【完結】R-18 逃がさないから覚悟して

遥瀬 ひな

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Hauptteil Akt 13

hundertvierundzwanzig

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 リーウェンはニヤニヤと笑いながら機嫌良く報告を聞いていた。どうやら、ユェルンは上手く立ち回ったらしい。

『そうか。アシェル家が介入したか。』
『はい。』
『さすが上客だなぁ。元々付き合いは長かったが、ユェルンを匿ってくれるとは。』
 クツクツと笑う。

 報告によるとツェアシュテールに捕まったユェルンはその後拘束されたが、なんとか監視の目を掻い潜り脱走したらしい。そのままディストリクトへ密入国して上客の一人であるアシェル家に助けを求め、匿われていると言う。

『追手が付くのは分かっていただろうからなぁ。』

 そのまま直接ここに来れば、アゲンツを大勢引き連れて来ることになる。ツェアシュテールですら安易に介入出来ないディストリクトの大富豪に助けを求めたのは良い判断だった。

 椅子をくるりと回し、窓の外を眺める。どこまでも続く青空とたなびく雲。真っ青な海。本拠地であるこの船はリーウェンの肝入りだ。目を付けていた新を客室の一つに閉じ込めてある。ユェルンが戻って来ると分かった今、すぐにでも新を犯したい。

『アラタはどうしている?』
『はい。変わらず、子供から離れません。』
『女のことは聞いてきたか?』
『いえ、我々とは全く話そうとはしません。監視カメラで見る限りでは、子供とは普通に話しています。』
『そうか。子供のことは何か分かったか?』
『いいえ。そう言ったことに関する話は何も。』

 側近はユェルン同様、天蒼の言葉を理解している。録画された監視カメラの映像で身元に繋がる話をしていないか、折を見て確認していたが何も得られるものはなかった。

『まぁいい。見た目だけは確かに上物だったからな。今回のオークションにかけれなくても次がある。』
『はい。』
『それより、アラタだ。そろそろアレで楽しみたい。ムタチオンを打っておけ。』
『畏まりました。』
『ああ、あまり大量には打つなよ?意識が飛んでしまっては面白くないからな。』
『はい。』
『ヒートが来たら、女と共にワレの所へ連れてこい。』
 舌なめずりして笑う。

 ああ、楽しみだ。三日後にはオークション。ユェルンが戻ってくるなら憂いは無くなった。だったらアラタを可愛がってやろう。心ゆくまで。
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