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interlude acte Veuxーtu m’épouser ?
求婚
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「ティアナ。私の妻となり、生涯共に在ると誓って欲しい。」
「はい。貴方の妻となり、生涯離れないと誓います。」
エリオットがティアナの大好きなラーレの花束を手渡す。嬉しそうに両手で受け取ると、抱きしめた。
そっとティアナの左手を持ち上げ、薬指に金のリングを通す。予定通り出来上がった婚約指輪の出来は満足のいくもので、もう一度改めてプロポーズをする為にとエリオットがデザインして用意したものだった。
センターストーンにペリドットを使ったのは何故なのか、聞かれたら話そうとは思っていたがティアナは初めて会った時から気が付いていたと言う。
初対面の時は単純に興味で、やがてそれは好意へと変わり、いつしか愛へと変わった。今では会う度に気持ちが沸き立つのだから言わずとも知れたと言える。
尤も、ティアナ以外に視線が向くと途端に失われるので相変わらず知るものは少ない。
一緒にクンツァイトのピアスをオーダーしていたエリオットは、プロポーズをする前から既に身につけていた。剣や弓を握り、徒手空拳で戦うこともある騎士に指輪は向かない。ペンダントは動きや視界を邪魔するのでピアスにした。自分からは見えないが人からは良く見える。愛する婚約者の色は付けているだけで心が満たされるし見たものへの牽制にもなるだろう。明らかにエリオットではなくティアナの色なのだから。
婚約指輪が嵌められた左手の甲に口付けを落とす。
「ずっと、着けていて欲しい。」
「はい。外しません。」
にっこりと微笑んだティアナの瞳が涙で梳る。
「愛してる。」
「私も、私も愛しています。」
嬉し涙を流すティアナの頬をそっと包むと額に口付けを落とし、優しく抱きしめた。
「はい。貴方の妻となり、生涯離れないと誓います。」
エリオットがティアナの大好きなラーレの花束を手渡す。嬉しそうに両手で受け取ると、抱きしめた。
そっとティアナの左手を持ち上げ、薬指に金のリングを通す。予定通り出来上がった婚約指輪の出来は満足のいくもので、もう一度改めてプロポーズをする為にとエリオットがデザインして用意したものだった。
センターストーンにペリドットを使ったのは何故なのか、聞かれたら話そうとは思っていたがティアナは初めて会った時から気が付いていたと言う。
初対面の時は単純に興味で、やがてそれは好意へと変わり、いつしか愛へと変わった。今では会う度に気持ちが沸き立つのだから言わずとも知れたと言える。
尤も、ティアナ以外に視線が向くと途端に失われるので相変わらず知るものは少ない。
一緒にクンツァイトのピアスをオーダーしていたエリオットは、プロポーズをする前から既に身につけていた。剣や弓を握り、徒手空拳で戦うこともある騎士に指輪は向かない。ペンダントは動きや視界を邪魔するのでピアスにした。自分からは見えないが人からは良く見える。愛する婚約者の色は付けているだけで心が満たされるし見たものへの牽制にもなるだろう。明らかにエリオットではなくティアナの色なのだから。
婚約指輪が嵌められた左手の甲に口付けを落とす。
「ずっと、着けていて欲しい。」
「はい。外しません。」
にっこりと微笑んだティアナの瞳が涙で梳る。
「愛してる。」
「私も、私も愛しています。」
嬉し涙を流すティアナの頬をそっと包むと額に口付けを落とし、優しく抱きしめた。
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