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Hauptteil Akt 7
vierundsechzig
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Carmに着いた篤臣は、真っ先にウルの元へ向かうとひょいっと抱き上げた。
「え?え?」
「ウルちゃん、お願い。今からちょっとだけ部屋から出ないで。」
「?どしたの?」
びっくりして固まったウルに頬擦りする。
「おい、お前急に何を。」
言いかけた狗狼に振り返って篤臣が被せた。
「深沢、話がある。」
「……何があった。」
睨み付ける狗狼に篤臣が答えようとしたところで、はなが口を挟んだ。
「貴宮くん、ちょっと待ってて。今からお店、閉めるから。新くん、あなた時間ある?ウルと一緒にいてくれない?」
「はい。大丈夫です。」
「じゃ、ウルの部屋で待ってて。」
篤臣がウルを下ろすと、はなに追い立てられ二人は三階へと上がって行った。
狗狼が厨房から出て、店内にいたお客様に頭を下げている。ちょうど帰るところだったと苦笑して帰って行った。
入り口に閉店のプレートを出すと扉に鍵を掛ける。はなと狗狼が戻って来たところで篤臣は口を開いた。声を抑えて簡潔に告げる。
「ヘンディルの側近が天蒼に入ったらしい。」
はなが息を呑む。狗狼から一気に威圧が噴き出した。
「え?え?」
「ウルちゃん、お願い。今からちょっとだけ部屋から出ないで。」
「?どしたの?」
びっくりして固まったウルに頬擦りする。
「おい、お前急に何を。」
言いかけた狗狼に振り返って篤臣が被せた。
「深沢、話がある。」
「……何があった。」
睨み付ける狗狼に篤臣が答えようとしたところで、はなが口を挟んだ。
「貴宮くん、ちょっと待ってて。今からお店、閉めるから。新くん、あなた時間ある?ウルと一緒にいてくれない?」
「はい。大丈夫です。」
「じゃ、ウルの部屋で待ってて。」
篤臣がウルを下ろすと、はなに追い立てられ二人は三階へと上がって行った。
狗狼が厨房から出て、店内にいたお客様に頭を下げている。ちょうど帰るところだったと苦笑して帰って行った。
入り口に閉店のプレートを出すと扉に鍵を掛ける。はなと狗狼が戻って来たところで篤臣は口を開いた。声を抑えて簡潔に告げる。
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はなが息を呑む。狗狼から一気に威圧が噴き出した。
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