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événement principal acte 6 comté de Argan前編
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翌日、快晴。
エリオットは騎士服に身を包んだ。ダブルブレストとブリーチズは純白で縁とライン、ボタンは金で纏められていた。掛けられたマントは薄緑。遠吠えをする狼の横顔が大きく白色で刺繍されている。
狼はアーガン伯爵家の家紋である。
髪はいつも左肩から前に流して結んでいたが、今日は高い位置で結び、同じく薄緑の飾り紐で結えた。
腰には愛剣を佩く。
全ての準備が整うと、馬車に乗り込み領都中央広場へと向かった。
騎乗した騎士たちが馬車の周囲をぐるりと囲み進む姿は圧巻で、街道沿いから広場まで沢山の領民が押し寄せる。
披露目を兼ねているので今日はカーテンを開けていた。
窓から覗く秀麗な新領主に皆手を振る。
歓声や拍手が割れんばかりに響く。
程なくして仮設のステージ脇に馬車が停まった。
騎乗していた騎士たちは一斉に降り、群衆と馬車の間を遮るように整列する。
馬たちは広場に控えていた馬丁たちが引き取り、速やかに去っていった。
馬車からベントリーが降り、深く腰を折る中エリオットが姿を現した。
その瞬間水を打ったような静けさが広場に落ち、再び歓声と拍手が広がった。
エリオットは騎士服に身を包んだ。ダブルブレストとブリーチズは純白で縁とライン、ボタンは金で纏められていた。掛けられたマントは薄緑。遠吠えをする狼の横顔が大きく白色で刺繍されている。
狼はアーガン伯爵家の家紋である。
髪はいつも左肩から前に流して結んでいたが、今日は高い位置で結び、同じく薄緑の飾り紐で結えた。
腰には愛剣を佩く。
全ての準備が整うと、馬車に乗り込み領都中央広場へと向かった。
騎乗した騎士たちが馬車の周囲をぐるりと囲み進む姿は圧巻で、街道沿いから広場まで沢山の領民が押し寄せる。
披露目を兼ねているので今日はカーテンを開けていた。
窓から覗く秀麗な新領主に皆手を振る。
歓声や拍手が割れんばかりに響く。
程なくして仮設のステージ脇に馬車が停まった。
騎乗していた騎士たちは一斉に降り、群衆と馬車の間を遮るように整列する。
馬たちは広場に控えていた馬丁たちが引き取り、速やかに去っていった。
馬車からベントリーが降り、深く腰を折る中エリオットが姿を現した。
その瞬間水を打ったような静けさが広場に落ち、再び歓声と拍手が広がった。
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