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【番外編1】Gewalttätige sexuelle handlungen
手のかかるメイニー《side ジュード》
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茉莉にプロポーズをし、受け入れてもらったジュードは今も変わらず彪束家が管理するマンションに住んでいる。ツェアシュテールの悲願でもあったヘンディル殲滅を成し遂げたフィンレーとジュードは、グウェイン家から労いとして長期休暇をもぎ取った。これ幸いとジュードは茉莉と愛を育むべく、強引に巣へ引き込み同棲生活を楽しんでいる。
ベッドに降ろされた茉莉に覆い被さったジュードは頭や首、脇に鼻をすり寄せた。陰茎を直撃する濃い匂いにくらくらする。
「茉莉。茉莉。」
スカートの裾から手を這わせ、白く柔らかで、むっちりとした太ももを撫で上げる。吸い付くような肌の感触に夢中になった。
「ジュ、ジュード。嗅がないでってばぁ。」
茉莉が、いやいやと首を振る。より一層匂いが広がってジュードの喉が鳴った。
「無理です。こんな美味しそうな匂い。我慢できません。」
ごくりと唾を飲み込み、茉莉を見下ろす。手は忙しなく、太ももを撫で続ける。
「茉莉、痛くしませんから今日は噛んで良いですか?」
「……ほんと?」
じっとりと見つめてくる茉莉に喉が鳴る。本当は少し痛くした方が好きなのは知っている。入れたまま噛み付くと、とろとろに膣穴が蕩け、締め付け、達するのだ。思い出しただけで唾が溜まった。
「はい。」
「……い、いよ。」
ぷいっとそっぽを向いた茉莉の耳を口に含む。舌を這わせ、耳穴に差し込んだ。時折わざと息を吹き込むと身体がぶるりと震える。抱きしめて、耳だけ執拗にしゃぶっていると、茉莉の唇から吐息が漏れ始めた。段々と荒くなり、身体を捩り出す。
「ジュード、耳ばっかり。」
「ん?耳は嫌でしたか?」
息を吹き込み、れろりと舐めあげる。
「じゃなくて、その。」
「ん?」
「……噛むんじゃなかったの?」
「ああ。もちろん噛みますよ?頸も、肩も、乳首も乳房もね。太もも、お尻、クリトリスも。貴方の全身、歯形を残します。ああ、心配しなくても痛くはしませんよ?」
嘘だ。歯型が残るくらい噛めば痛いに決まっている。だけど茉莉なら。
思った通り、ぽうっと頬を染め茉莉が見上げてきた。唇が開き、ちらちらと桃色の舌が覗く。想像して濡れたのか、一際匂いが濃くなった。もじもじと太ももを擦り合わせているのを見て、うっそりと笑う。
「可愛い、茉莉。」
「ジュード。噛んでもいいから……本当に痛くしないでね。」
分かってますよ、痛くされたいんですよね?
茉莉に被虐趣味があるとは思わなかった。だが、自分に加虐趣味があるとも思わなかった。
ぞくぞくと昂り、陰茎がびくびくと震える。こんなふうに昂ったことなど今まで一度もなかった。
もちろん、傷は付けない。快感を感じる、ぎりぎりの痛みだけ。皮肉なことに、この行為はお互いの信頼関係と、加虐する側が相手を理解し管理出来る能力がなければ成り立たない。難しい愛情表現だ。やりすぎないよう踏みとどまる理性が最も必要になる。
本当に、手のかかるメイニーだ。でも、そこがいい。
「茉莉、愛してます。」
「ジュード……たくさん可愛がって。」
ああ、やっと出会えた愛しい番。君が感じるところまで虐めて嬲って可愛がってあげるよ。
「さあ、茉莉。自分で脱いで見せて。」
ベッドに降ろされた茉莉に覆い被さったジュードは頭や首、脇に鼻をすり寄せた。陰茎を直撃する濃い匂いにくらくらする。
「茉莉。茉莉。」
スカートの裾から手を這わせ、白く柔らかで、むっちりとした太ももを撫で上げる。吸い付くような肌の感触に夢中になった。
「ジュ、ジュード。嗅がないでってばぁ。」
茉莉が、いやいやと首を振る。より一層匂いが広がってジュードの喉が鳴った。
「無理です。こんな美味しそうな匂い。我慢できません。」
ごくりと唾を飲み込み、茉莉を見下ろす。手は忙しなく、太ももを撫で続ける。
「茉莉、痛くしませんから今日は噛んで良いですか?」
「……ほんと?」
じっとりと見つめてくる茉莉に喉が鳴る。本当は少し痛くした方が好きなのは知っている。入れたまま噛み付くと、とろとろに膣穴が蕩け、締め付け、達するのだ。思い出しただけで唾が溜まった。
「はい。」
「……い、いよ。」
ぷいっとそっぽを向いた茉莉の耳を口に含む。舌を這わせ、耳穴に差し込んだ。時折わざと息を吹き込むと身体がぶるりと震える。抱きしめて、耳だけ執拗にしゃぶっていると、茉莉の唇から吐息が漏れ始めた。段々と荒くなり、身体を捩り出す。
「ジュード、耳ばっかり。」
「ん?耳は嫌でしたか?」
息を吹き込み、れろりと舐めあげる。
「じゃなくて、その。」
「ん?」
「……噛むんじゃなかったの?」
「ああ。もちろん噛みますよ?頸も、肩も、乳首も乳房もね。太もも、お尻、クリトリスも。貴方の全身、歯形を残します。ああ、心配しなくても痛くはしませんよ?」
嘘だ。歯型が残るくらい噛めば痛いに決まっている。だけど茉莉なら。
思った通り、ぽうっと頬を染め茉莉が見上げてきた。唇が開き、ちらちらと桃色の舌が覗く。想像して濡れたのか、一際匂いが濃くなった。もじもじと太ももを擦り合わせているのを見て、うっそりと笑う。
「可愛い、茉莉。」
「ジュード。噛んでもいいから……本当に痛くしないでね。」
分かってますよ、痛くされたいんですよね?
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ぞくぞくと昂り、陰茎がびくびくと震える。こんなふうに昂ったことなど今まで一度もなかった。
もちろん、傷は付けない。快感を感じる、ぎりぎりの痛みだけ。皮肉なことに、この行為はお互いの信頼関係と、加虐する側が相手を理解し管理出来る能力がなければ成り立たない。難しい愛情表現だ。やりすぎないよう踏みとどまる理性が最も必要になる。
本当に、手のかかるメイニーだ。でも、そこがいい。
「茉莉、愛してます。」
「ジュード……たくさん可愛がって。」
ああ、やっと出会えた愛しい番。君が感じるところまで虐めて嬲って可愛がってあげるよ。
「さあ、茉莉。自分で脱いで見せて。」
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