【完結】R-18 逃がさないから覚悟して

遥瀬 ひな

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【外伝】貴方にとっては誤算でも俺たちにとっては正に僥倖

tjugofem

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 生徒会長が起こしたシュラハト。

 さすがに、うちのクシュダートでは前代未聞だったらしく乱闘した四人はそれぞれ、自宅謹慎三日が言い渡された。原因となったカウンセラーの淼矢 梨李は注意。まぁけしかけた訳でもないし、なにより国から派遣された立場は強い。予定通りカウンセリングは続けられることとなった。

 三年のグラスまで終わっていたそれは、俺たちのクラスに回ってきた。卒業まで後五ヶ月。それまでに二十名なら、まぁ余裕で終わるだろう。その中に自分たちも含まれるのかと思うと辟易したが、サボるわけにもいかないので受け入れた。

「僕たちは最後ですね。」
 擁が呟く。なにが、とは聞かない。同じことを考えていたからだ。

「そうだな。」
「……嫌だなぁ。サシなんて。」
 遵がぼやく。確かに嫌だが、だからってグループでやられても嫌だ。とにかく、あのカウンセラーに関わるのが嫌だった。

「ちゃちゃっと終わらせばいい。」

 三人で頷く。この前のシュラハトみたいなことが起こらなければ、関わることはないはずだ。俺たちは番を探さなきゃならない。帰国してより存在を感じる。相変わらず、どこにいるのか方角すらわからない。でも、確信がある。

(絶対みつける。)

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