【完結】R-18 逃がさないから覚悟して

遥瀬 ひな

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Hauptteil Akt 1

dreizehn

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 ユェルンは鼻歌混じりに栢杠はっこうの街をブラブラと歩いていた。天蒼に来るのは初めてだが、結構好きだなと思う。平和で、のんびりしていて、すごく退屈な国。悪いことなど起きるはずがないし、そもそもそんなこと思いつきもしない。そんな平和ボケした人たちばかりがいる国。

 そんな訳ないじゃない。いつだって落とし穴は、思いがけないところにあるんだから。

 本来、ユェルンが次に訪れる予定にしていたのはディストリクトだった。楽しみにしていたと言うのに、直前で変更を余儀なくされた。どうやら先回りされてるらしいと情報が入ったのだ。仕方なく、目的地を天蒼に変更した。手引きしてくれた人物は好事家で見返りはユェルンにとってどうでも良いものだった。

 せっかく来たんだから。なにか面白いものが見つかるといいわ。

 そんなことをツラツラと考えながら街を歩き、気に入った服や靴、バッグなどを買い漁った。自分を美しく着飾るのは楽しい。気分は上がるし仕事の効率も上がる。自慢の容姿に惹かれるものは後を絶たない。その中から選ぶ行程はいつだって楽しかった。実際今も街行く人たちの視線を次々と集めている。クスクス笑いながら足取り軽くホテルへと向かった。

 さて。明日はどこに行こうかな。
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