クレジットカードを不正利用されました『この社会は弱者に対して世知辛い！』

閑話休題

あれ？

　治療は何故か、今ある歯を温存する方向で進められました。抜かずに済むならその方が良いので、言われるままに毎週治療に通います。しかし症状は変わりません。相変わらず疼痛はあるし、歯茎は少し腫れています。歯の中に薬を詰められるのは変わりません。薬は違うようで匂いや味はありませんが、中を消毒して薬を詰めての繰り返しなのは一緒です。

「次回は噛み合わせの専門とインプラント科の先生を紹介しますね。」
　と言われたツーマ。

　どうも噛み合わせが悪く、今回の歯に負担が掛かって土台となる顎の骨が削れているようだと言われました。ほー、そうだったのかぁと次回の予約をして帰ったツーマ。

　さて、翌週。どんな話が聞けるのかと通院すると、いつも通りの治療がされ何もなかったように「来週詰め物して終わりです。」と言われました。

　あれ？噛み合わせの専門とインプラントは？

「仮歯の詰め物は専門医になりますので、次は私ではない先生にしてもらいますね。」
「あのぅ。」

　結局私は今後どうすればいいの？このまま歯を使い続けていいの？

　改めて聞くと、初診の時と全く同じ説明をされました。あれ？そうじゃなくて。

「インプラントは。」
「今ある歯がいよいよ悪くなってからで良いと思います。」
「いよいよ悪くなるとは？」
「噛めなくなるくらい痛くなってからです。」

　は？そうなの？一年以上前から悪くなってて抜くしかないって言ってたよね？

「歯の根っこは2本あるんですが、1本は石灰化してますので半分は抜くしかないです。でも残りの1本は残していいと思うので。するなら歯を半分残して石灰化している半分を抜くという感じです。そうなるとブリッジ一択なんですよ。やるならインプラントと言うことですが半分は残していい歯なので。そう言う歯は抜くことを勧めないんですよ。」

　なんかよく分からないけど、このまま温存でいいってこと？抜かなきゃいけないって話は？噛み合わせの話は？インプラントは今必要ないってこと？

　よく分からないまま、診察を終わらされたツーマ。

　翌週、とんでもない医者に遭遇します。