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événement principal acte 20 思惑
☆Quatre
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「……ティア……。もっと。」
「っあ、リオさ……ま。ん……。」
くちゅくちゅと水音が響く。
エリオットはティアナを膝に抱き上げていた。向かい合わせに座らせ、柔らかい頬を両手で包み唇を合わせる。
角度を変え、小さくぽってりした唇を何度も啄む。緩く閉じた間に舌を差し入れそっとなぞった。
「んふ、ん。」
「ティア……くち、あけて。」
「っあ。」
ゆっくり開く様を見つめながら、舌を深く差し入れた。歯列をなぞり、舐め上げる。
「ティア、愛してる。」
「ん。」
「あぁ、可愛いな……。」
唇を離し、じっくりと見つめた。クンツァイトの瞳は潤んでちらちらと情欲の色が見える。
今までは嫌悪しか湧かなかったその視線が堪らなく嬉しい。ティアナが自分を欲しがっていると伝わってくる。
そっと腕を回し、抱き寄せるとくったりと凭れてきた。体温が上がったせいかミュゲの香りとティアナ自身の香りが混ざって濃く香る。そっと背中を撫でながら腕の中の柔らかくて暖かい温もりを堪能する。
小さくて脆くて。
「愛してる、ティア。」
「ふふふ。私も。リオ様だけ。」
そう言って胸に頬を当てたまま、すりすりとすり寄せてくる。ぴったりと身体が合わさり、心地いい。
するりと手を腰に下ろす。ぴくりと身体が反応した。
旋毛に口付けを落とすと、また抱きしめる。
「リオ様。」
「ん。」
「私、口付けがこんなに気持ちいいなんて知らなかった。」
「……私もだ。」
「……そうなの?」
「ああ。」
「ふふふ。嬉しい。」
「そうだな。」
「初めて?」
「ああ。」
ティアナがそっと身体を起こし、エリオットを見上げる。きらきら輝くクンツァイトの瞳。エリオットがこの世界で一番好ましく感じる宝石。
「リオ様……。私、お願いがあるの。」
「ああ。」
「リオ様とずっと。ずっと離れずにいたいの。」
お前がそれを望むなら。
愛してる、ティア。
決して離さない。
やっと。やっと私のところに堕ちてきた。
「っあ、リオさ……ま。ん……。」
くちゅくちゅと水音が響く。
エリオットはティアナを膝に抱き上げていた。向かい合わせに座らせ、柔らかい頬を両手で包み唇を合わせる。
角度を変え、小さくぽってりした唇を何度も啄む。緩く閉じた間に舌を差し入れそっとなぞった。
「んふ、ん。」
「ティア……くち、あけて。」
「っあ。」
ゆっくり開く様を見つめながら、舌を深く差し入れた。歯列をなぞり、舐め上げる。
「ティア、愛してる。」
「ん。」
「あぁ、可愛いな……。」
唇を離し、じっくりと見つめた。クンツァイトの瞳は潤んでちらちらと情欲の色が見える。
今までは嫌悪しか湧かなかったその視線が堪らなく嬉しい。ティアナが自分を欲しがっていると伝わってくる。
そっと腕を回し、抱き寄せるとくったりと凭れてきた。体温が上がったせいかミュゲの香りとティアナ自身の香りが混ざって濃く香る。そっと背中を撫でながら腕の中の柔らかくて暖かい温もりを堪能する。
小さくて脆くて。
「愛してる、ティア。」
「ふふふ。私も。リオ様だけ。」
そう言って胸に頬を当てたまま、すりすりとすり寄せてくる。ぴったりと身体が合わさり、心地いい。
するりと手を腰に下ろす。ぴくりと身体が反応した。
旋毛に口付けを落とすと、また抱きしめる。
「リオ様。」
「ん。」
「私、口付けがこんなに気持ちいいなんて知らなかった。」
「……私もだ。」
「……そうなの?」
「ああ。」
「ふふふ。嬉しい。」
「そうだな。」
「初めて?」
「ああ。」
ティアナがそっと身体を起こし、エリオットを見上げる。きらきら輝くクンツァイトの瞳。エリオットがこの世界で一番好ましく感じる宝石。
「リオ様……。私、お願いがあるの。」
「ああ。」
「リオ様とずっと。ずっと離れずにいたいの。」
お前がそれを望むなら。
愛してる、ティア。
決して離さない。
やっと。やっと私のところに堕ちてきた。
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