【完結】R-18 逃がさないから覚悟して

遥瀬 ひな

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Hauptteil Akt 2

♡neunundzwanzig

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 受話器から聞こえたウルの声。泣き出して「会いたい。」と言われた時、一気に熱が陰茎へと集まった。
 かわいいかわいいウルの泣き顔を想像して、側に居れないことが腹立たしい。

 涙を全部舐め取ってやりたい。あの華奢な身体を膝に乗せ、柔らかそうな唇にキスしたい。白くて丸い頬に噛みつきたい。

 絶対かわいい。泣き顔見たかった。

 スラックスを寛げ、硬くなった陰茎を取り出す。受話器越しとは言え耳に直接響いた泣き声を思い出す。
 既に先走りを溢し、ぬらぬらと光って硬くなったそれは今までにないくらい大きくなっていた。

 泣きじゃくるウル、きっとかわいい。

 これで抱いたら、どんな声を聞かせてくれるだろう。さっきみたいに甘えて泣いて。きっと可愛すぎて手放せない。

 ゆるゆると扱く。ウルの中を想像する。かわいく泣きじゃくるところも想像した。たった今聞いてしまった泣き声。可愛すぎる。

 あー。顔見たい。あの、舌ったらずな声で呼ばれたい。匂い嗅ぎたい。

 我慢せずに手に吐き出す。再会してから篤臣はいつも、ウルで自身を慰めていた。キスどころか手も繋いでない。気付かれないよう匂いを嗅いではいるが、自分でもどうかと思う。でも、ふらふらと引き寄せられるのだ。あの甘い匂い。ずっと嗅いでたい。

「あー。泣き声めちゃくちゃ可愛かった。鼻鳴らしちゃうとこも。可愛い。」
 語彙力が死んでるなと思う。ウルに関しては可愛いか好きか愛してるしか出てこない。

 立ち上がり、バスルームへと向かった。まだ熱は治まりそうにない。夜、電話中に変な気を起こさないようもう少し抜いておくかと馬鹿なことを考えた。

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