒロインなんてやりませんよ?

メカ喜楽直人
ファンタジー
 一年前の春、高校の入学式が終わり、期待に胸を膨らませ教室に移動していたはずだった。皆と一緒に廊下を曲がったところで景色が一変したのだ。  真新しい制服に上履き。そしてポケットに入っていたハンカチとチリ紙。  それだけを持って、私、友木りんは月が二つある世界、このラノーラ王国にやってきてしまったのだった。

処理中です...