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【番外編2】imprägnieren?Auserwählte
この手で鉄槌を《side ジュード》
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駆け寄ってきた臭い女の顔を片手で鷲掴む。本音は触りたくもないが、近寄られる方が耐え難い。片腕一本分離した位置でそのまま軽く力を込めた。
「痛い痛い痛い痛い!」
殆ど力は入れていない。大袈裟な喚き声にうんざりする。左腕で抱き込んだ茉莉の頭に頬擦りしながら警告した。
「近寄らないで頂きたい。」
「そんなぁ!私はあなたの番ですぅ!ちゃんと見てくださいぃ!」
聞くに耐えない戯言に殺意が湧く。ぎりっと力を込めて両顳顬を押さえつけた。威圧が漏れだし、女が震え出す。
「や、やめ。」
「お前は私の番ではない。軽々しく口にするな。」
「で、でも。」
「他の雄の匂いが混じり合って鼻が曲がりそうなくらい臭い。とんでもない悪臭だ。何人の雄と情交している?汚らわしい。」
「ひっ!」
「これだけ他の雄の匂いをさせながら私の番だと?ふざけるな。又同じことを口にしたら。」
ぐいっと片手で持ち上げる。
「殺すぞ。」
そのまま力を緩める。どさっと女が床に落ちた。
「ジュード。」
茉莉が首に腕を回し、縋り付いてくる。
「すみません、茉莉。怖がらせましたか?」
「ううん。そんなことないよ。ジュードは?大丈夫?」
「汚物に触って手が汚れました。すぐに洗うか滅菌したいです。」
「ふ、ふふふ。」
真面目に不満を漏らすと茉莉が笑う。可愛らしい笑顔に頬が緩んだ。
「な、なんでぇ。なんで茉莉ちゃんがぁ。」
床にへたり込み、汚物が恨めしげに茉莉を見つめる。その視線すら不快だった。
「茉莉を見るな。話しかけるな。」
睨み付けて脅すと、ビクリと肩が震えて唇を噛んだ。男が二人駆け寄ると両腕を掴み、支えるようにして立たせる。一人がおずおずと話しかけてきた。
「あ、あの。僕たち茉莉に話があって。」
番を呼び捨てにした男を睨みつけるとビクンと固まり青ざめた。
「私にはないから。二度と会いたくないし、話しかけてこないで。あと、別れたんだからいつまでも名前で呼ばないでよ。気色悪い。」
茉莉の言葉で男が元メイニーだと知れた。と言うことはこの汚物が寝取った浮気相手か。
「そんな。別れたからって何もそこまで。」
「……私が嫌なの。婚約者もいるのに何でアンタらと仲良くしなきゃいけないのよ。」
「こ、んやくしゃ?」
「見て分かるでしょ、私のメイニー。ゲレンク-パラも約束してるの。大事な人がいるのにアンタたちとスワッピングする意味が分からないわ。したきゃアンタらだけでしなさいよ。なんで無理強いされなきゃなんないの。」
「……グループ交際?」
聞き慣れないが不快な響きに眉を顰めた。茉莉がちゅっと頬にキスする。
「なんかね、お互い相手は一人って決めなくて複数と付き合うのはどうかって提案されたの。馬鹿馬鹿しくって話もしたくないのに、居座っちゃって。まるで断るこっちがおかしいみたいなこと言うのよ。頭沸いてるんだと思う、この人たち。」
呆れて首を竦めた茉莉の唇に吸い付く。
「それは私の番である茉莉にスワッピングを提案したと言うことですか?」
「……まぁ、ぶっちゃけそんな感じ?」
「へえええ。」
ぶわっと威圧が膨れ上がり、自分でも驚くほどの怒りが渦巻いた。
「茉莉に二度と近づくな。」
元メイニーだけではなく、その場にいる三人も睨みつけて告げる。
「もしまた活動圏に沸いてみろ、容赦しない。」
四人がビクリと固まった。本当は全員今すぐ縊り殺してやりたいが、一応犯罪者ではない一般市民だ。のちのち面倒が増えると自分を抑えた。
「……茉莉ちゃんより、私の方が綺麗で可愛いのにぃ!メイニーにするなら私でしょお!」
汚物が叫ぶ。
「……人の恋人だから欲しいんでしょ?好きでもないくせに、何が。」
呆れた茉莉に汚物が被せた。
「違うもん!一目惚れなんだからぁ!逞しい身体!ストイックな雰囲気!洗練された物腰!そしてその整った顔立ち!どこをどう見ても上流階級の人間じゃない!天蒼じゃ滅多に見かけないハイスペよ?!好きになるに決まってるじゃない!」
汚物が言い返した後、茉莉が腕の中で強張った。
「一目惚れって……。」
「私は一目見て嫌悪しか沸きませんでした。」
すかさず茉莉に答えると、ほっとしたように笑った。一瞬でも茉莉に不安そうな顔をさせた汚物に怒りが湧く。
「茉莉、私が愛しているのは貴方だけですよ。」
唇に吸い付くと、強引に唇を割る。息苦しくなるくらい喉奥まで舌を突き入れ嬲った。一瞬腕の中でもがいた茉莉がすぐに、くったりと身を預ける。唾液を流し込み、飲ませた。くちゅくちゅと水音を立て茉莉の唾液も味わう。やがて唇を離すと、そのまま茉莉を抱き上げた。
「さ、帰りましょう。茉莉。巣に戻ったらいつものように朝まで可愛がってあげますからね?」
「……ジュード。」
顔中にキスをしながら、ちらりと元メイニーを見る。予想通り顔面蒼白になっていた。余程ショックだったらしい。未練タラタラなのは分かっていたので見せつけるように首筋へ頬ずりしてマーキングする。
「ああ、申し遅れました。私は茉莉のメイニー、ジュード・カーティスと申します。リージョンのグウェイン家リーダー、フィンレー・グウェイン様のバトラーを務めております。」
汚物を見下ろし告げる。こう言う手合いは自分が誰よりも価値があると思っているし、人の物はなんでも欲しがる。特に主人のような人物に繋がるものは喉から手が出るほど欲しいだろう。ジュードの立場は汚物にしてみれば、トップクラスの上流階級に上り詰める為に、どうにかしてでも手に入れたくて堪らないはず。だからその希望をへし折り、叩き落としてやる。
グウェイン家と聞いて汚物は目を剥いた。男たちの手を振り解くと両手を握り合わせ、しなを作り目を潤ませる。
「私ぃ。本当に貴方のことぉ、好きなんですぅ。茉莉ちゃんよりもきっと、貴方を満足させてあげられると思いますぅ。」
「そうですか、では早速満足させて頂きましょう。」
上着の合わせから手を差し込み、銃把を握るとそのまま滑るように抜いた。汚物の額に照準を合わせる。
流れるように銃を向けられ、汚物がポカンと口を開けた。やがて銃口が額に向けられていると気が付いたらしく、ガタガタと震え出す。
「お前が私を満足させられるのは今ここで額を撃ち抜かれるか、二度と私たちの前にその汚らしい顔を見せないかのどちらかだ。」
「あ、あ、あの。」
「さっきから何を言ってもその頭には大鋸屑が詰まっているのか理解出来ないみたいだな?使わない頭なら要らないだろう?」
「!」
「撃てないと思うか?試してみるか?」
本気の殺意を向けると腰が抜けたのか、へたり込んだ。
「これが最後だ。全員殺されたくなかったら二度と顔を見せるな。」
汚物を引きずるようにして男たちが出ていく。その後を女も追いかけ出て行った。
デザート・イーグルをガンホルスターに戻すと、抱き上げていた茉莉を見つめる。どういう仕事をしているか話してはいたが、こんな所を見せたことはない。怯えてはいないかと不安になった。
「……。」
「茉莉?」
「……。」
「茉莉?すみません、怖かったですか?」
怯えられても逃す気はないので諦めて欲しい。瞳を覗き込むと、だんだんと頬が赤らんでいく。不思議に思って首を傾げると両頬を手で包まれた。そのまま、顔中にキスされる。
「かっこいい!ジュード!愛してる!」
「え?」
「いやぁん!すごいドキドキしちゃったぁ!」
きらきらと瞳を輝かせて唇に吸いつかれる。
「私のメイニー、最高!」
どうやら、惚れ直されたらしい。ご褒美とばかりに甘い舌が絡められる。夢中で味わっていると、背後から「おい、会計。」と狗狼の声がした。
「痛い痛い痛い痛い!」
殆ど力は入れていない。大袈裟な喚き声にうんざりする。左腕で抱き込んだ茉莉の頭に頬擦りしながら警告した。
「近寄らないで頂きたい。」
「そんなぁ!私はあなたの番ですぅ!ちゃんと見てくださいぃ!」
聞くに耐えない戯言に殺意が湧く。ぎりっと力を込めて両顳顬を押さえつけた。威圧が漏れだし、女が震え出す。
「や、やめ。」
「お前は私の番ではない。軽々しく口にするな。」
「で、でも。」
「他の雄の匂いが混じり合って鼻が曲がりそうなくらい臭い。とんでもない悪臭だ。何人の雄と情交している?汚らわしい。」
「ひっ!」
「これだけ他の雄の匂いをさせながら私の番だと?ふざけるな。又同じことを口にしたら。」
ぐいっと片手で持ち上げる。
「殺すぞ。」
そのまま力を緩める。どさっと女が床に落ちた。
「ジュード。」
茉莉が首に腕を回し、縋り付いてくる。
「すみません、茉莉。怖がらせましたか?」
「ううん。そんなことないよ。ジュードは?大丈夫?」
「汚物に触って手が汚れました。すぐに洗うか滅菌したいです。」
「ふ、ふふふ。」
真面目に不満を漏らすと茉莉が笑う。可愛らしい笑顔に頬が緩んだ。
「な、なんでぇ。なんで茉莉ちゃんがぁ。」
床にへたり込み、汚物が恨めしげに茉莉を見つめる。その視線すら不快だった。
「茉莉を見るな。話しかけるな。」
睨み付けて脅すと、ビクリと肩が震えて唇を噛んだ。男が二人駆け寄ると両腕を掴み、支えるようにして立たせる。一人がおずおずと話しかけてきた。
「あ、あの。僕たち茉莉に話があって。」
番を呼び捨てにした男を睨みつけるとビクンと固まり青ざめた。
「私にはないから。二度と会いたくないし、話しかけてこないで。あと、別れたんだからいつまでも名前で呼ばないでよ。気色悪い。」
茉莉の言葉で男が元メイニーだと知れた。と言うことはこの汚物が寝取った浮気相手か。
「そんな。別れたからって何もそこまで。」
「……私が嫌なの。婚約者もいるのに何でアンタらと仲良くしなきゃいけないのよ。」
「こ、んやくしゃ?」
「見て分かるでしょ、私のメイニー。ゲレンク-パラも約束してるの。大事な人がいるのにアンタたちとスワッピングする意味が分からないわ。したきゃアンタらだけでしなさいよ。なんで無理強いされなきゃなんないの。」
「……グループ交際?」
聞き慣れないが不快な響きに眉を顰めた。茉莉がちゅっと頬にキスする。
「なんかね、お互い相手は一人って決めなくて複数と付き合うのはどうかって提案されたの。馬鹿馬鹿しくって話もしたくないのに、居座っちゃって。まるで断るこっちがおかしいみたいなこと言うのよ。頭沸いてるんだと思う、この人たち。」
呆れて首を竦めた茉莉の唇に吸い付く。
「それは私の番である茉莉にスワッピングを提案したと言うことですか?」
「……まぁ、ぶっちゃけそんな感じ?」
「へえええ。」
ぶわっと威圧が膨れ上がり、自分でも驚くほどの怒りが渦巻いた。
「茉莉に二度と近づくな。」
元メイニーだけではなく、その場にいる三人も睨みつけて告げる。
「もしまた活動圏に沸いてみろ、容赦しない。」
四人がビクリと固まった。本当は全員今すぐ縊り殺してやりたいが、一応犯罪者ではない一般市民だ。のちのち面倒が増えると自分を抑えた。
「……茉莉ちゃんより、私の方が綺麗で可愛いのにぃ!メイニーにするなら私でしょお!」
汚物が叫ぶ。
「……人の恋人だから欲しいんでしょ?好きでもないくせに、何が。」
呆れた茉莉に汚物が被せた。
「違うもん!一目惚れなんだからぁ!逞しい身体!ストイックな雰囲気!洗練された物腰!そしてその整った顔立ち!どこをどう見ても上流階級の人間じゃない!天蒼じゃ滅多に見かけないハイスペよ?!好きになるに決まってるじゃない!」
汚物が言い返した後、茉莉が腕の中で強張った。
「一目惚れって……。」
「私は一目見て嫌悪しか沸きませんでした。」
すかさず茉莉に答えると、ほっとしたように笑った。一瞬でも茉莉に不安そうな顔をさせた汚物に怒りが湧く。
「茉莉、私が愛しているのは貴方だけですよ。」
唇に吸い付くと、強引に唇を割る。息苦しくなるくらい喉奥まで舌を突き入れ嬲った。一瞬腕の中でもがいた茉莉がすぐに、くったりと身を預ける。唾液を流し込み、飲ませた。くちゅくちゅと水音を立て茉莉の唾液も味わう。やがて唇を離すと、そのまま茉莉を抱き上げた。
「さ、帰りましょう。茉莉。巣に戻ったらいつものように朝まで可愛がってあげますからね?」
「……ジュード。」
顔中にキスをしながら、ちらりと元メイニーを見る。予想通り顔面蒼白になっていた。余程ショックだったらしい。未練タラタラなのは分かっていたので見せつけるように首筋へ頬ずりしてマーキングする。
「ああ、申し遅れました。私は茉莉のメイニー、ジュード・カーティスと申します。リージョンのグウェイン家リーダー、フィンレー・グウェイン様のバトラーを務めております。」
汚物を見下ろし告げる。こう言う手合いは自分が誰よりも価値があると思っているし、人の物はなんでも欲しがる。特に主人のような人物に繋がるものは喉から手が出るほど欲しいだろう。ジュードの立場は汚物にしてみれば、トップクラスの上流階級に上り詰める為に、どうにかしてでも手に入れたくて堪らないはず。だからその希望をへし折り、叩き落としてやる。
グウェイン家と聞いて汚物は目を剥いた。男たちの手を振り解くと両手を握り合わせ、しなを作り目を潤ませる。
「私ぃ。本当に貴方のことぉ、好きなんですぅ。茉莉ちゃんよりもきっと、貴方を満足させてあげられると思いますぅ。」
「そうですか、では早速満足させて頂きましょう。」
上着の合わせから手を差し込み、銃把を握るとそのまま滑るように抜いた。汚物の額に照準を合わせる。
流れるように銃を向けられ、汚物がポカンと口を開けた。やがて銃口が額に向けられていると気が付いたらしく、ガタガタと震え出す。
「お前が私を満足させられるのは今ここで額を撃ち抜かれるか、二度と私たちの前にその汚らしい顔を見せないかのどちらかだ。」
「あ、あ、あの。」
「さっきから何を言ってもその頭には大鋸屑が詰まっているのか理解出来ないみたいだな?使わない頭なら要らないだろう?」
「!」
「撃てないと思うか?試してみるか?」
本気の殺意を向けると腰が抜けたのか、へたり込んだ。
「これが最後だ。全員殺されたくなかったら二度と顔を見せるな。」
汚物を引きずるようにして男たちが出ていく。その後を女も追いかけ出て行った。
デザート・イーグルをガンホルスターに戻すと、抱き上げていた茉莉を見つめる。どういう仕事をしているか話してはいたが、こんな所を見せたことはない。怯えてはいないかと不安になった。
「……。」
「茉莉?」
「……。」
「茉莉?すみません、怖かったですか?」
怯えられても逃す気はないので諦めて欲しい。瞳を覗き込むと、だんだんと頬が赤らんでいく。不思議に思って首を傾げると両頬を手で包まれた。そのまま、顔中にキスされる。
「かっこいい!ジュード!愛してる!」
「え?」
「いやぁん!すごいドキドキしちゃったぁ!」
きらきらと瞳を輝かせて唇に吸いつかれる。
「私のメイニー、最高!」
どうやら、惚れ直されたらしい。ご褒美とばかりに甘い舌が絡められる。夢中で味わっていると、背後から「おい、会計。」と狗狼の声がした。
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