【完結】R-18 逃がさないから覚悟して

遥瀬 ひな

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Hauptteil Akt 9

sechsundachtzig

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 ○由月ゆづき 藍里あいり
 ○18歳(失踪当時)
 ○女性
 ○草食種グラス(純血種)
 ○馬《アハルテケ》

 基本情報の他に、知り得た情報を読みながら篤臣は唸った。調べた女性、由月 藍里は二ヶ月近く前から失踪していた。女とどこで知り合ったのか定かではないが、友人たちには"共通言語を教えてくれる親切な女性と知り合った"と話していたらしい。二人が一緒にいるところを偶然見かけた友人たちが何人かいた。皆"楽しそうに話していた"と言い、あるものは"まるで作り物のようだった"と語り、あるものは"引き込まれそうな美しさだった"と語った。そして全員が"天蒼の人間ではなく、他国から来た人間だと思う"と口を揃えた。

 報告書をぱらりと捲る。若い女性らしく、SNSには写真がたくさん上がっていて、中でも足を強調した写真が多かった。馬は美しい足のものが多いと言われている。彼女も自信があったのか、短い丈のスカートやパンツ姿の投稿が目立った。

 恐らく、足に目をつけられたな。

 小柄な割には、足が長くバランスがいい。全体的に華奢でヘンディルが狙うのも頷けた。補足事項として、直近の投稿でよく見られる靴の情報が上げられていた。顧客は富裕層が多く、若くまだ学生の彼女が通うには些か敷居が高いと言える。実家が資産家と言うほどでもない。何かしらコネがあるのかも知れないと思い、店の情報を見て息を呑んだ。

 その店は、ウルの親友である笹川 新がオーナーを務める靴専門店だった。
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